佐賀県医師会定例総会、特別講演：

平成20年6月28日土、佐賀市医師会成人病予防センターにて開催され、院長が出席しました。竹嶋康弘日本医師会副会長による特別講演、平成20年度診療報酬改定の経緯と今後の課題、がありました。

第9回九州前立腺癌講演会：

平成20年6月14日土、福岡市シーホークホテルにて開催され、泌尿器科いまりクリニックから副院長が参加しました。

報告待ち

第1回佐賀前立腺排尿障害研究会：

平成20年6月11日水、佐賀市ホテルニューオータニにて開催され、泌尿器科いまりクリニックから副院長が参加しました。原三信病院泌尿器科部長、武井実根雄先生による特別講演、BPH male LUTSにおける最近の話題、がありました。

報告待ち

泌尿器科いまりクリニック開院記念会・泌尿器科いまりクリニック院内勉強会,6月分：

平成20年6月8日伊万里市、上田にて院長の招待で開催し職員48人が参加しました。会場では会に先立ち、中外製薬人財開発部、友澤真也副部長による、講演：接遇についてが有りました。札偶についての講演はたいへん興味深く話も楽しいものでしたが、宴会の時間が迫っていたので、時間が少なくて残念でした。宴会は大勢でしたので、多いに盛り上がりました。

今年も無事に開院記念会が出来ましたことに感謝。

伊万里有田地区医師会総会：

平成20年5月30日伊万里市迎賓館にて開催され、泌尿器科いまりクリニックから院長、副院長が参加しました。新年度の役員改選の承認と、県医師会会長方のご挨拶が有りました。

佐賀泌尿器科講演会：間質性膀胱炎

平成20年5月29日木、佐賀市マリトピアにて懇話会とファイザー製薬の共催で開催され、泌尿器科いまりクリニックから院長が参加しました。一般講演「当院における間質性膀胱炎治療の経験」医療法人南里泌尿器科医院副院長　南里正晴先生と ◇特別講演「ＩＣ（間質性膀胱炎）とＯＡＢとの違い」 京都市立病院泌尿器科部長　上田朋宏先生がありました。

上田朋宏先生によると間質性膀胱炎は血管新生による膀胱粘膜の潰瘍が主体の病変ということでした。アメリカの泌尿器科医は膀胱水圧拡張術を1回行うと、1万5千ドル、つまり200万円ぐらいをもらえるということでした。そのために医療費の安い日本へ自費でも良いからアメリカから患者が飛行機で来た。そのことが最大の衝撃でした。間質性膀胱炎の専門医は患者の症状で診断し、一版泌尿器科医は膀胱鏡で診断し、患者は自分でHPを診たりして自己診断している。

第21回老人泌尿器科学会：

平成20年5月24日〜25日（土・日）北九州市小倉区の北九州国際会議場で開催され、泌尿器科いまりクリニックから看護婦が5人1泊で参加しました。残念ながら当日は佐賀市で佐賀泌尿器科懇話会があったので、院長は参加出来ませんでした。以下に代表の看護師川原奈美子君の報告の一部を載せます。

今回の老年泌尿器科学会に参加して
初めての学会で、いろんな職種からの視点でいろんな疑問に研究を重ねてあった。日常的に疑問に思わないことでも、初めてする人にとっては疑問だらけなこと。看護師は、一般的な考え方、それぞれの年代の考え方や人それぞれの価値観に共感し一緒に悩んで解決して行けたらいいと思いました。私たちに身近なトイレの歴史についても学びました。食べることと寝ることと同じぐらい大事な排泄は私たちにとってはしっかり理解しておく必要があると感じました。汚いイメージが強いトイレは今日では変わりつつあるなと話しを聞きながら感じました。今のトイレはウォシュレットが当たり前ですが、昔の人は苦労を重ねてウォシュレットを作っており今ある便利な機能をしっかり患者さんに活用していこうと思います。

佐賀県泌尿器科懇話会：

平成20年5月24日土、佐賀市医師会成人病予防センターにて開催され、泌尿器科いまりクリニックから院長、副院長が参加しました。一般講演4題と 、特別講演「今病院で何が起こっているか？　新たな地域医療計画と泌尿器科」 国立病院機構九州医療センター泌尿器科部長　井口厚司先生、特別講演「前立腺癌検診は有効か」佐賀大学医学部泌尿器科教授、魚住二郎先生がありました。

二次会は佐賀市ポットベリーで行われました。

当院厨房から：玄米味噌について

　今回は、当院で毎日のお食事に使っています「味噌」についてご紹介させて頂きたいと思います。

　当院のお食事に使っていますお味噌は、通常の白味噌の他、地元伊万里のお米(玄米)を用いて、伊万里市大坪町にあります山口麹屋さんに特別に作ってもらいました玄米味噌です。精米で失われてしまう「ぬか」の部分にはお米が発芽するのに重要なたんぱく質や脂質、ミネラル、ビタミン類が沢山含まれています。栄養豊かな玄米を麹にして、これに大豆(国産)と天然塩を加えてつくられたのが玄米味噌です。伊万里のお米を使っておりますので安心してお召し上がり頂けるものと思います。

医師会学術講演会：日本の医療崩壊、再生への処方箋

平成20年5月15日金、佐賀市医師会成人病予防センターにて開催され、泌尿器科いまりクリニックから院長が参加しました。埼玉県済生会栗橋病院、本田宏副院長による特別講演があり、多いに勉強しました。以下に要旨を書きます。私が書いたものよりも本田医師ご自身が書かれたものを以下に貼り付けます。医療制度研究会那須フォーラム講演「ALL JAPAN 日本医療再生に向けて」、医療制度研究会のHPから。http://www.iryoseido.com/slide/002.html

日本の医療は費用の割に健康達成度は高く、WHOから世界一の御墨付きをえているが、日本の医療費は、GDP当たりで比較すると世界18位でG7中で6位。日本の医療費30兆円は 2000年の携帯電話とパソコンの売り上げ26兆円、葬儀関連産業15兆、海外旅行等レジャー費用72兆、公的年金33兆、公共事業50兆、1992年のパチンコ売り上げ30兆円と比較しても決して高くはない。一方信じがたいが、日本の公共事業費はG７中で他の6ヶ国の合計よりも多い。

　もし日本の医療費支出をGDP比で米国並の13.0％にすれば54.1兆円、ドイツ並の10.3％でも42.9兆円になり医療費不足は一気に解消する。
　米国の保険会社AIUのパンフレットによると、米国私立病院で急性虫垂炎の手術を受けると1泊2日入院で料金は240万円、済生会栗橋病院は7泊8日で34万6千円、北京やソウルよりも安い。今回全国の特定機能病院で導入されたDPC別の診療報酬支払い制度では胃癌手術費用が30日間入院で 200万円程度だから、日本の物価水準を考慮すれば、これで米国並の医療レベルを達成することは不可能だ。

　日本の超低医療費は厚生省の中央社会保険医療協議会（中医協）によって抑制され続けてきたが、さらに昨春国民皆保険制度始まって以来のマイナス改定が行なわれた。中医協メンバーで診療側委員の絶対数は少ない上に、大学や病院代表はもちろん、看護師、そして患者代表が一人もメンバーに含まれていない。その結果多くの病院は赤字経営を余儀無くされ、一方メーカーは黒字続きというここでも企業優先の医療経済を実現した。

　今以上の医療費削減を目論んで、厚労省や御用学者は日本の入院ベッドの多さと長期入院を問題視するが、1999年のOECDデータでは人口1000人当り日本のベッド数は16.4床で米国の3.6床と比較すると多いものの、米国のベッド数には日本では含まれる療養・老健等いわゆる福祉部門のベッドは算入されておらず、米国の入院期間にはナーシングホーム等を含めていない等の問題があり、これらのデータの再検証が不可欠だ。また医師数に関しても1999年OECDデータで人口1000人当り1位のイタリアが5.9人、4位のドイツは3.5人、19位の米国が2.8人に対し日本は1.9人で世界25位。しかし厚労省は将来医師過剰と試算し、医学部定員の削減を進めている。「人は誰でも間違える」という世界の常識からも、医療の安全と質を確保するためには、コストとマンパワーの見直しが必要最低条件だ。

　経済学者の宇沢弘文氏は「日本は戦後復興をばねに驚異的な経済成長を遂げ、先進国の仲間入りをはたし明治以来の夢を実現したが、美しい自然は失い、日本の地域社会は無残にも崩壊した。地元が「もういらない」と言っても国民の税金を費やして、強権発動でダムや堤防を無理やり押しつける「人間不在」の政治、行政の論理がまかり通っている。その結果、国と地方を合わせて666兆円に及ぶ何十年にもわたる莫大な負債を、子供達に悲惨にもおしつけている。今こそすべての人々が豊かな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、魅力ある社会を持続的、安定的に維持することを可能にするように教育や医療を始め、社会制度、自然環境、道路などの社会的共通資本を”社会的装置”として整備すべきである・・・」と日本の現状を憂いている。またニューヨーク市立大学大学院教授の霍見芳浩氏も「日本はデモクラシーを装っているが、その実態は国家が国民から収奪して、一部の人間が私腹を肥やすクリプトクラシー（収奪、盗賊）政治体制だ」と米国政府内部で囁かれていたと警告し、これからの日本は「医食住足りて礼節を知る国」を目指すべきと提言した。

　今まさに日本は江戸幕府末期に匹敵する混沌とした時代を向かえている。古い中国の諺に「小医は身体を医し、中医は人を医し、大医は国と社会を医す」があるという。ここにいたっても私達医療関係者が「まさかお上が・・・」や、「わかってはいるけれど・・・」等と政治や社会の在り方に無関心なままでは、21世紀に日本が真の民主主義国家になることは不可能だ。一人一人が行動を起こす勇気をもたないと、医療のみでなく日本そのものが沈没する。

第96会日本泌尿器科学会総会

平成20年4月25日金、横浜市パシフィコ横浜にて開催され、泌尿器科いまりクリニックから院長が参加しました。盛りだくさんの内容が有り、今回は学会場から離れずに詰めて出席し、多いに勉強しました。拝聴した主な講演としては卒後教育プログラム：女性骨盤の解剖と骨盤臓器脱の手術療法、シンポジウム：尿路結石の病態から診た最新の再発予防法、ケーススタディ4：女性泌尿器科疾患の診断におけるpitfall、ケーススタディ5：精巣腫瘍、指導医教育企画：医療事故を紛争化させないためにー弁護士の立場から、シンポジウム13：臨床病期Ｃ前立腺癌の治療戦略、一般演題では、泌尿器科領域医学雑誌における更新バイアス、判例に見る近年の医療訴訟における説明義務違反の傾向、などでした。

女性骨盤の解剖と骨盤臓器脱の手術療法では、女性骨盤の詳細な解剖とハンモック構造、TVM手術術式のビデオの供覧が有りました。

女性泌尿器科疾患の診断におけるpitfalでは、膀胱瘤が有ることを見逃し、長年薬だけで尿失禁の治療を行っていた例、小児のMuller管やウオルフ管由来臓器の発育異常、難治性の間質性膀胱炎、サラサラ帯下と尿失禁の区別など。

医療事故を紛争化させないために医療側の弁護活動を続けている女性弁護士さんから、詳しいアドバイスが有った。特にミスを起こしたナースも、被害を受けた患者も忙しい中で守る婦長という話が印象的でした。

医師会学術講演会：ARB vs ACE-I学術講演会

平成20年4月24日木、佐賀市ホテルニューオータニにて開催され、泌尿器科いまりクリニックから院長が参加しました。 広島大学心臓血管生理医学、東幸仁准教授による特別講演、高血圧と大規模臨床試験、がありました。

第25回長光園創立記念式典：

平成20年4月12日土、佐賀市ルネッサンスホテル創世にて開催され、泌尿器科いまりクリニックから院長が参加しました。佐賀市の肢体不自由者 養護施設・社会福祉法人長光園 （佐賀市兵庫町：田口一樹　園長）の標語は、生きてきて良かった、です。身障者に温かい気持ちで接していることがよくわかる施設です。田口園長は次のように話しておられました。

このような式典を高級ホテルなどの場所で行い、身障者も着飾って参加することは、必要なことです。身障者は身内や自分の結婚式も出ることは無かった。年に1回くらいは着飾って、ハレの場に望むようにしましょう。宴会や演奏会、式典などほとんど経験しましたが、今まで行っていなかったことが有りました。それは芸者さんと遊ぶことでしたので、今日は嬉野温泉から芸者さんをお呼びしました。

嬉野温泉から3人の芸者さんが来場し、三味線を弾く85歳のとてもお元気な芸者さんが演奏して、歌と踊りで大盛会でした。ジャズバンドのスカイラークの皆さんも来場して、ジャズ演奏も有りました。佐賀医大出身でそれぞれ第一線でご活躍中の、横浜市民病院の立川君、東京都立東部療養センターの益山君も遠路はるばる来場して思い出話が始まりました。

院内花見会と歓送迎会：

平成20年4月8日勉強会の後で、伊万里市上田にて開催され、40数人が参加し、盛会でした。歓迎される方は事務長中村さんと、用務の末安さん、栄養士の小野さん、看護婦の犬山さんで、送別される方は看護婦の境さんでした。さらに会の途中で中村さんと末安さんを紹介してくれた町村さんも飛び入りで参加され、多いに盛り上がり、4次会まで行きました。

泌尿器科いまりクリニック院内勉強会4月分：細菌性食中毒について

平成20年4月8日院内で開催され、今回は厨房が担当で、食中毒について微生物による食中毒について症状・診断・治療など一般的な基本事項を説明しました。

写真は泌尿器科いまりクリニックの玄関前に今日咲いていた桜です。

バスの中で忘れたiPodが戻ってきました：

平成20年4月5日泌尿器科いまりクリニックの近くの伊万里市大川内小学校前から乗ったバスの中に、職員がiPodを忘れてしまいました。諦めていましたが西肥バスの伊万里営業所に電話をかけると、ちゃんと届いていました。誰かが拾って届けてくれたものでした。ありがたいことです。さすがに伊万里はまだちゃんと美風が生きておりました。感謝。