医院からのお知らせ・日誌・出来事 (平成 18年度4-6月)
いまりクリニックに働く職員による、職員のための日誌、研究会報告などです

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伊万里有田地区医師会学術講演会:

平成18年6月30日伊万里市迎賓館にて開催され、院長、副院長以下職員26人が参加し勉強しました。今回は薬剤師会の主催で、九州大学泌尿器科、関成人講師による特別講演:過活動膀胱の病態と治療、がありました。院長が特別講演の座長をしましたので、泌尿器科いまりクリニックの職員が大勢参加しました。

職員からの開院12周年の贈り物:

平成18年6月30日新しい冷蔵庫が届きました。医局の冷蔵庫がついに故障しましたが、職員から開院12周年の記念にと新しい冷蔵庫が届きました。ありがとうございます。感謝。

佐賀県医師会学術講演会:

平成18年6月29日、佐賀泌尿器科地方会、佐賀泌尿器科懇話会と佐賀県医師会、キッセイ薬品工業と第一製薬株式会社の共催で佐賀市マリトピアで開催され、副院長が出席しました。最近泌尿器科の疾患に対する新薬が集種類開発され、それに因んだ講演会が多く開催されています。選択的α‐1A遮断薬ユリーフの紹介と、山梨大学泌尿器科、武田正之教授による特別講演:BPH/LUTS:前立腺肥大症の新しい概念と治療法、がありました。

高原医師会長慰労会:

平成18年6月23日伊万里市迎賓館にて開催され、院長、副院長が参加しました。伊万里有田地区医師会会長を3期6年間されて、ご苦労様でしたとの慰労会で、41人の参加が在りました。医療費抑制などの厳しい情勢の中で、県医師会との会合に何度もお出かけになったり、医師会立看護学校の校長としての職務もたいへんでしたろうと存じます。

サッカーワールドカップドイツ大会:

平成18年6月22日ブラジルに4-1で負けて、日本代表にとってのドイツ大会は終わりました。非常に残念でした。

院長による講演:

平成18年6月20日武雄市、先週に引き続いて、株式会社アトル、武雄支店(園田俊美、支店長)にて、アトルの職員さんと株式会社ツムラ佐賀営業所(梅田浩吉、所長)のMRの方たちに、過活動膀胱について院長が講演しました。 マックibookを持参して、プロジェクターで過活動膀胱の症状と排尿困難、頻尿、尿失禁の排尿異常の診察と検査、治療法 について述べま した。講演後に質問が2個ありました。その後佐賀市の寿司屋しま達にて会食しました。

院長による講演:

平成18年6月14日武雄市、株式会社アトル、武雄支店(園田俊美、支店長)にて、アトルの職員さんとキョーリン製薬株式会社、久留米営業所(矢本俊幸、所長)のMRの方たちに、膀胱機能とその異常、過活動膀胱などに ついて院長が講演しました。 マックibookを持参して、膀胱の解剖・生理、正常排尿の機構と神経支配、排尿異常の症状として排尿困難、頻尿、尿失禁の排尿異常の診察と検査、治療法 について述べま した。講演後に質問が数個ありました。その後武雄の割烹のだやにて会食しました。

院内勉強会、6月分:院長も老人泌尿器科学会で考えた

平成18年6月13日院内で、職員勉強会として、院長が講演しました。去年の老人泌尿器科に行って考えた事、そして、それに基づいてこの1年間職員に講義をしたこと、その意図について話しました。これからも高齢者が増えているので、 各地で排泄ケア専門員の養成が盛んです。そして、全国で 尿失禁ナースが増えてきた、さらには会社まで作っている。この現状からは 泌尿器科専門医院として地域に貢献する必要が考えられ、そのためには患者診療だけでなく、排泄専門のナースを育てる必要がある。そこで、まず自院のナースから育てる事をはじめる。そのためにこの1年間がんばってきました。これからは伊万里全体のナースを育てましょう。そこで、いきなりがんばるのは無理でも、少しずつやってゆきましょう。

泌尿器科専門ナースとして、以下のことが 一人で出来るようになりましょう。
留置カテーテルの管理
   カテの種類、挿入、固定、洗浄、局所の清浄
自己導尿の指導
   消毒薬、清潔操作
尿失禁の見方と治療法
ストーマ・ケア
腎瘻・膀胱瘻のケア
オムツ、装具、ストーマ用品、集尿器などの広い知識がある

日本老人泌尿器科学会:

平成18年6月9日から10日、東京都、都市センターにて開催され、泌尿器科いまりクリニックから院長以下看護婦、クラークら4人が出席して、勉強しました。今回初めて看護婦で、尿失禁専門ナース、コンチネントアドバイザーである市丸氏が会長になりました。今までは学会を開催する会長は医師が行っていました。

前回老人泌尿器科に行って院長も考えました。伊万里地区でも排泄専門指導ナースや看護職の方を育てようと。そしてそれに従って1年間まずは泌尿器科いまりクリニックの看護婦、職員を講義して、指導してきました。今回も同じように考えさらに推進しようと思いました。いずれ機が熟したら、伊万里地区の排泄専門員の養成をしましょう。

 研修報告書 

18年6月10日(土)

第19回 日本老年泌尿器科学会     東京都市センターホテルにて

准看護師 東谷 大輔

 神経因性膀胱の主な原因疾患として、脳・脊椎血管障害や外傷性脊髄性損傷、二分脊髄、DMなどがある。また、脳疾患の一種で最近増加しているパーキンソン病でも神経因性膀胱にはなりやすい。尿は膀胱と尿道がうまく働いて排泄される。これらを働かせるためには、命令を伝える神経がしっかりしていないとうまく働かない。そのため、上記のような疾患がある場合、尿失禁や尿閉などを起こし重度になると尿路感染症や腎機能障害など引き起こす。また、今回の講演にて脊髄損傷の方が腎不全発症の危険性が一般人の約3.5倍ということがわかった。

 尿路感染や腎機能障害の予防として腹圧排尿や叩打排尿、間欠自己導尿、抗コリン剤やα1遮断薬などの薬物療法などがある。

 薬物療法は長期にわたることが多いので副作用についてきちんと説明し十分注意する必要がある。また、患者の生活の質(QOL)を重視し、治療に関わっていかなければならないことがわかった。

准看護師  吉原多枝子

       テーマ[生活から排泄障害を考える]

今回の発表の中で、神経因性膀胱の基礎から応用までということで適切な尿路管理をおこなうことが大切であり生涯にわたって継続することが蓑望ましい。まず、原因疾患の病態について熟知する。原疾患として・・・中枢性  脳血管障害、パーキンソン病  脊髄  脊髄損傷、多発性硬化症、二分脊椎、末梢性  糖尿病、骨盤内臓器術後がある。

治療していく上で患者、家族の十分な理解を得、また患者の生活環境を知り、情報を十分に把握することが必要である。そのうえで尿流動態検査を避けてはならない。また他の診療科との連携をはかることも必要である。当院でも神経因性膀胱の患者さんは多く通院または入院したりされており、今回学んだことを取り入れ今後の看護に役立てて行きたい。又、CICについても多くの取り組みがされており、患者さん、その家族がいろんな問題をかかえながらCICをおこなっていく為の手助けをされてました。まだまだたくさんの課題がのこされていることを痛感しました。今回排泄障害ということでさけられない問題であり、排尿、排便に関する個々の課題だとおもいました。入院患者さんの排泄管理に十分の配慮を持ちこれからも看護に携わっていきたいと思いました。

研修報告書 

職種名 外来クラーク 野中 直実

平成 18年 6月 10日 東京都市センターホテル

清潔間歇自己導尿(CIC)導入時の問題

演者 長崎大学医学部付属病院 他

 高齢になるとADLの低下・理解力不足により、CICの受け入れ不良がみられる。女性では尿道口の確認が難しいとういう要因もある。

    ?      ?

患者個別の指導が必要・ ・ ・導尿時の体位工夫・器具の選択、検討

               外尿道口の確認の練習

               介助者へのCIC指導

               再指導等必要な場合「CIC教育入院」で対処、 

                             チェックする

他発表にて、高齢者への指導時の工夫として

   患者、介護者共の高齢化しており、手技の習得に時間を要する為

   高齢者向けのパンフレット作成をし指導

    絵・写真を用い、大きな文字で。?患者…言葉だけよりわかりやすい

                    Ns…指導しやすい

  • 神経因性膀胱患者との関わりについて…

役割「適切な排尿管理を障害にわたって継続する」

    • 原疾患の知識をもつ→脊損、二分脊椎、神経障害などの患者の疾患について熟知していれば少しの変化に対応できる
    • 尿路管理の重要性について、患者・家族の理解を得る
    • ?と思えば迷わず検査…尿流動検査を繰り返すことをためらわない
    • 患者の生活環境など十分に把握する(介護者も)
    • 専門・非専門の区別をつけ、他の診療科との連携をはかる
当院でもCIC指導を行っています。導入時はパンフを用いていますが、自宅ではスムーズに行われているか、手洗い、カテーテルの取り扱い等受信時にゆっくり聞くように心掛けたいものです。病気とずっと一緒の患者に対し、少しでもよきアドバイス・看護ができるように勉強しなければと感じました。 

第53回佐賀県泌尿器科懇話会:

平成18年6月3日(土)佐賀市ホテルニューオータニにて開催され、院長、副院長が参加しました。一般演題が7題あり、特別講演として、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス先端医療創生化学講座泌尿器科学教授金山博臣先生による、 腎癌の遺伝子発現プロファイルと分子標的治療、がありました。出席は38人でした。新たに開院された井上道朗院長も出席し、自己紹介しました。学会後にはホテルニューオータニで懇親会があり、二次会のバーポットベリーまで盛会でした。翌日は、若木ゴルフクラブにてコンペを行いました。今回のゴルフからはワンオンしないでもペナルティーはなくなりました。今回も院長が事務一般と会場受付、二次会とゴルフのお世話を行いました。

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伊万里市医師会研修会:障害者自立支援法での主治医意見書の書き方

平成18年5月31日伊万里市医師会館にて開催され、院長、副院長が参加しました。今年10月からの障害者自立支援法の施行に伴う、主治医意見書を書き方についての講義が在りました。以前から長光園でお世話になっていた、長光園の宮崎一哉氏が講師となって来伊されました。障害者が介護保険によって介護を受ける時や介護施設を利用する際の、等級を決定するための大切な指標になるようです。

佐賀県保険医協会医療スタッフ研修会:

平成18年5月30日佐賀市アバンセホールにて開催され、院長が参加しました。社員教育インストラクターの中川貴美子氏による講演:患者接遇の基本、が有り最前列で2時間勉強しました。広い会場は佐賀県から集合した医療機関の看護婦、事務や受付の方々でほぼ満員の盛況で、聞こうとする熱気があふれた講演会でした。以下にその時の要旨を書きます。

接客は客との対応で、接遇は自分以外のすべての人との対応を意味する。最近は企業で顧客満足:CS Customer satisfuctionの必要が言われている。 良いCSのためには良い接遇が必要である。接遇の良くない三大業種は、役所窓口、タクシー、病院。逆に接遇の良い三大業種は、デパート、ホテル、ガソリンスタンドである。地域の住民に選ばれる病院は口コミによることが多い。口コミには第1印象が重要。第1印象が良いか悪いかで大いに違う。長く付き合って判ると言うことでなく、初めの一回の、最初で最後の機会しかないかもしれない。第1印象が悪ければ実際がどんなに良い人でも評価されない。サービス業としては第1印象を良くすることは当然。第1印象を良くするには、まず初めに表情を明るく、身だしなみを清潔にする。身だしなみを清潔にするにはまず髪形をきちんとする。髪形がきちんとなっているのはツヤが在って、手入れが良くされていると言う印象を与えること。次に、動作をきびきびする。そして、次に、話し方ははきはきした声で。最後に話す内容が問われる。

患者心理としては、とても不安が強い。医療者に遠慮する。不安を解消するプロの技術として、黙って行動しないで、言葉と動作を連動させる。黙って処置や診察をしない。前もって伝えられる情報は伝えておく。待ち時間がいつまでとか、適切な案内をする。相手と正対して応対する。体が向けない時は、必ず目線を合わせる。

頼まれたことに応えるだけでは、プロではない。頼まれたことの裏に在る願いを読んで行動するのがプロ。接遇のプロになろう。

院長による講演:

平成18年5月25日長崎市、キッセイ薬品工業株式会社、長崎営業所(勝家利明、所長)にて、所長さんと営業のMRの方たちに、膀胱機能とその異常、過活動膀胱などに ついて院長が講演しました。 マックibookを持参して、膀胱の解剖・生理、正常排尿の機構と神経支配、排尿異常の症状として排尿困難、頻尿、尿失禁の排尿異常の診察と検査、治療法 について述べま した。講演後に質問が多数個ありました。その後思案橋の銀寿司にて会食しました。

岩坪暎二先生来院:

平成18年5月19日(金)岩坪暎二先生が来院され、脊損患者さんのクモ膜下腔神経ブロックについて指導されました。岩坪先生は脊損センターから今は福岡の古賀病院に移られて相変わらず精力的にご活躍中です。院長と副院長の恩師でしかも大先輩になられますので、先輩後輩のよしみでお願いし、泌尿器科いまりクリニックまでわざわざおいで戴きました。普通なら泌尿器科いまりクリニックの様な小さな所にはおいで戴けないほどご高名ですが、ありがたくご指導を受けました。その後、夜は伊万里市花れんこんで開催された病棟歓迎会に出席していただきました。

ミニ講演会:

平成18年5月17日伊万里市ウェルサンピアいまりにて、アストラゼネカ株式会社長崎営業所から、大村慎治所長、辻田太志氏らが来伊され、前立腺癌のホルモン治療についてスライドを使って講演しました。泌尿器科いまりクリニックから院長と副院長が参加しました。講演は質問も含めて2時間以上を費やしました。

佐賀県保険医協会 医科研修会:

平成18年5月16日(火)19:30〜から佐賀市アバンセホール4Fにて、杠岳文先生による特別講演:一般外来における認知症の鑑別診断〜認知症早期発見のポイント〜があり。泌尿器科いまりクリニックからただ一人、看護婦でなく、アシスタントが参加して勉強しました。以下にその時の報告が在ります。 

アシスタント 小松佐由里

アルコールを飲み続けると認知症みたいな症状がでるそうです。焼酎を1日500mlそのまま何年でも飲み続けた人が物忘れをするようになり、家族が心配し病院へ連れて行き3年間アルコールを1滴も飲まず入院したところ、物忘れしなくなったそうです。

40歳過ぎぐらいから目がみえなくなったり耳が聞こえなくなったりするのは、認知症の一歩だそうです。

最後に講師の先生から質問がありました。今は脳移植はありませんが、あなたは移植をする気持ちがありますか?と聞かれ私は戸惑いました。脳死しても自分の身体を傷つけたくないとおもいました。脳移植ができるような運動が行われているみたいです。それから、認知症の告知をされたらあなたはどうしますか。と質問されました。

佐賀OAB講演会:

平成18年5月16日、佐賀泌尿器科懇話会とファイザー(株)の共催で佐賀市マリトピアで開催され、院長が出席しました。最近泌尿器科の疾患に対する新薬が集種類開発され、それに因んだ講演会が多く開催されるように感じます。トルテロジンの紹介と、吉田正貴、熊本大学泌尿器科助教授の特別講演:実地診療における過活動膀胱の見方、がありました。

95ホームケアー会議:NSTの活動について:

18年5月13日 (土)16:00〜伊万里市山元記念病院にて95ホームケアー会議が開催され、泌尿器科いまりクリニックから栄養士、小野富子が出席しました。以下にその時の報告が在ります。

中川善文 医師 「NSTの活動について」栄養管理はすべての医療の基本、栄養管理をおろそかにすると栄養管理はすべての治療法の基盤、栄養状態が不良であればいかなる治療も無効、適切な代謝・栄養管理は重症例の予後を改善する、(いのちを救える)不適切な栄養管理は予後を増悪させる、(いのちを…)栄養管理はなぜ必要か?
健常時:Lean Body Mass 100%、筋肉量の減少(骨格筋、心筋、平滑筋)、内臓蛋白の減少(アルブミンなど)、免疫能の障害(リンパ球、多核白血球、抗体、急性相蛋白)、創傷治癒遅延、臓器障害(腸管、肝、心)、生体機能の障害、Nitrogen Death:Lean body Mass 70%
NSTの役割と効果  役割 ?栄養管理が必要か否かの判定→栄養評価?適切な栄養管理がなされているかをチェック ?もっともふさわしい栄養管理法の指導・提言 ?合併症の予防・早期発見・治療 ?栄養管理上の疑問(コンサルテーション)に答える 効果 @適切かつ質の高い栄養管理の提供 A栄養障害の早期発見と栄養管理の提供 B栄養療法による合併症の減少  C罹患率・死亡率の減少  D病院スタッフのレベルアップ E栄養素材・資材の適正使用による経費削減 F在日日数の短縮と入院費の節減、医療費の削減 G在宅治療症例の再入院や重症化の抑制
山元記念病院ではNSTを5/1よりスタート、NST委員会の週間スケジュールと月一回の症例検討会・勉強会、介入指標として Alb3.0mg/dl未満、 食事摂取量減少持続(1週間以上) 体重減少 リハビリレベル低下が著名 嚥下状態の悪化 褥瘡悪化、新規発生 感染症コント−ロール不良 持続する下痢     など中川Drのお話では、NST介入により劇的に改善していく症例もあったということでした。退院後から再入院の頻度や期間などみていくそうです。当院では療養型の病棟はありませんが、介入必要であれば対応していきたいです。

第1回佐賀県透析医会安全管理セミナー:

平成18年5月13日(土)佐賀市アバンセホールにて開催され、副院長、透析室職員が参加しました。以下にその時の報告が在ります。

看護師  吉田和子

宮城県沖地震 最大震度 5阪神大震災、災害対策の広域化と検証、透析不能時の支援透析を受けるためのシステム構築、広域コーディネート 日本透析医会災害時情報ネットワーク、災害対策は災害が起きるまで検証できない、地震で犠牲者が多数出たとしたら、建て物の倒壊、火災、津波(沿岸部)、地盤崩壊(山間部)、洪水(山間部)
固定はどうしたらいいか、べッドにストッパーをかけ監視装置のキャスターは、そのまま移動可能に、RO 装置は床固定を、フレキシブルチューブ使用、 連絡網は役に立つか、電話は役に立たない公衆電話がよく役に立った(病院に2〜3台置くと役に立つ)

看護師:藤原勢津子 

演題:「巨大災害と透析医療」その対策の進化、演者:府中腎クリニック 院長 赤塚東司雄先生

災害下位文化・・・災害による被害を最低限にする文化のことコンソール:固定しない!キャスターのロックはしない。ベッド:固定してはいけない!ロックのみでいい。コンソールとベッドは、一緒に動くので血液回路は抜けない!RO 供給装置:床固定は絶対にする。フレキシブルチューブで配管と機械をつなぐ。地震の震度5までは、上記の1〜3の対策でOK!地震が来たら なにもできない!怪我をしないよう身を守ることが大事です。通信:発信量のメディアが少ないほうがよくつながる。公衆電話がよくつながった。災害時優先電話はスムーズ。災害用伝言板(171)は誰も利用しなかった。携帯メールはよくつながった。  集合:震度Y弱:全員集合、震度X強:管理職のみ、緊急離脱するとき:1.火災 2.有毒ガス 3.津波 4.建物の崩壊、止血ベルト法・・・45秒 キャップ法(インストッパー法〕・・・50秒*日頃からやっていると出来る。多くの災害からの検証で 災害時のみの対策では、イザという時には、全く役に立たない。日常的な対策がとても大切で安全である。と、言われました。当院の緊急離脱法の変更も必要であり、日常的な対策を講じていかなくてはならないと痛感しました。

看護師 高橋貞子

『巨大災害と透析医療』その対策の進化、2003年十勝沖地震、2004年新潟県中越地震、2005年福岡県西方沖地震、2005年宮城県沖地震、水道断水(町の水道断水)災害の規模からみて犠牲者が多数でるとしたら?建物の倒壊 ?火災 ?津波 ?地盤崩壊 ?洪水(山間部)、地震では震度5弱を目安に:震度6弱から災害と考えてよい。新潟県沖地震や缶震度6山間部の地震・道路が破壊しきれず交通が片側通行になる

  • 透析施設ではベッドにストッパーをかけても監視装置のキャスターはロックしない。
  • ROは?供給装置は?床固定 配管接合部破損
  • あんなに長かったのに地震は1分いごくな
  • 電話連絡ができない
  • 公衆電話がよくつながる
  • 災害時有線電話よくつながる
  • 携帯電話よくつながる
  • 災害伝言板は役にたたない
  • 震度V1弱スタッフ全員集合・震度V強管理者のみ
  • 緊急離脱できて良かった
  • 震度5こわいが逃げなくてよい
  • 現実の場合に離脱を考える
  • 安全と思うことをやってほしい
  • 自分の身を守ってほしい
  • 緊急離脱20分以内と定義す
  • セイフティカットによる離脱

@A逆にセットしたためカッター側のクリップが患者側に残ったBクランプされる前にカットされたため脱血したC回路側のクランプができなかった、かんしやはさみを使って回路切断は危険である、方法:止血バンドを使用し抜針:インストッパー針を抜かずキャップで止める、離脱は同時に行えば10分〜15分という時間は10分と考えられる、災害時こそ冷静な判断行動ができるように定期的、日常的に訓練を行う方法がよい、確実に行えば離脱の失敗という二次災害を防ぐ事ができる。、被災地にあわれた透析施設の皆様パニック状態の中、再開への日々苦悩な努力、お疲れさまでした。今後も被災透析施設の奮闘願います。当院におかれても災害離脱マニュアルを作成しなおし日常訓練が必要である。

透析室クラーク   南まゆみ

巨大災害そのものに私自身経験していないので、どんなに恐ろしいものかよく解らない。しかし近所で火事があったり、地震を初めて体験したときには、どうしていいか解らない程動揺した。 つまり災害対策というのは、実践的よりも日常的になるように訓練する、そして継続的に行う。これは本当に大切なことである。  災害が起きればすべての連絡網が途絶え、とにかくどれがつながるかをすべて行う、その中で公衆電話は病院に1台は置いておくべきだという事だ。職員1人1人に連絡をするのも無意味という事で、震度の数字により集合する人を決めておくそれも大事だ。例えば6弱の地震が起こってしまった どうすればいいのか、患者さんが全員集まって行動することがとても大切、地域密着型災害?保健師・社会福祉協議会との連携が最適、すべて段取りをやってくれる 患者カードを常に持っておく
<すべての災害は止められる事は出来ない>@ 現在のテーマ・ 科学的な検証が必要 理論的想定それを証明するための検証が必要 A 災害下位文化、被害を最小限に食い止めるような災害文化が必要、例)建物倒壊の危険、排除、消火行動、火災発生の危険、排除 B 支援、災害が起こった後の支援とは何でもすればいいという事ではない本当に何が一番大切かという事を考える  C 患者監視装置    ベットにはストッパーをかけキャスターはそのまま(移動可能のため) 排水のホースは1m〜1m50p

看護師  境裕子

今後の仕事に活用できること:感想 考察:より簡便に離脱できる回路

緊急離脱の際、スタッフは返血、返血中止から離脱避難という2連の行動を速やかに取ることが出来たがその背景には、日頃からの訓練があった。回路遮断も日頃慣れている手技だからこそ緊急事態への対応にも慣れた手技で出来る。日常的行っていることではないと、緊急時に絶対出来ることでは無い。透析患者を他の病院で緊急受け入れする時も、名前と体重、それだけあれば処置は出来る。但し連絡先は必ず確認する。災害対策とは、継続的に続けないと絶対身につかない。日頃の行為から成り立っている。患者さんにとって大きな不安となるため、患者同士の連絡網を持つことも災害時の対策のひとつとなる。患者さんにも、自分で行動するという意識を持たなくてはいけない。

看護師 岸川広樹

講演題::第1回佐賀県透析医会安全管理セミナー演者: 府中腎クリニツク院長赤塚東司雄先生「巨大災害と透析医療」その対策の進化

!}透析施設において必要な災害対策とは?

1RO装置は床固定が確実でありホース類も長めに余裕をもたせる

2監視装置はキャスター固定よい、カウンター設置型のコンソールは倒れたり

 落下する恐れがあり危険

3ベツドはキャスターストツパー固定、できればロツクはしないほうが良い

!}災害発生時の緊急離脱方法の検討

1災害発生時かんしとはさみを使つた緊急離脱法はパニツク状態になつた時切断箇所をまちがえ、大出血をおこす事故がおこる可能性あり危険、別の方法として抜針して止血ベルトを巻く止血バンド法や、抜針せず回路とキャスの接続部をはずしキャツプをつけるインストツパー法などがあげられた。地震の場合い震度6以下で余震が続いても建物崩壊の危険がなければ通常返血后に離脱できる事が理想である。

<感想、考察>昨年の福岡西方沖地震の経験をふまえ、緊急災害発生時、透析室スタツフとして冷静な判断、行動ができるよう,日頃より防災意識をもたなければと感じた。今後当院においても防災訓練の徹底、マニュアルの見直しをする必要があると思われた。

院長による講演:

平成18年5月12日佐賀市、アステラス製薬株式会社、佐賀営業所(古谷直治、所長)にて、所長以下営業のMRの方たちに、膀胱機能とその異常、過活動膀胱などに ついて院長が講演しました。 マックibookを持参して、膀胱の解剖・生理、正常排尿の機構と神経支配、排尿異常の症状として排尿困難、頻尿、尿失禁の排尿異常の診察と検査、治療法 について述べま した。講演後に多数の質問がありました。

第2回佐賀泌尿器科疾患研究会:

平成18年5月11日、佐賀泌尿器科懇話会と第一製薬(株)の共催で佐賀市マリトピアで開催され、副院長が出席しました。ユーリフの紹介と、柿崎秀宏、旭川医科大学泌尿器科教授の特別講演:前立腺肥大症と過活動膀胱、がありました。

報告待ち

5月連休:

泌尿器科いまりクリニックでは連休中でも、急患やカテーテル交換、膀胱洗浄などの処置に備えて、午前中は看護婦や事務が出勤して外来を開いておりました。入院中の患者さんや透析の患者さんに関しては平日同様に診療いたしました。

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佐賀大学泌尿器科公開抄読会:

平成18年4月18日佐賀大学の公開抄読会が佐賀大学医学部で行われ、院長が出席しました。今回のテーマは先日福岡市で開催された日本泌尿器科学会総会の報告でした。最近の総会は、各自の研究発表もありますが、各分野の最先端の医学情報をその分野の第一人者が教育講演すると言う傾向になっているようです。

院内火災避難訓練:

平成18年4月11日午後6時から院内勉強会として、火災時の避難訓練を職員ほぼ総出で行いました。昼間にデールームの喫煙場所の火の不始末から火災が発生したと言う想定で、入院患者、透析患者の搬出を行いました。透析室では透析の緊急停止を行い、透析回路の鉗子による遮断と、はさみによる切断を行い回路内の血液はうち捨てて脱出を図ると言う想定で訓練しました。

第94日本泌尿器科学会総会:

平成18年4月12日(水)〜15日(土) まで福岡市の福岡国際会議場/福岡サンパレス/マリンメッセ福岡にて九州大学の当番にて開催され、副院長が出席しました。

報告書待ち

伊万里有田地区医師会立看護学校入学式:

平成18年4月8日伊万里市、桜が満開の看護学校で看護学科、准看護学科の合同入学式が有り、泌尿器科いまりクリニックから3人の新入生、井出君、岩永さん、中尾さんが出席しました。今回は都合により院長、副院長は出席しませんでした。

院内花見親睦会:

平成18年4月7日伊万里市、やきとり福吉にて泌尿器科いまりクリニックの花見、職員歓迎親睦会を行いました。総勢33人が参加して盛況でした。実際の花見は各自行って、宴会のみです。歓迎された職員は、岸川君、岩永さん、福田さんでした。伊万里では桜が満開でしたが、夜は大陸からの高気圧と黄砂で寒冷で冷たく、夜桜見物には肌寒いこの頃でした。医院駐車場の植え込みの桜も大きくなりました。

春は名のみの風の寒さや。

 

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