医院からのお知らせ・日誌・出来事
(平成
18年度1-3月)
いまりクリニックに働く職員による、職員のための日誌、研究会報告などです
伊万里有田地区医師会3月分理事会: 平成18年3月29日伊万里市医師会館で、3月の理事会があり、院長が出席しました。院長は今回で10年務めた伊万里有田地区医師会の理事を辞すことになりました。最後の理事会でした。定例の議題に加えて今回は伊万里市市役所から中核病院設置検討についての説明がありました。 |
春の選抜野球、伊万里商業: 平成18年3月23日、高校野球春の選抜選手権で伊万里市から初めて甲子園に出場した伊万里商業高校が、和歌山県の智弁和歌山高校と対戦しました。伊万里商業高校は残念ながら4-0で負けましたが、優勝候補相手に善戦し、よくがんばったと思います。 |
佐賀県病院栄養士協議会 平成17年度第6回研修会: 日時:平成18年3月23日(木)19:00〜20:30、場所:佐賀市文化会館 大会議室、栄養士 前田千代子
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第1回世界野球大会決勝戦: 平成18年3月21日WBC決勝が開催され、日本対キューバの試合がありました。日本が勝ち優勝しましたが、最後まで緊張した良い試合でした。医局で観戦し、大いに痛快でしたので、その日の病棟勤務の職員とお祝いに町へ繰り出しました。 |
伊万里市東部医師会3月分: 平成18年3月20日伊万里市銀寿司で開催され院長、副院長が出席しました。院長は理事として最後の東部会でした。 |
伊万里有田地区医師会学術講演会: 講演の要旨:糖尿病とそこまで行かない軽症あるいは潜在性糖尿病がかなりの勢いで増加している。糖尿病の増加した誘因は、患者の増加数と車の台数、脂肪の摂取量とに相関が見られる。II型糖尿病では食後2時間血統の増加が初期からでも見られる。II型糖尿病はインスリンの分泌低下と、インスリン抵抗性の増加があり、インスリンの基礎分泌はII型糖尿病ではしばらく維持されるが、食後などの追加分泌が低下し、さらに分泌時間も遅れる。そして、次第に基礎分泌も低下する。膵臓のランゲルハンス島は毎食事毎にインスリンを分泌するが、間食が多いとそれだけ何度もインスリンを分泌するので、次第に膵臓がつかれて消耗してしまい、インスリン分泌が少なくなってくる。そして、同じ食事をするにしても、GI(グルセミック インデックス)が低い食事の方が血糖値を増やしにくい。 運動することはインスリン抵抗性を下げるので望ましく、食後の運動が特に効果的だ。食後の運動を続けると、内臓脂肪の低下から始まって、皮下脂肪の低下、アディポネクチンの増加を生じる。そこで、治療法としては、食後の高血糖を抑えるような食事と運動に、薬を組み合わせる。組み合わせる薬としては、糖吸収抑制剤とインスリン抵抗性増加、血統の肝臓への取り込み促を目指すような薬が望ましい。 看護師 山口晃範 軽症糖尿病の治療について、講演会で学んだこと 生活習慣病は年々増加傾向にある。2000年から今後、10年で20〜50%の増加が予想、また、とくにアジアの糖尿病患者の増加が予測されている。主な原因は脂肪の蓄積、そして、運動量の低下が挙げられていた。継承糖尿病の場合、本人に自覚症状が乏しく、疾患に気づかない、というケースがある。ちなみに、軽症のとは長期合併症(神経障害や網膜症など)が進んでいない、空腹時の血糖が正常より、やや高い(2時間値も)ということである。もし、この糖尿病の合併症は医療費の増大に関係している、ということである。毎年、増加傾向にあるので、そのブン、医療費も増加するというちりょうことだ。重症にならずに過ごせるようにするためには食前150以下、2時間値250以下にするのが理想的ということだ。また、薬の服用が不規則である、ということも悪化につながるということを話されていた。 理想的な治療はまず、運動。大体、100〜120回/分の状態で30分以上の運動が良いということである。後は食事や薬のきちんとした摂取、服用である。今後の参考として、適切な運動はどのくらいかを知ることができ、また、薬を徹底して飲むことの大切さを知ることができた。また、インシュリンの投与も現在では経口で可能となっているらしく、疾患に対して薬も多種にわたる。必要な運動量は良く、文献などに散歩は30分程度、などかかれているのはあるが、散歩も人によっては消費量も違うし、どのくらいが理想的か漠然としていた。今回の公演では必要な運動量の目安が脈拍数で上げられており、また、内服の効果も正常者との比較がされていた。治療をいかに大事かわかる内容であった。 今後の参考として、薬がキチンと飲めているのか、その人にあった運動量であるか、血糖値のバランスはどうか、など、今回の公演で学んだことを生かし、新しい視点で患者さんの状態を見ていきたい。今回は、このようなわかりやすい公演に参加させていただき、ありがとうございました。 外来クラーク 野中 直美 絶食での血糖異常はなく、食後血糖値に異常がある:放置できない 准看護師 東谷 大輔 現在使われている薬(ブラセラボ)とは違い、今回発表された『セイブル』は糖質の消化・吸収を遅延させることで、食後の急な血糖上昇を抑えインスリンの需要を軽減させることがわかった。また、白い食物は血糖が上昇しやすい。 食パン>スパゲティ:血糖値 (高い) (低い) 看護師 氏名 吉田和子 軽症糖尿病は、検診にかからないくらい、近年では、糖尿病だけではなく、生活習慣病も増加している 研修報告書 透析室 南まゆみ 糖尿病とは、膵臓からのホルモン、インスリンの不足から起こる病気である。インスリンが不足するため体内で糖がうまく利用されず尿中にもれてしまうため、つまり糖尿となって排出されてしまうために起こる病気である。又、合併症が多く(全身の血管の病気)で、網膜症、腎症、脳血管障害症などがある。この血管合併症の克服が大切であるという事だ。現在、全国で糖尿病にかかっている人は50万人(予備の方々は200万人)にもある 血糖目安 食前〜150mg/dl 食後〜250mg/dl HbAic 6.5%以下にする。しかしHbAic値が正常であっても、食後血糖値に異常があればすぐに治療を受けることが必要。 <管理として>食事、運動であげられる (食べ物) 白いものが血糖値があがりやすく、例えば白いパンよりスパゲティの方が良い (運動) 1分間に100〜120回の脈拍 食後1時間〜1時間半に行い 15分以上続けることが大切 < 効 果 >HbAic 1〜2%以下 空腹時血糖 50〜100mg/dl <戦略として>a-グルコシダーゼ阻害薬使用 やせ型の人は運動性インスリン分泌を促進 栄養士 前田千代子
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院内勉強会3月分1回目: その後、伊万里市のバー、グラスホッパーにて新入社員の歓迎会を行い、30数人が参加し、盛況でした。 |
障害者程度区分認定試行事業: 平成18年3月3日伊万里市役所福祉課の主催で、これから障害者自立支援法の施行にむけて、障害者の介護等級を認定する必要があることから、その試行にむけて会議が行われました。泌尿器科いまりクリニックから院長が出席しました。 |
朝礼での3分間スピーチ復活: |
佐賀県医師会広報担当理事連絡協議会: 平成18年3月2日佐賀市医師会メディカルセンターにて開催され、泌尿器科いまりクリニックから院長が伊万里有田地区の担当理事として出席しました。 |
院内勉強会2月分2回目: 平成18年2月28日(木)午後6時から院内で勉強会を行いました。今回は院長の講義で、泌尿器科における救急疾患についてでした。以下の疾患について講義しました。 1.尿閉(R33) |
主任会議: 平成18年2月16日(木)院内で開催され、各主任が手順書の改訂、作成の取り組みを開始しました。手順書を具体的に完成させて、業務の見直しを行い、業務効率を向上させることや医療ミスをなくすことが目的です。 |
時局学習会、個人情報保護法を理解する: 平成18年2月17日(金)佐賀県保険医協会の主催で 佐賀市文化会館大会議室で開催され、泌尿器科いまりクリニックからは院長以下8人が参加し、勉強しました。大江和郎、東京女子医科大学広報室長が個人情報保護法について講演しました。 |
第60回佐賀県人工透析懇話会: 准看護師 氏名: 境 裕子 今後の仕事に活用できること:感想 考察:ヒヤリハット事例のなかで透析前後の体重測定における除水誤差についての分析という報告がありました。透析は特殊な業務で内容別に除水誤差、機器準備、薬品、穿刺針の分類とあるがその中でも除水誤差に関する報告が全体の半数を占めていました。その理由としては多種多様な入室状況に加えルーチン業務が集中する時間帯でもあり数字の見間違い、「0」設定方法ミスや計算ミス、毎回服装を変えてくる人などがいるということが多くあげられていました。当院でも同様に業務が集中する多忙な時間に透析開始準備を行うので体重測定後、除水の計算を行って前回の時の数字と比較して少しでもおかしいと思ったときは再度体重測定を行う等のダブルチェックを行う必要があると思いました。多忙な時でも常に気持ちに余裕を持ち、落ち着いて業務を行うように心掛けていかなければならないと思いました。また、大事故が起きるときは単純なミスの積み重ねから起きるということを念頭において日常の業務を行っていかなければならないと考えました。 看護師 氏名 吉田和子 講演題:「ROD 管理の進歩 」 昭和大学医学部 腎臓内科 教授 秋澤 忠男 先生 准看護師 山口早苗 一般演題より ヒヤリハット報告を内容別に徐水誤差、機器準備、薬品穿刺針の分類で集計を行ったところ、徐水誤差に関する報告が全体の半数を占めており入室時の体重測定ミス、0設定ミスなど単純なミスが多いことに気付かされる。 この対策として、0設定法、指差し呼称、声を出してダブルチェック、スタッフのサイン記入、体重測定の責任者の決定、マニュアルを確実に行うことでヒヤリハットの減少に努めている。また、ヒヤリハットがおこる度にカンファレンスでのマニュアルの改善を行い、誰もが自分の問題として共有している。 透析治療は、一定の時間帯に業務が集中する典型的職場であり、時間的、空間的余裕がなくなる場所である。このような状況下でいかに安全に医療を進行して行くかがキーポイントとなる。また、1:29:300の数値を表し1回の大事故には29回の軽い事故が存在し、29回の軽い事故には300回の啓発が存在するといわれる。 当クリニックにおいても、スタートラインである入室時の体重測定では患者それぞれの個人情報を認識し再測定を行うなど、ひとつひとつの作業を確実に行い、また、ヒヤリハットインシデントを見過ごさず大事故を起こさない努力が必要である。 看護師 藤原 勢津子 一般演題において、緊急時メール配信システムについての報告があった。緊急情報を一斉に配信でき、平時においても活用することによって、医院・患者・スッタフ間を結ぶ情報ネットワークを構築できた。と、ある。当院は、まだまだの状況であり、出来るところから始めなければならないと思う。また、透析前後の体重測定における除水誤差についての検討では、単純ミスが除水誤差の原因であった。と、ある。透析においては、体重測定は基本であり、確認を十分に行いミスのないよう努めて活きたいと思う。 准看護師 氏名 高橋貞子 透析前後の体重測定における除水誤差についての検討ーヒヤリハツト報告を分析してーヒヤリハツト報告を、内容別に除水誤差、機器準備、薬品、穿指針の分類で集計を行なつた所、除水誤差に関する報告が全体の半数を認めた。原因として数字の見間違い、『0』設定法ミスや計算ミスなどの単純ミスである事がわかつた。考察:マニュアルにそつて除水誤差、減少 入室時体重測定「0」設定もつとも重要であり 単純ミスから大きなミスへつながるおそれあり 再確認を必要とす、「ROP」管理の進歩、腎性骨症、腎不全とその治療に起因する代謝性骨疾患、Ca, Pの代謝異常、ビタミンD活性化障害、線維性骨炎、2次性副甲状腺機能亢進症、骨軟化症 2HPTの原因 高P血症、ビタミンDの欠乏、副甲状腺機能亢進症 FGFー23が高くなると血中のVDが低くなる、低リン血症 くる病、腫瘍由来の低リン血症の起因因子、考察:透析治療が長い程リンのコントロールができる ビタミンDをやると患者の予後が良い、透析患者は低栄養状態であるので充分なエネルギーを、血中濃度はわからない、高リン血症を予防するには:透析状態を考える、食事の制限状態を考える、薬を使用する:炭酸、シナカルセツト、オキサロール、 |
いまりクリニック院内勉強会、2月分1回目: 平成18年2月14日午後18時から、院内で院内安全対策委員会から、昨年度のヒヤリハット、インシデントの統計報告がありました。院長もリスクマネージメント、ダメージコントロールについて、白板を使って講義しました。 |
平成17年度管内栄養士研修会 : 管理栄養士 林俊介
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佐賀県有床診療所協議会: 平成18年2月10日佐賀市ルネッサンスホテル創世にて、総会があり、泌尿器科いまりクリニックから院長が参加しました。 |
伊万里有田地区医師会臨時総会: 平成18年1月27日伊万里市迎賓館で開催され、新役員の改選があり、泌尿器科いまりクリニックからは、副院長が地区の監事になり、院長は10年間続いた理事を終了しました。医師会長は3期続いた高原会長から水上新会長に改選されました。 |
佐賀県泌尿器科懇話会役員交代申し送り会: 平成18年1月14日佐賀市、小料理屋のあぶりや儀七、にて開催され、懇話会事務局の小嶺信一郎、佐藤泌尿器科医院院長、中洲泌尿器科医院院長、伊東泌尿器科医院院長、牧野クリニック院長、上村泌尿器科病院院長が出席し、会長が牧野前会長から上村現会長に交代しました。新旧役員の交代がありました。懇話会は医師会の准分科会の性格もあり、佐賀大学泌尿器科と協力して、会員相互の疎通と親睦を計り、地域医療の発展に寄与することが目標です。泌尿器科いまりクリニックがこれから事務局となり、年2回の会合のお手伝いを行う予定です。 |
看護学校講義: 18年度 看護学校講義時間割と講義内容 泌尿器科いまりクリニック院長 小嶺 信一郎 1. 解剖・生理(1/11) 2. 検査法の1(1/18) 3. 検査法の2(1/25) 4. 検査の3・処置(2/1) 5. 腎疾患・前立腺疾患・膀胱疾患(2/8) 6. 副腎・STD・緊急疾患(2/15) |
謹賀新年 平成18年元旦 今年も暖かい医療を目指して職員一同がんばります。 |