医院からのお知らせ・日誌・出来事 (平成 17年度7-9月)
いまりクリニックに働く職員による、職員のための日記、研究会報告などです

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いまりクリニック院内勉強会、9月分2回目:
平成17年9月27日午後18時から、院内で院長が泌尿器科学、特に感染症、膀胱炎、前立腺炎、性病について白板を使って講義しました。患者にやさしく仕 事に強くと言う医院の標語のように、泌尿器科専門施設として職員が仕事に強くなるための研修の一環として、院長と看護職員による10回の講義を予定してお ります。

平成17年度佐賀敬人会総会:

平成17年9月24日(土)佐賀市ホテルニューオータニにて開催され、院長が出席しました。医療政策の不確定性と言う演題で、武見敬三 参議院議員の講演はいつもながら、今の国会における医療政策の過程や今後の見通しについて、とても判りやすく精力的に講演されて居られました。今後の予算 における医療費の占める割合、医療政策の決定過程、要望書の採択について、特に採択のためには与野党の一致が必要であること、社会保険庁の無駄遣いについ て、年金事業の無駄遣いについて、詳しい講演があり、大いに勉強しました。

福岡前立腺肥大症研究会:
平成17年9月16日福岡市ホテルオークラにて、昨年と同様に九州大学泌尿器科内藤教授の主催で、前立腺肥大症の治療研究会が主催 されました。参加施設は九州大学、産業医科大学、福岡医療センター、原三信病院、下関済生会病院、加野病院、新小倉病院、博愛会病院と泌尿器科いまりクリ ニックで、副院長が参加しました。

報告待ち

佐賀県医師会学術講演会、積極的脂質低下療法:

平成17年9月15日佐賀市ホテルニューオータニにて開催され、院長が小副川芳夫・小副川医院院長と一緒に伊万里から出席しました。講 演の中でも上野高史、福岡市医師会成人病センター副院長の講演:薬剤溶出生ステント時代のスタチンの役割、と言う講演を聞き、血管内視鏡や心カテのすばら しい映像を見ながら勉強になりました。心筋梗塞で冠動脈を拡張しても、その後にコレステロールを低下するような治療を行わないと、再度狭搾を生じやすいと 言うことで、その意味からスタチンの役割が重要と言う内容でした。

腎性貧血治療研究会:

平成17年9月15日佐賀市ホテルニューオータニにて開催され、透析から職員が6人出席しました。特別講演として、椿原美治、大阪府立 急性期総合医療センター肝臓内科部長による、「腎性貧血治療の目標値をどのように考えるか」保存期から透析期、がありました。

准看護婦  氏名: 境 裕子

内容抜粋:(資料添付)、今後の仕事に活用できること:感想 考察: 我が国の慢性透析患者数は2002年12月31日時点で 229,538人で新規透析導入は33,710人である。1998年頃より糖尿病性腎症の比率は慢性糸球体腎炎を上回っている。すなわち生活習慣病として の糖尿病そのものが増え三大合併症の1つである。糖尿病性腎症に罹患しても末期腎不全になるまで生存できるようになったことが大きく影響している。保存期 に腎性貧血の治療、エポジンを使用すると症状の進行が遅く導入も遅い。しかも生存率が高い、Ht値は保存期には上げ透析に入ると下げたほうがいい2004 年我が国における腎性貧血治療の基準値はHb量10-11g/dL、Ht値30〜33%となる。保存期に外来通院している時期、貧血の状態を正確に把握 し、透析導入を少しでも遅く出来るようフォローしていく必要があると思いました。

准看護婦   山口早苗 

 わが国の慢性透析患者の数は約25万人で糖尿病性腎症が慢性糸球体腎炎より増加している。その理由は生活習慣病としての糖尿病が増 え、糖尿病性腎症の早期発見・早期治療の取り組みの遅れが指摘されている。糖尿病患者は現在740万人、うち治療中は半数であとは放置している状態であ る。保存期の患者でクレアチニン♂1.4、♀1.2以上は600〜900万人。GRF60未満は244万人、そのうち3万5千人が透析導入者であり、医 学・治療学の進歩により死亡率は9%に減少している。また、透析患者一人当たり年間500万円、計1兆円以上の医療費が使われており、コスト削減の為にも 保存期に注目し透析導入を遅らせることが検討されている。保存期を維持するために・・・ ?Ht・Hb値を正常に保つ<目標値> Ht30〜33%、 Hb10〜11g/、血圧のコントロール、より早期からより高いHb値を目指す、Hb値低下する前に治療する、エポ の使用により腎機能改善を図る、貧血 を改善することにより腎不全の進行を抑制しHD導入を遅らせることができる。 糖尿病性腎症では基本は食事療法、十分なカロリー摂取、蛋白制限、塩分制限 であり、当院においても透析予備群である患者指導が今後重要となってくる。

准看護婦 松本喜代子

(内容)保存期に腎臓機能が低下している事を認識すること、腎性貧血の原因は@EPOの欠乏A赤血球寿命の抑B赤血球寿命の短縮C矢 血、薬剤、栄養障害など、Hb11〜12g/dlを正常値とする(Ht30〜33%)、Ht高値でも生存率が良い(調査結果で)、Ht高値でも生存率が悪 い、欧米と日本ではHt値が3%ちがうのはHt値測定条件が異なっていると考えられる、日本では最長透析間隔後の週初めに採血、採血時の体位が臥位(臥位 ではHt値が低値を示す)、欧米では週中日の採血が一般的、採血時の体位は座位で行われている、HD終了時のHt値の採血も重要?(HD中はへパリンの効 果もある為か)、エリスロポエチンにより貧血を改善することで腎不全の進行が抑制される。(血圧をきちんとコントロールする)貧血は腎機能を低下させる (貧血は治療するのではなく、早期にEPOを使えば陣機能を悪化させない)、心機能改善→腎保護の効果がでる、保存期にEPOを使用することで心機能低下 で死亡するのを少なくさせる、Ht値が低下する前に治療し透析に入ったら少しHt値を下げるのがポイント?、貧血による自覚症状などは全くあてにならない
HD導入の基準、Cr値5mg以下、HbA1Cの低下、尿中のクレアチニン排泄量の減少、腎性貧血の増悪、炎症反応がある感想 …保存期にEPOを使用す ることで、心機能を悪化させないという内容には意外に思った。EPOを早期に使用することによりHD導入を遅らせる事もできるのだろうか?今回の講演で腎 性貧血が腎機能の与える影響が深い事を認識できたように思えます。

いまりクリニック院内勉強会、9月分1回目:
平成17年9月13日午後18時から、院内で今月の勉強会として久光製薬の医薬事業部、末永裕樹氏が来院され、老人疑似体験を 職員にさせてみて、職員総出で老人になった時の体や目の不自由さを体験しました。手の指やひざをサポーターなどで拘束し、白内障に似せて見える色眼鏡をか けて、箸で豆を摘み、財布から小銭を取り出す作業がとても時間がかかることが判りました。掲示板の字も黄色は非常に見えにくいようでした。

日本泌尿器科学会第70回佐賀地方会:
平成17年9月3日佐賀市マリトピアにて開催され、副院長が出席しました。

報告待ち

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佐賀県輸血安全対策研修会:
平成17年8月29日佐賀市の佐賀県庁大会議室 にて、平成17年度第一回輸血研修会 が開催され、副院長以下看護婦など計8人が参加しました。 講師は東京都赤十字血液センター所長、中島一格先生でした。帰路にて乗車していたエスティマが、パチンコ屋のそばを通りかかった時に出てきた車に側面を衝 突されました。幸いけが人は出ませんでしたが、現場検証などで帰医院時間が遅れてしまいました。以下はその時の報告書です。

准看護師 松永富三代

輸血の副作用について:輸血の副作用には溶血性と非溶血性とが有り今回溶血性副作用についてお話されました。輸血後感染症(HBV  HCV H1V)感染リスク 輸血HBVの感染確認症例細かくデーターを出されていました。近年死亡例の多い輸血関連急性肺障害(TRALI)と言う病名 を初めて聞きました。輸血後数時間以内に非心原性の急激な肺水腫による呼吸困難を呈する事で特徴ずけられる重篤な輸血副作用です。症状は急激に発症、低酸 素血症、胸部X線上両側肺水腫左房圧上昇等、輸血開始後(1〜6時間)で発症します。 この病気が発症するのは、血液疾患の患者様に輸血された場合の時が 多いそうです。沢山の副作用の話しを聞き、輸血前後の検査の必要性等問題は山積みですが、輸血後の患者の観察を密にして、安全な輸血の為に注意を払いこれ からの業務に携わって行こうと思います。 

准看護師 穐本二三

現在輸血用血液製剤は、献血から作られているが、微量のウイルスや感染ごく初期の方の血液ではウイルスを検出できないことがあり、その 血液を使った輸血用血液製剤が輸血後感染症の原因である。またマスコミなどで死亡例も報告されている輸血関連急性肺障害については、ほとんどの場合輸血直 後〜1h以内に激しい呼吸困難を呈す副作用ですぐに輸血を中止し、呼吸管理等の処置を行うことで80%の患者さんは症状の改善がみられるとの報告あり。現 在、輸血の副作用ばかりがクローズアップされがちだが、患者さんを助ける為の輸血療法ですので輸血療法の必要性や輸血の伴うリスクを十分に説明し、同意を 得た上で必要最少量の投与をすべきであると思う。また、私達NSの役割は患者さんの状態を注意深く観察すると共に緊急時にすぐ対応できる環境を整備してお く事だと思いました。輸血の副作用について:輸血の副作用には、溶血性、非溶血性、輸血後感染症、免疫学的機序、物理学的副作用がある。今回の講議は主に 非溶血性、輸血後感染症について取り上げられた。血液センターでここ10年間の感染症、副作用報告件数10倍近く増えている。大半が非溶血性副作用、感染 症である。非溶血性には輸血関連急性肺障害(TLALI)輸血開始後数時間後に非心原性の急激な肺水腫にとる呼吸困難を呈することで特徴づけられる重篤な 輸血副作用である。ほとんどが2時間以内におこる。診断には・・・◇急激に発症、低酸素血症(SPO290%>ルームエアー)、X―P上、両肺野浸潤影、 左房圧上昇
輸血後の感染症・・・Hbc抗体  60.1%、HIV抗体  6.5%、HBV抗体  1.3%  献血者の陽転が見られる。輸血後の感染症状検査は 1〜3ケ月後施行する。今回講演を聞いて輸血を施行するにあたり注意すべきことを改めて認識させられた。これからも学んだことを活かして看護に携わってい きたい。  

看護師 藤原勢津子

現在、我が国で輸血医療を受ける患者は、年間120万人にのぼると推定されており、約580万本の輸血用血液製剤が供給されています。 輸血による感染症に対する安全は、以前より大幅に向上しています。しかし、ウイルスを検出できず、輸血後感染マーカーが陽転した例があります。HBVで1 年間に13〜17例(34〜35万本の輸血に対して1件)の受血者に感染すると推定され、HCVとHIVでは、感染症例が少なく感染リスクの推定は困難と されます。又、輸血関連急性肺障害(TRALI)も社会的にも取り上げられる問題です。輸血後6時間以内に新たに起こる両側の肺浸潤影を伴う急性の呼吸不 全状態をいい、重篤な副作用です。日ごろの業務の中で輸血に携わる時、副作用について十分説明し、適正な輸血療法が実施できるよう努めていきたいと思いま す。

事務 古川真紀

輸血感染症は主にHBV・HCV・HIVがあり、輸血前後の感染症検査が大切、輸血関連急性肺障害、輸血後6時間以内に、激し呼吸困難 を呈する重篤な輸血副作用   急激に発症   低酸素血症、輸血開始後の患者さんの観察および発症時の対応が特に重要、初めて輸血の研修会に参加した が、専門用語が多く私には理解できないところもあり難しかったが、輸血開始後の経過と観察が一番大切だと思った。

いまりクリニック院内勉強会、8月分2回目:
平成17年8月23日午後18時から、院内で今月の勉強会として副院長が医療過誤と医事紛争についてスライドを使って講義しました。その後で伊万里迎賓館 のビアホールで院内の親睦会がありました。要するに夏だからビアガーデンに行ってみましょうと言うことでした。

伊万里有田地区医師会学 術講演会:
平成17年8月19日伊万里市迎賓館で、浦信行、札幌医科大学第二内科助教授による、インスリン抵抗性・高血圧治療におけるRA系抑制薬の意義についての 講演会があり、泌尿器科いまりクリニックから院長、看護婦以 下11人が出席し、勉強しまし た。講演の要旨は以下の通りです。

生活習慣病対策としてのmetabolic syndrome (MS)の新しい診断基準ができた。腹囲、血圧、空腹時血糖値、血中コレステロールなどが指標として示された。これらの指標の悪いもの が集積してくることがよくないようです。そのなかでも、特に血圧を下げることが心血管系での死亡を減らすことが出来ることが判ってきた。血圧を1mmHg 下げるだけで脳血管による死亡を3-4%低下させることが出来る。 何の薬かによらずにとにかく血圧を120/80以下に抑えることが重要です。心血管系の死亡率は血圧が上がるにつれて増加し、血圧が140/90以上では 8-10倍に増える。MSはいろんな病態の複合であり、そのなかでもレニンアンギオテンシン系の亢進はインスリン抵抗性を高める。つまり糖尿病になりやす くなる。さらに血管平滑筋の緊張を高めて、高血圧を誘発する。ACE阻害剤やARBは血圧を下げるだけでなく、アディポネクチンなどの分泌を増やし、イン スリン抵抗性を抑える役目もあり、MSの治療に効果的である。糖尿病性腎症でも血圧を下げて腎機能が回復することもありうるようです。

准看護師 井手宏直

テーマ:インスリンの抵抗性および脂肪細胞への影響、参加日:8月19日参加者:小嶺、山口、桑本、井手、古賀、境、久松、藤原、松岡、大久保

まとめ 今回の講演会では血圧のコントロールについてであった。講演について簡単ではあるがまとめてみた。
 脳血管疾患の死亡率は減少傾向にある。しかし、高血圧の罹患率は高い。統計では死亡率は減少しているものの、寝たきりなど予後が悪く、今後の課題として、罹患率を下げることを述べられていた。日本の特徴として死亡率は減少しているが発病数は変化せず、その代償として寝たきりの方が増加しているという。血圧の達成率として、従来使用していたアムロジピンよりオルメサルタン、ロサルタン、アテノロールが高いことを知った。また、従来使用していたACE阻害薬について、効果があるかわかりにくい、使えない、というリスクがあり、併用してカンデサルタンを用いることで血圧達成率は15%上昇したという報告があった。また、インスリン抵抗性との関係であるが肥満は高血圧疾患と関連している。関連経路については以下のとおりである。肥満→レプチンが視床下部へ伝達→交感神経を活性→高血圧へ、その結果、WHOから腹囲の基準値が新たに追加された。しかし、肥満の基準として出されている腹囲標準はその国の人々の生活習慣から、個人差から適切ではないということで、今後、検討の余地があるという。心疾患の発症リスクとしてメタドリックシンドロームなしを1としてありの場合、リスクは2倍さらに高血圧がある人となると2.3倍まで上昇するという。
 インスリン抵抗性として代表的なのは糖尿病であるが、現在増加中で成人の6人に1人が抱えている疾患であり、高血圧を合併しやすい。また、逆に高血圧に罹患している方が糖尿病になる確率もまた高いということであった。そこで、糖尿病を抑えるとどうか?ということで膵臓移植を受けた方のデータを見ていくと糖尿病は改善。血圧の基準値までの達成があった。しかし、移植は簡単にはできないので内服で今後、回復させていくことができるかということであるが、まだ研究中ではっきりとした結果は出ていなかった。
考察 以上が今回の講演での内容であるが、当院でも、降圧薬が処方されているにもかかわらず、血圧のコントロールがうまくいっていないケースが見られる。その原因として、服用の徹底が不十分であったり、食生活に関する要因。そして、前述したようにその薬剤に対して効果が現れにくい(もしくは低い)、などがあげられる。平成14年の実態調査によると現在、高血圧症、糖尿病の方は年々増加している。また、糖尿病に関しては現在治療を受けているのは50.6%。治療未経験が39.4%とされている。また、インスリンの抵抗性と高血圧は関連が見られ、切り離して考えることのできない問題なのは知っていた。しかし、どのような原因から関連づいているのかを今回の講演でうまく説明していただいた。最後に、今回の講演に参加して、さらに見ていくポイントが追加された。肥満傾向にある場合、糖尿病の程度、体格(腹囲を含む)、服用している薬と観察のポイントが大きく広がった。今回の講演で学んだことを参考にして患者様の予後を少しでも良好に持っていけるようにしていきたい。そして、適切な情報を医師に提供し、血圧のコントロールに役立てれば、と感じた。参考文献、財団法人 厚生統計協会 国民衛生の動向2004

じほう(株)の取材と記事掲載:
平成17年8月19日付けのじほう株式会社のJapan Medicineニュース に泌尿器科いまりクリニックが紹介されました。院長が8月12日に朝香喜子、新聞事業本部主任の取材を受け、いろいろお話したことがほんの少しだけ掲載さ れておりました。実際のじほうにはとてもきちんとまとめて詳しく記載されており、彼女のの文章力・編集力には感心いたしました。以下はその記事の抜粋で す。朝香さんは取材のために全国を忙しく回って居られ、医療における諸問題に関してたいへんにお詳しいようでした。ゆっくりといろいろな情報やお話をお聞 きしたかったのですが、残念ながらこれ以上の時間はご都合が合いませんでした。

(以下は2005.8.19付、じほう株式会社、Japan Medicineニュース、トップニュース、インターネット版から貼付です)

注目集める 専門特化の有床診療所
地域医療に貢献

 病院と同水準の手術ができるなど、専門性の高い有床診療所が注目を集めている。専門性の高い医師を求める患者ニーズに加えて、診察か ら検査結果、診断結果までがその日のうちに分かるなど「小回り」がきくことなどがその理由だ。他院からの紹介も含め、患者も増えているようだ。

●新世紀脳神経外科〜救急指定24時間対応の有床診

 埼玉県越谷市にある医療法人社団 新世紀献心会 新世紀脳神経外科(坂口新院長、19床、診療科目=脳神経外科、神経内科)。同院は、救急車搬送患者を年間約700人受け入れる脳神経外科の有床診療所 だ。700人のうち、多くが脳神経外科及び神経内科領域の患者で、新世紀脳神経外科では、緊急のCT撮影などを行い、治療を行う。

 脳神経外科領域で扱う疾患の7割以上を占める脳卒中は、発症後できる限り速やかに、脳神経外科専門医による適切な診断・治療を受ける ことが重要とされる。しかし、埼玉県東部地域には脳神経外科医や神経内科医が常勤する施設は少なく、こうした状況を少しでも改善しようというのが同院を設 立した目的の1つという。越谷市や春日部市において、夜間に脳神経外科の専門医がいる医療施設は、獨協医科大学越谷病院、越谷市立病院、新世紀脳神経外科 の3施設だけで、その意味では新世紀脳神経外科が地域医療に果たす役割は大きい。

●鳥谷医院〜耳鼻咽喉科手術の有床診

 医療法人鳥谷会 鳥谷医院(熊本市、鳥谷龍三院長、16床、診療科目=耳鼻咽喉科、気管食道科)は、年間約250件の耳鼻咽喉科手術を行う有床診療所だ。鳥谷医院は、耳鼻 咽喉科における良性疾患の手術を治療の中心に据えており、中でも、手術による難聴の改善に力を入れている。

 手術の内訳は、耳が約100件、鼻副鼻腔が約80件、扁桃が約40件、喉頭が約20件、頸部良性腫瘍約5件となっている。耳の手術で は、難聴が現れる慢性中耳炎(真珠腫性中耳炎を除く)に対するものが7割を占め、手術による難聴改善率は、全国平均の約70%より高い85%を得ている。

 熊本県の中耳手術レベルはこれまで、他県と比べて高くなかった。このため、難しい中耳手術は大病院での実施がほとんどで、他県に紹介 されることも多かった。しかし、現院長の龍三氏が1996年に鳥谷医院に着任してからは、「以前は他県に紹介していたような難しい症例も紹介されるように なってきた」(鳥谷院長)という。また、大きな病院では悪性疾患を優先せざるを得ず、その結果として後手に回ってしまう良性疾患を、鳥谷医院が手がけてい るため、大病院とのすみ分けもできている。

●増田整形外科医院〜整形外科特化の有床診

 増田整形外科医院(長崎県佐世保市、増田良孝院長、診療科目=整形外科、リハビリテーション科、19床)は、関節、脊椎など年間約 350件の手術を実施する整形外科特化の有床診療所だ。昨年1月〜12月の人工関節置換術は73件、靱帯断裂形成手術等10件で、これらの診療報酬上の手 術施設基準にも適合している。

 医療法人盛和会神代(くましろ)医院(福岡市、19床、神代龍之介院長、診療科目=胃腸科、外科、肛門科)は、大腸がん手術に特化し た診療所を目指している。泌尿器科いまりクリニック(佐賀県伊万里市、小嶺信一郎院長、19床、診療科目=泌尿器科)は、24時間365日、急患対応をす る泌尿器科専門の有床診療所だ。

【低い診療報酬に改善の声】

 病院と同様の専門的な手術を行う、専門特化した有床診療所は、地域医療に貢献するとともに、地域の病院とのすみ分け、あるいは共存が 図られている。

 ただ、有床診療所の院長らが口をそろえて指摘するのは、これら有床診療所が提供している医療を十分に反映した診療報酬が設定されてい ない点だ。特に診療報酬の入院基本料の低さを指摘する声が多い。現在の低い診療報酬のままでは経営が厳しいとする意見も多い。

 厚生労働省の社会保障審議会医療部会の中間まとめは、有床診療所について、病院並みの専門手術を行う有床診、婦人科・産科を扱う有床 診、慢性期の患者を受け入れる有床診など、機能に応じた適切な在り方を検討すべきと明示した。こうした病院並みの専門手術を行う有床診療所が、診療報酬や 医療法の中で、どう評価されていくかに関係者の関心が寄せられている。

研修報告書 事務 松岡龍詞

場所 武雄温泉ハイツ 

日時 平成17年8月10日

講演題 これからの人材活用 ポジティブアクションの考え方

演 者 横河ヒューマン・クリエート株式会社

    人材開発アドバイザー 西島美那子 氏

 男尊女卑という言葉があるように昔の日本では企業のでの女性の位置づけが異常に低い立場にあった。それは女性は学校を卒業して結婚まで働くという人が多 く、早期退職する女性にはコストをかけなくていい、教育しなくていい。そうするより長い目でみて自分の後任となる男性を教育したほうがいいという考え方が あり企業での戦力は圧倒的に男性が置かれていた。現在企業で働くには男女雇用機会均等法の制定により男女関係なく平等に機会を与えなくてはならない。それ は男女という枠組みで考えるのではなく、いち個人として接し、企業は個人の障害を取り除く努力を行い、そうすることによって同じ土俵に立って教育ができ各 個人は自分の能力が引き出せるようになる。企業(人事)は会社の現状維持(受け身、守り)を行うのではなく更に上を目指す努力を行い魅力的な会社を作る事 によって優秀な人材を得る事ができる。また個人としての生活(プライベート)、会社での生活、両方を楽しく過ごす環境を作る事によって個人のレベルアップ ができ更に企業にも利益をもたらすことができる。人材育成は昔は『金太郎型(金太郎飴)』(←どこを切っても同じ顔、同質者を育成)が基本であったが現在 では『桃太郎型』(←犬、猿、雉といったいろんな性質を持った人(異質)を統括出来る力が望まれている。それは同質の考え方で同じ意見、見方しか出来ず向 上する力が弱い。だから異質な考え方で多方面の考え方で多方面でのアプローチができ組織力の向上へと繋がるからである。

いまりクリニック院内勉強会、8月分1回目:
平成17年8月9日午後18時から、院内で今月の勉強会として院長が泌尿器科学、排尿異常とその診察、検査についてスライドを使って講義しました。患者に やさしく仕事に強くと言う医院の標語のように、泌尿器科専門施設として職員が仕事に強くなるための研修の一環として、院長と看護職員による10回の講義を 予定しております。

今回は泌尿器科処置として、カテーテルについて講義しました。特に、留置カテーテルの種類、構造、保管法、管理、挿入手技、膀胱洗浄、 バルーンの膨らませ方、バルーンから水が抜けなくなった時の対処方法、紫色バック症候群などについて話ました。

院長による講演:
平成17年8月8日佐賀市、第一製薬株式会社、佐賀営業所(東雅裕、所長)にて、所長さんと営業のMRの方たちに、膀胱機能とその異常、過活動膀胱などに ついて院長が講演しました。 マックibookを持参して、膀胱の解剖・生理、正常排尿の機構と神経支配、排尿異常の症状として排尿困難、頻尿、尿失禁の排尿異常の診察と検査、治療法 について述べま した。講演後に質問が数個ありました。質問の内容は、主にαブロッカーの使用法や薬剤別の効果などでした。

休日急患センター当番:
平成17年8月7日 伊万里市休日急患センターの当番として院長が出勤し、午前9時から午後5時まで勤務しました。

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全国有床診療所連絡協議会総会、第18回:
平成17年7月30,31日に広島市リーガロイヤルホテルにて開催され、院長が出席しました。伊万里有田医師会からは高原武彦会長、水上忠弘副会長が出席 され、佐賀市などから美川隆造佐賀県協議会会長、他多数が参加されました。会場では全国から400数十名の参加があって、有床診療所の今後についていろん な議論があり盛会でした。来年は52年ぶりに有床診療所のいろんな改定が厚生省の方で行われるようで、今年の会は特に盛会のようでした。泌尿器科いまりク リニックのような有床診療所は、最近では経営の困難さなどの理由から、次第に少なくなると言う傾向があります。わずかなベッドをもって地域医療に貢献する と言うことは赤字を覚悟で入院事業を行い、その赤字を外来で補っていると言うのが現状のようです。

この時時間の合間に呉市の大和ミュージアムに行きました。帝国海軍戦艦大和の立派な模型がありました。

いまりクリニック院内勉強会、7月分2回目:
平成17年7月26日午後18時から、院内で今月の勉強会として、透析室が九州透析研究会での発表演題の予行を行いました。以下はその抄録です。

無保存期の透析導入症例

泌尿器科 いまりクリニック 透析室
藤原勢津子、松本喜代子、高橋貞子、境裕子、南まゆみ、山口早苗、吉田和子、木下徳雄、小嶺信一郎

<はじめに> 透析導入は一般的に、保存期でゆっくりと説明を受け、ある程度の知識と心の準備を整えて行われる。今回、急速進行性糸球体腎炎を発生し、保 存期がほとんどなく透析を導入。当院に転院となった患者に透析について指導し不安の軽減に努めた。<症例>73歳女性。健診で腎炎と腎機能障害を指摘。わ ずか2週間で透析導入となった。当院で維持透析をしていくことになったが、通院、透析など様々な現実を受け止めることができなかった。さらに、苦痛症状が 出現、今後の不安が一気に押し寄せていた。<方法>受け持ち看護師だけでなく全員が患者の話によく耳を傾け、患者の不安を理解、問題解決を試みた。<結 果・まとめ>苦痛・不安の原因を知り解決し、次第に順調に透析を受ける事ができるようになった。そして、身体的苦痛も透析に慣れてきた為緩和し、介護サー ビスを再開できるようになり、生活のリズムを整える事ができた。急性の透析導入では、不安の強い患者に対して、同じ立場に立って考える「共感・傾聴」の姿 勢が重要視される。

第17回神経泌尿器科脊損セミナー:
平成17年7月23日福岡市アクロスにて開催され、院長が出席しました。一般演題数個と岩坪暎二、医療法人北九州古賀病院、北九州病院グループ排泄管理室 長による特別講演:要介護高齢者排尿管理の問題点、でした。

岩坪先生の講演の要旨はこのスライドのように、高齢者となって介護が必要になると最も困る問題、最も急ぐ問題(排泄は急ぎます)、そし て、人間の尊厳にかかわる問題は排泄です。このことをきちんとしてゆくことが最も大切であり、そのためにはどうすればよいかを

院長による講演:
平成17年7月22日久留米市、旭化成ファーマー株式会社、久留米営業所(遠矢弘、所長)にて院長が、所長さんと営業のMRの方たちに、膀胱機能とその異 常、過活動膀胱などについて講演しました。 マックibookを持参して、膀胱の解剖・生理、正常排尿の機構と神経支配、排尿異常の症状として排尿困難、頻尿、尿失禁の排尿異常の診察と検査、治療法 について述べま した。講演後に質問が数個ありました。質問の内容は、主にαブロッカーの使用法や効果などでした。
佐賀県人工透析懇話会:

平成17年7月21日(木)佐賀市、アバンセにて佐賀県人工透析懇話会があり、泌尿器科いまりクリニックから院長、透析室職員、栄養士 ら8 人が参加しました。福岡西方沖地震での福岡市の透析施設での被害報告とその対策が紹介されており、多いに参考になりました。泌尿器科いまりクリニックで も、災害時の一般的なマニュアルは一応存在しますが、いろんな事態に対応した具体的なマニュアルがまだ未定なので、これから作成するところです。たとえ ば、どんな自己の場合は誰と誰が出勤するか、どことどこに連絡するか、NTT緊急伝言システムを利用することなど、まだ作成が不十分でした。

研修報告書 管理栄養士 林俊介

内容抜粋:セッションI 福岡西方沖地震時における病院施設及び設備の破壊状況と復旧の手段について、また地震当日に職員がどの様に行 動したのか、そして透析を行っている患者さんをどう他の施設に移って頂いたのか、その手配について詳細な報告があった。
セッションII 各施設における手洗いの実施状況と感染予防のため、職員に対する手洗い等の必要性の意識向上の取り組みについて報告があった。
感想・考察と今後の職場の活用出来る事: 医療機関における医療従事者の手洗い、消毒操作が充分になされていない事が分かった。感染抵抗性が低下した状態にある患者さんに接する際の医療従事者の感 染予防対策が感染症を減少させるのに非常に重要だと感じた。今後は厨房内また病棟での食事の配膳時の手洗い及び消毒のより徹底した慣行に務めたい。

看護師 氏名 吉田和子

 佐賀県下の福岡西方沖地震による被害は、他施設では、透析室内や機械室内、院内施設などの被害が起きていた。幸い、当院では被害がな かった。福岡西方沖地震後に改善したことは、コンソールが棚置きのため、ベッド中央にコンソールを置いていたので、患者さんにあたらないよう移動。床に落 ちるようにしましたが、できれば安全性を考慮し、固定できるようにしたいと思います。
避難訓練時には、回路切断のシミュレーションも行っていて、緊急離脱法についての対策はできていますが、マニュアルの作成が不十分なため、今後スタッフ 用、患者さん用を作成していきたいと思います。
一般演題では感染症についての3症例の発表がありましたが、透析患者は感染防御機構が弱いという基本的な病態が存在している。血液透析では体外循環により 外部と接触する機会の多い治療法の特殊性からも常に感染症発生の危険にさらされている。毎回の穿刺のため、シャント部感染を起こさないようにするため、日 頃から患者自身のシャント管理、スタッフのシャント部の消毒や手洗いについて重要性を再確認しました。

准看護師 山口早苗

○手洗い啓発活動の取り組み  (佐賀県立病院好生館)院内感染は広く社会で認識されており、その対策として手洗い・手指消毒の必要性 があげられる。石けんと流水による手洗いは30秒〜60秒が理想であるが現状はそれ以下でおこなわれていることが多い。免疫機能が低下している透析患者に とって細菌、ウイルスを持ち運ばないことが最も重要であり当クリニック透析室においても数名の感染者がおりスタッフ1人ひとりが常に感染防止という意識下 で行動することが望ましい。
○ウイルス肝炎について、九州大学院 林 純先生、ウイルス感染には主にA型、B型、C型があり日本はB型、C型が多い。特に感染しやすいのはB型であり B型肝炎が多いのは血液1cc中に含まれるウイルス量が最も多いからである。HB抗原陽性率は九州・沖縄が多いが若い人の感染者は減っている。B型肝炎の 発症率として1970年11.5%、2002年4.3%はほとんどが中高年の世代で1990年以降新しい感染者は出ていない。

 看護師  藤原勢津子

福岡西方沖地震による透析室の被害状況について、佐賀県内透析施設の地震災害対策アンケートについて、どの施設も地震対策は不十分であ り、今後の早急な対策が望まれる。そして、スッタフ一人ひとりが自覚し、自己学習すると共にシミュレーションし、戸惑う事なく行動出来るようになりたいと 思う。一般演題 感染に対する報告が多くあり、一処置一手洗いを実践されている。特に、穿刺後の手洗いが徹底されている施設があり、スゴイと思った。しか しながら、穿刺時間の延長を考えるとすぐに取り入れられない所がある。良い解決策を模索し、感染予防に努めていきたい。

職員退職、送別会:

 

平成17年7月20日職員の笠原和子さんが8年居た泌尿器科いまりクリニックをこの度退職することになり、伊万里市の居酒屋、今昔でさ さやかな宴を設けました。写真は、笠原さんを囲んだ外来の職員たち。

往診車購入:
平成17年7月15日新しい往診車が来ました。後部席への乗り降りを重点に考えて車を選びましたところ、日産のキューブになりました。前の往診車は走行距 離が10万キロ以上になり、まだまだ走りそうでこれから車検というところでしたが、後部席が狭かったので、不評でした。そこで、新しく購入することになり ました。そして職員に古い車を譲ることになり、唯一希望があった山口夫妻にもらいてが決まりました。

伊万里有田地区医師会学 術講演会:
平成17年7月15日伊万里市迎賓館で、林田一洋、佐世保共済病院内科部長による、C型肝炎の最新の知見についての講演会があり、泌尿器科いまりクリニッ クから院長、看護婦以 下9人が出席し、勉強しまし た。講演内容は3つのポイントがありました。1)肝炎ビールスとそれが肝硬変から肝癌に至るまでの検査、注意点、2)インターフェロン治療、3)生活上の 注意するポイント、でした。講義は判りやすくとても有意義で、聞きに来た甲斐が多いにありました。時々この様な非常に有用な講演に当たりますが、今日がま さにそれでした。以下に講演の要旨を書きます。C型肝炎についてであって、他の肝炎はこの限りではないようです。

1. 肝硬変での死亡はここ30年不変、肝臓癌の死亡は増加、特に西日本は多い、50歳過ぎてから肝硬変になりやすい。60歳過ぎた患 者はよりいっそう丁寧に診察、エコーを行う。肝臓が炎症によって次第に線維化を増し、肝硬変から、肝癌になる。線維化はF0からF4までの段階があり、そ れを評価するパラメーターとしては、血小板の減少、4型コラーゲン7S、ヒアルロン酸、血清アルブミンの減少、がある。これらのうち2つ以上が陽性である と、線維化が強い。

2. インターフェロン治療では、従来のものよりも進んだ製剤があり、腎で分解されずに高力価を保つのでよい効果がある。F3以上でもインターフェロン治 療 を行うと、正常化するのでなるべく早期にインターフェロン治療をすることが必要。

3. 生活上での注意点としては、肝臓に鉄が沈着することが肝炎を進行させるので、余計な鉄分を摂取しないことが重要。そのために緑茶 は効果的。さらに採血やキョウミノシーを静注する時に、その注射器で20ml位瀉血することが望ましい。さらに脂肪が肝臓に溜まることも肝炎を進行させる ので、食後の安静は却ってよくないし、運動を積極的に行い糖尿病を予防することが重要。 高血圧の薬であるARBが肝炎での線維化を予防することが最近判ってきた。肝炎で高血圧があればなるべくこの薬を使う。

研修報告書 看護師 井手宏直

C型肝炎は、血液を介して感染するが、近年HCV抗体の検査の開発によりC型肝炎の診断が可能となった。C型肝炎は予後が不良で慢性化率は80%と高率で あり、しかも10〜20年の経過で肝硬変、肝臓癌に移行する。現在、輸血後肝炎はB型肝炎については検査法の発達とチェックシステムの徹底によりまったく なく、ほぼ100%がC型肝炎である。活動性慢性肝炎には、一般の肝臓病薬の投与やグリチルリチンサン製剤注射を行うがインターフェロンも広く使用されて いる。インターフェロンはC型肝炎ウイルスが増えるのを抑えたり体がウイルスを排除しようとするのを助けたりして、肝臓の機能を改善させる。

伊万里、啓徳高校における講演:
平成17年7月15日伊万里市啓徳高校で副院長が、高校生に性病について講演しました。

報告書待ち

いまりクリニック院内勉強会、7月 分1回目:
平成17年7月12日午後18時から、院内で今月の勉強会として院長が泌尿器科学、排尿異常とその診察、検査についてスライドを使って講義しました。患者 にやさしく仕事に強くと言う医院の標語のように、泌尿器科専門施設として職員が仕事に強くなるための研修の一環として、院長と看護職員による10回の講義 を予定しております。

排尿異常についての問診、排尿記録用紙、排尿記録用紙で判ること、IPSS:国際前立腺症状スコア、泌尿器科の診察、痛い、恥ずかし い、高い(医療費が)の泌尿器科にならないように、球海綿体反射、肛門括約筋の緊張、強さ、随意収縮の有無、直腸診、排尿に関する検査、尿流計(ウロフ ロ)、膀胱内圧測定、尿流動態検査、検尿、尿沈渣、尿細菌培養、尿中クラミジア、淋菌:DNA法、PCR法、レントゲン検査、KUB:腎膀胱単純(腎膀 単)、IVP:経静脈的腎盂造影(DIP)、RP:逆行性腎盂造影、AP:順行性腎盂造影 、UCG:尿道造影、CG:膀胱造影、CT:コンピューターに よる断層撮影、単純、造影、血管造影:動脈、静脈、シャント、尿路造影剤、尿路造影剤の使用 注意点とは何かについて説明しました。

小児科診療研修会:
平成17年7月6日伊万里市医師会館で、小児科診療の第3回講演会があり、泌尿器科いまりクリニックから院長、副院長が出席し、勉強しまし た。伊万里市での夜間小児救急診療の開始に備えて、医師会主催での勉強会で、伊東雅樹いとう小児科院長、西有田共立病院小児科の辻医師らが講師となって診 療の実際の場における要点を、小児の咳、喘息を主体に講義がありました。
 
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