医院からのお知らせ・日誌・出来事 (平成15年度)
伊万里市在住の出雲三郎様から戦記の投稿をいただきました
先の大東亜戦争に海軍士官として出陣し、遙かニューギニアにて壮烈な体験をなされて帰国されました。そのときの体験記をまとめて、当医院のホームページに投稿されましたので、ここに慎んで掲載いたします。下の文をクリックしてください。
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長崎県福島町在住の木場仁吉様から随筆:わが青春の那覇の投稿をいただきました
大東亜戦争に陸軍兵として出陣し、沖縄戦で負傷され終戦を迎えられました。それ以前の、今は変わってしまった懐かしい沖縄の思い出を、那覇を中心に、当医院のホームページに投稿されました。下の文をクリックしてください。
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佐賀大学医学部泌尿器科学教室の同門忘年会:
平成15年12月27日(土)唐津市魚半旅館で開催され、院長が出席しました。以前一緒に働いた懐かしい顔がたくさん居ました。出し物は看護婦さん方の踊りと、南里先生の手品、医局の若手泌尿器科医の寸劇でした。賞品がかかったビンゴを参加者全員で行い、1位のDVDデコーダーは逸しましたが、院長が2位になりました。このおかげで周りの方々からブーイングの合唱が起こり、無茶苦茶避難の嵐でしたが、どうしてでしょうか。なんでだろう。しかし、どうもすんまっせん。この時の話の中で、今年から以前の佐賀医大時代のOBを集めてOB会を時々開催することになりました。写真は佐賀大学付属病院の看護婦さん方の踊り。

翌日は朝から唐津ゴルフクラブで真崎杯のコンペがあり、院長も参加しましたが、せっかくの日本晴れにもかかわらず、二日酔いと井口先生と飲んだ迎え酒のために、どうすることもできず、OB10発以上というめろめろの結果になりました。写真は唐津湾を見下ろすグリーンでパットをする福岡医療センター部長の井口先生。

泌尿器科いまりクリニック大掃除:
平成15年12月25日(木)、久しぶりに手術を中止して、午後から職員全員で各自が各部署の大掃除を行いました。外来、事務、透析室、病棟、手術室、病室、厨房、駐車場や外回りで、いすや机などをすべて出して、床を磨き、ワックスをかけました。おかげで泌尿器科いまりクリニックもぴかぴかになって、また明日から気持ちよく仕事ができます。職員一同、ご苦労様でした。厨房から昼はカレー食べ放題、夕方の大掃除打ち上げはおでんとコロッケ、おむすび、お茶でした。厨房もご苦労様でした。

大掃除後の打ち上げ会は、クリスマスと言うこともあって、職員がたった一人しか参加せず、院長と二人で少しだけ騒ぎに街に行きました。

伊万里有田地区医師会の理事・役員忘年会:
平成15年12月24日(水)伊万里市、蛇の目鮨にて忘年会があり院長も理事の端くれとして出席しました。県理事会の報告と協議事項の討議が1時間以上あり、そのご宴会になりました。近年の一方的な保険改悪の話題と、来年は2年ぶりの役員改選ですので、そのことが話題になりました。
瑠璃光苑医療懇談会:
平成15年12月19日(金)伊万里市、割烹海王にて伊万里市の身体障害者療護施設、瑠璃光苑(大宅啓子施設長、伊万里市二里町大里乙403、TEL0955-23-2767)が開催した医療懇談会に院長が出席しました。
最近の医療保険改悪の中で、病院が早期退院を目指さなければならなくなり、重症患者や重度身体障害者が施設に次々に入所するにもかかわらず、入所者の措置費が下がったと言う矛盾があり、これからの施設の運営に影を落とすようです。たとえば人工呼吸器を装着した様な程度の重度の障害者は、身体障害者療護施設に入所した場合、受け入れが大変ではなかろうかと存じます。
大宅啓子施設長様、ご一同様、これからも大変でしょうが、今まで以上に地域の健康と福祉のためにがんばっていただきたいものです。

伊万里市東部地区医師会の忘年会:
平成15年12月15日(月)伊万里市、小料理屋ととや、にて忘年会を院長が理事としてお世話し、副院長も参加しました。来年からもできるだけ毎月1回の会合を行う予定です。参加者は、平山医院の平山院長、小島病院の小島直樹理事長、波多津の小島医院小島智院長、南波多の小島医院小島伸彦院長、近藤医院の近藤欽一院長、山本小児科医院の山本院長、伊東小児科医院の伊東院長、福島町立診療所の小松原正所長、それに、泌尿器科いまりクリニックの院長と副院長でした。

写真は万歳を行う諸先生方。

いまりクリニック忘年会:
平成15年12月13日(土)伊万里市、割烹ウナギの黒亀にて忘年会を行いました。参加者は院長以下33人で、芸や出し物は今回はなくて、寂しかったのですが、ビンゴゲームがありました。ひたすら職員同士、歓談して飲みました。思わず早く時間がたち、9時半を過ぎていたのに気が付きませんでした。2次会は年輩はジョイフルでビールかコーヒー、若者達はTクラブでカラオケという大変おとなしいものでした。

写真は最後に万歳三唱をする職員一同。

藤崎病院公開抄読会:
平成15年12月10日公開抄読会が唐津市藤崎病院で開かれ、院長と副院長が参加しました。藤崎病院の先生方はよく勉強されて居られ、この公開抄読会は日常診療において、とてもためになり、参考になります。そこで、泌尿器科いまりクリニックもできる限り毎回参加するように努めております。今回の主な話題は藤崎亜紀先生の:Dermadrome、武村政彦先生の:透析患者と悪性腫瘍、金子新先生の:クッシング症候群に対する治療、でした。最後に藤崎理事長先生が総括としてのコメントを話しておられました。

唐津の大物、藤崎理事長先生が当初藤崎医院の院長として、たった1人でがんばって居られた頃を知っていますが、今は大きく増改築され病院になり、医師10数人を抱えて、お元気でますますご活躍です。

古川貞夫氏退官記念祝賀会:
平成15年12月9日(火)古川貞夫、前内閣官房副長官の退官記念講演会が佐賀市ホテルニューオータニにて開催され、院長が伊万里市の小副川医院の院長の愛車に乗せていただき出席しました。盛会で、佐賀の名士が大勢来場していました。古川副長官のおもしろい政界裏話などを期待して出かけましたが、あまりおもしろい話は聞けませんでした。古川貞夫氏と同窓であった佐賀市松原の南里泌尿器科医院の南里和哉院長先生も居られました。

大勢の客で混雑して盛会の会場。演壇中央で古川ご夫妻の挨拶が始まっています。

前立腺癌登録J-CAP(JAPAN Study Group oProstatic Cancer)中間報告会:
平成15年12月6日(土)東京にて開催され副院長木下が出席しました。前立腺癌登録J-CAP(JAPAN Study Group oProstatic Cancer)が平成13年から発足して、全国358施設で17000人の新規前立腺癌患者が登録され、調査されております。その間、泌尿器科いまりクリニックでも新規前立腺癌のうちで内分泌治療を受け始めた患者62人を登録して、追跡調査しております。

泌尿器科いまりクリニック透析室増築工事:
平成15年12月1日かねて5年間暖めてきた透析室の増築工事がようやく始まりました。以前から手狭であった透析室を別の場所に造築して、さらに、医師当直室、会議室、資料室、図書室、避難出口などを増設する予定です。遅ればせながら12月8日伊万里神社の神主さんにより御祓いがありました。その直前の当日早朝からいきなり断水して大騒動でした。

しばらくは皆様にご迷惑をおかけします。


佐賀長光園おくんち:
平成15年11月28日(金)佐賀市の肢体不自由者養護施設・社会福祉法人長光園 (佐賀市兵庫町:田口一樹 園長)にておくんちが開催され、いまりクリニックから院長以下職員7人が参加しました。去年と同じように大勢のお客さんで大いににぎわい盛会でした。今年は、改築した新しくなった自宅も開放され、会場が広くなっていました。

第3回佐賀排尿障害研究会:
平成15年11月27日(木)佐賀市ホテルニューオータニにて開催され、いまりクリニックから院長以下職員10人が参加し、勉強いたしました。さらに、いまりクリニックからは、特別講演の前座ではございましたが、院長が一般演題:膀胱憩室による排尿障害の女性症例、を提出し発表しました。特別講演は琉球大学泌尿器科の菅谷公男助教授で、高齢者夜間頻尿の原因と治療、についての発表がありました。高齢者の夜間頻尿の原因としては大きく分けると、夜間尿量の増加と、膀胱容量の低下の2つがあります。さらにその原因としては、多数の要因があり、それらは、微小脳梗塞の発生による過活動膀胱の増加、高血圧、糖尿病あるいは耐糖能の低下、夜間メラトニン低値、血清グリシン減少、習慣性の多飲(よくお茶を飲むことなど)などです。その一つ一つについて、臨床と動物実験結果から詳しく講演がありました。

第36回九州人工透析研究会:
平成15年11月23日(木)佐賀市文化会館と佐賀県総合体育館にて開催され、いまりクリニックから副院長以下職員9人が参加し、勉強いたしました。 昭和大学藤が丘病院の出浦照国先生の特別講演:保存期腎不全および透析患者の食事療法、については職員がよく聴講し、有意義であったようです。
佐賀県産業医研修会:
平成15年11月21日伊万里市医師会館で産業医認定講座として行われ、院長が参加して勉強しました。

佐賀医大泌尿器科、公開抄読会:
平成15年11月11日、11月の公開抄読会が佐賀医科大学臨床研究棟で開かれ、院長が参加しました。主題講演は佐賀大学医学部地域医療科学、教育研究施設、松尾清美助教授でした。松尾清美助教授は佐賀医大に赴任前は飯塚市の総合脊損センター、医用工学研究部にてご活躍されこのたび佐賀医科大学(現、佐賀大学医学部)に赴任されました。

講演内容は。身体障害者の自立を助けるための各種の介護・医療用補助器具とその開発についてです。松尾清美助教授も自身が21際の大学3年生の最終日に交通事故にお遇いになり、脊髄損傷から両下肢麻痺になられ、現在車いすを使用しておられます。適切な道具を使用すれば、寝たきりにならなくて済むことがあると言うことを、具体例を挙げて紹介しました。車いすを例にすれば、現在ほとんどの病院の車いすは、数十年前にできたもので、体格が合わない方が多いので、そういった合わない方が使用すると非常に使いづらいだけでなく、使うことすらできないため、結局車いすそのものを嫌って、寝たきりになるようです。そこで、各人に会わせた車いすが必要になります。さらに、車いすへの移乗にも、移動板などの工夫があれば、自立が可能になる方もいるようです。

松尾清美助教授の存在は、障害者の日常生活を向上させると言う上で、心強い限りでした。これからのご活躍を期待しています。松尾清美助教授とは、以前に院長が飯塚市の総合脊損センターで、岩坪部長の下で働いていた時からのおつきあいです。旧交を温め名刺を交換いたしました。

佐賀県医師会学術講演会:
平成15年11月10日(月)佐賀市、成人病予防センターにて、佐賀県医師会主催の学術講演会があり、院長が出席しました。2題の講演があり、佐賀県健康増進課、木村慎吾課長による:今冬のSARS行動計画と、佐賀大学医学部青木洋介助教授による:インフルエンザ・SARSの同時流行を想定した今冬の外来発熱患者への問診、検査、投薬の診療指針でした。冬はSARSの患者が出ないはずはないと言う想定で、その時は感染を広げず、封じ込めることが必要です。

介護保険主治医研修会:
平成15年11月5日(水)に武雄市の武雄杵島地区医師会館で、介護保険における主治医意見書の書き方などについての講習会があり、副院長が出席しました。主治医意見書の記載についての細かい注意事項がありました。


新規尿流測定器の導入:
平成15年10月29日(水)に新しく尿流測定用のの機械、Portaflowを導入しました。(機械の宣伝をするわけではなくただ単に報告として。)今までは、内視鏡や、処置するところと同じ部屋でしたので、尿流測定する際に患者さんを待たせていましたが、中には尿を我慢しにくい方がたくさん居られて、結局検査ができないで居ました。今度の機械は、縦長なので、置き場所が狭くても良かったので、別の場所を確保することができました。

尿流測定で判ることは、排尿量、排尿時間、排尿した最大尿流率(ml/秒)、平均尿流率(ml/秒)です。これで、手術などの治療の適応を判断する目安にします。さらに、手術や治療前後を比較して、治療効果を判断します。この機械の長所は、普段のように立って排尿したものを測定できますが、欠点としては、立てない方や女性が使えない、排尿しようと思ってそれから実際に排尿するまでの時間が計れない、グラフが簡単すぎて参考にしにくい、ことなどでしょう。尿流曲線のグラフについてはもっとも大切な指標であるので、ソフト的に改善するように要望中ですが、さて、どのような回答が来るでしょうか。

いまりクリニック院内ボーリング会:
平成15年10月27日(金)午後18時半から、伊万里市スターレーンで親睦ボウリング会として院長以下9人の職員が参加しました。

優勝した一瀬邦子君の結果が2ゲームで219という、全員記録的には非常に低調でして、これは日頃全く練習していないためでしょう。決して仕事がきつすぎてへとへとになったからと言うわけではないようでした。うちは職員は多くても患者さんは少ないので、本当はとても楽な職場でしょう。

病棟お散歩:
平成15年10月26日(日)、暖かい日本晴れの陽に誘われて、入院患者さん達と近くにできた、都川内(みやこかわうち)ダムに散歩に行きました。ダムまでは片道約1.5キロの、ちょうど良い散歩でした。すでに湖水は満タンで、深緑色に濁っておりました。 道のすぐ側の坂はイノシシが上ったひづめの足跡のようなひっかき痕があり、最近のイノシシ増加が判るようでした。とこで、ダムまでの県道や市道の端は、空き缶やビニール、空ペットボトルなどのゴミがそこかしこにあり、どうもいけません。

第48回佐賀県泌尿器科懇話会
平成15年10月25日佐賀市ホテルニューオータニにて開催され、いまりクリニックから院長と副院長が参加し、勉強いたしました。いまりクリニックからは副院長が演題を提出し、発表しました。演題は、尿路管理に難渋した脊損患者の1例です。苦労話を言うために出かけたようなものでした。合計7題の一般演題がありました。

そして、鳥取大学医学部泌尿器科、懐かしい久しぶりにお会いした宮川征男教授の特別講演、過活動膀胱の治療、がありました。過活動膀胱による、急迫性尿失禁に対しては、抗コリン剤が有効でしたが、そのための口渇などの副作用があるので非常に使いづらいものがあります。そこで、近い将来副作用が少ない抗コリン剤が発売される可能性があるとおっしゃっていました。さらに、運動療法、排尿訓練によって急迫性尿失禁がかなりの割合で治るという報告についてまとめて居られましたが、その方法は泌尿器科いまりクリニックでもこれから取り入れようと思っています。写真は小料理志乃での懇親会における副院長と真崎教授、懇話会の医師方です。もう一枚は宮川教授の講演風景です。

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伊万里トンテントンと、おくんち:

平成15年10月22日、日本3大ケンカ祭りと言われている、伊万里トンテントンを見物に伊万里の町に行きました。駅前通りは歩行者天国になっており、両側にたくさんの屋台が出て、大勢の見物人であふれておりました。そうするうちにダンジリと、荒御輿がやってきてケンカ(合戦)の始まりになりました。さすがにテレビで見るよりも、近くで本物を見ると迫力が違います。この祭りは室町時代から続いたと言うことですが、伝統を延々と守ってこられたすばらしいものです。合戦が激しいものですから、毎年けが人が出ます。この夜も救急車が走っていました。

 

伊万里おくんちで、山元外科病院の山本章夫理事長に招待され、ご自宅でご馳走などのおもてなしを受けました。お客さんが次々とたくさんおいでになるので、長居できませんでしたが、楽しい宵でした。フラッシュでアップに浮き出てしまった山本章夫理事長です。失礼しました。

いまりクリニック院内勉強会、10月分:
平成15年10月15日午後18時から、院内で今月の勉強会として32人の職員が副院長の木下徳雄から、泌尿器科看護のポイントについての講義を受けました。

   泌尿器科の看護ポイント :スタッフ勉強会 平成15年10月15日 担当 木下徳雄
1、高齢者の排尿異常
「おれる」 「ぼける」 「もれる」
「出ない」 排泄障害 〜 排尿困難、尿閉
「もれる」 蓄尿障害 〜 尿失禁、頻尿、
      尿意切迫
薬剤性排尿障害 
 内服薬、注射薬のチェック
 かぜ薬、精神安定薬、抗精神病薬
 不整脈治療薬、飲酒
尿もれのタイプ
 腹圧性尿失禁  中高年の女性
 切迫性尿失禁  膀胱炎など
 溢流性尿失禁  尿閉の時、前立腺肥大症など
 反射性尿失禁  脊髄損傷による脊髄反射
 機能性尿失禁  動作性、意識障害、精神障害、知能障害、ADLの低下
高齢者には特に専門用語を避け順序よく、わかりやすく説明する。
 必要な問診事項を誘導する。
 付き添いの家族からも聞く。

2、羞恥心に心配りを行う
泌尿生殖系:尿路と精路、
      逆行性射精(TUR−P術後)
性のタブー:老人の性、「灰になるまで」 ED、バイアグラ
性感染症  淋疾、クラミジア感染症
      10代の感染の増加
      情報化社会なのに知識の不足
      不特定多数との交渉、オーラルセックス      問診と診察時のプライバシーに注意、
      感染源は?  パートナーも同時に治療する:(ピンポン感染)     
性器の異常 包茎、包皮炎、嵌頓包茎
      受診までの経過が長いことあり  
泌尿生殖系を扱うため、患者は羞恥心と不安感あり
  プライバシーの保護と周囲との遮蔽(カーテン、  衝立)
  私語と笑い声は禁忌
  膀胱鏡検査、ウロフロメトリー、膀胱内圧測定、  手術時など  

3、考える泌尿器科
     POS (Problem Orientated System) 
「どうなっているのか?」 S、O : 観察
「どうして?」      A   : 評価
「どうしたらよいか    P   : プラン  

検査や治療後の状態観察    発熱、疼痛、血尿、排尿状態
高齢者は自覚症状、発熱や疼痛がなくても、重篤な合併症を起こしていることがある。
 消化管出血、心筋梗塞、虫垂炎など。
急変しやすく、次々に合併症を併発し死に到ることがある。(敗血症、多臓器不全)
早期発見と早めの処置が大事! 
小児も短時間に急変することがある。
 特に気管支喘息の既往に注意。
 術後の嘔吐による窒息、不穏や体動による創出血。
感染の予防
 内視鏡やカテーテルの清潔操作
 器具の消毒、出血を伴う検査や治療の順番(B型、 C型肝炎、梅毒の患者)
 感染の可能性があれば抗生物質の投与      
カテーテルの管理
尿量減少  尿閉、乏尿、無尿、膀胱       尿混濁   血尿、尿路感染症       
発熱    原因は       
疼痛    原因は?  
カテーテル周囲からの尿もれ、 原因は?
 カテーテルの閉塞か屈曲
 特に男性は尿道皮膚瘻のになると、治らない。
発熱の原因
 すぐに解熱剤、抗生物質の投与ではない。まず発熱 の原因を考える。
 主な泌尿器科疾患は3つ!
   腎盂腎炎前立腺炎精巣上体炎(副睾丸炎)  
腎機能障害
腎前性  ショック、出血、脱水など
腎性   腎炎、糖尿病性腎症、薬剤性など
  血液透析の導入の基礎疾患では糖尿病が第一位!
腎後性  尿路通過障害(前立腺癌前立腺肥大症結石など) 

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第4回いまりクリニック慢性腎不全調理実習と集団栄養指導:

泌尿器科いまりクリニックの主催で、平成15年10月12日(日)午前10時から1時半まで、伊万里市民センターにおいて、腎不全の患者さんを中心に低タンパク、塩分制限食の調理実習を行いました。

この調理実習も初めてからかれこれ4回目になりました。準備や運営など職員有志は大変なご苦労様です。今回は外来での休日急患や入院の重症患者がおられたので、院長は予定していたにもかかわらず、残念でしたが出席できませんでした。                       

泌尿器科いまりクリニックにおける調理実習の目的の主旨です。
1.現在栄養指導を行っていますが、その実践の場として栄養指導の患者様、ご家族様の理解度を知り、今後の指導の参考にします。

2.患者様、ご家族様、スタッフの慢性腎不全(保存期)の食事療法の重要性の啓蒙の機会となり、問題意識を高める事により、闘病意欲の向上につなげます。
3.患者様、ご家族様、スタッフとの交流により信頼関係を深める機会とします。

4.患者様、ご家族様に対するクリニックからの患者サ-ビスの一貫として開催しております。
5. 食事療法の継続に対しての一助となるように、努力します。

当日予定した料理の一部のできあがりです。献立などの詳しい説明は食事療法の中の調理実習の項にあります。

 

 

打ち合わせ:

実習に先駆けて、泌尿器科いまりクリニックでは平成15年8月29日に、係りの職員たち、厨房、外来、病棟、事務(医事、受付)から代表が出席し、役目の割り当て、献立、などの打ち合わせが真剣に行われていました。今回で第4回となりましたが、毎回献立や役割を変更して、新鮮な気持ちで臨みます。そして患者さんに案内状を配り、出欠を取ります。
今回の献立は、慢性腎不全保存期の食事としての簡単メニューのバイキング、となりました。

 

さらに、実習のための実習です。

平成15年9月17日夕方に、各自の勤務後に実習のために実際に調理を行う、予行演習をしました。慣れた職員も慣れない職員も、手際よく調理をしておりました。がんばっているのはよいですが、白衣を着ていますので、自分たちが試食するとは言え、あまりお勧めできませんね。

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いまりクリニック火災時の避難訓練:
平成15年10月7日午後14時25分から、院内での火災時の避難訓練を行いました。厨房からの出荷という想定で、透析患者、入院患者の搬出と、非常時持ち出し物品の搬出を、時間を計りながら行いました。避難終了時間は5分25秒であり、まあまあではないでしょうか。

避難訓練
 目的   1 職員の意識向上
      2 避難路の確認(避難用具のチェック)
      3 非常持出しの確認
      4 各部署での避難体制の見直し
火災避難訓練
  日時平成15年10月7日(火)14時00分〜14時30分
 実施項目       実施内容
 火災想定       
1 火災の想定   出火場所  厨房
 (14:00〜14:30)  (14時00分出火)  燃焼物   コンロ油鍋より天井
 2階タイムキ-パ-  
2 火災を周囲の者へ知らせる  *火災発見者-厨房(   )事務所(内線12番)へ連絡
    ( ) 1階タイムキ-パ-   
3 消防機関119番へ通報する   *通報内容 事務(   )通報  電話機 ダイヤルは回さない。
    ( )                       
?防火対象物の所在     ?大川内町
?防火対象物の名称     ?いまりクリニック
?出火場所、燃焼物等    ?厨房 天井

4 火災を全館に知らせる    *事務所より全館     受付( )「只今、1階厨房で火災発生致しました。職員の誘導により避難して下さい。」 もう一度繰返す
5 避難指事を行う       *火元:厨房の為避難経路は玄関側階段を使用
6 エレべ-タ-は使用禁止
7 酸素及びガスの元栓をしめる
8 避難場所     駐車場隅:避難場所では全員の避難確認の為点呼を行なう
  非常持出袋設置箇所    ・医局
               ・ナ-スステ-ション
               ・事務室
               ・透析室
  消火訓練    今回は実施なし
  避難方法  1 玄関側階段から避難すること
        2 避難時は濡れたタオル、またはハンカチを持っておくこと
        3 壁に寄ってかがんで避難すること
  非常持出   ・人命第一
         ・レセプト、フロッピ-
         ・カルテ
         ・届出原本   雨天の場合   避難は玄関までで実施する
病棟 :リ-ダ-( ) (   )全病室に「火災発生」と声をかけ独歩者の誘導を行なう
    避難用具                      ( )回復室の担送患者さん運び出し
    ・担送1名    患者さん担当(   )       (  )避難用具の設置
    ・護送1名    回復室(古川麻美)担送  (    )207号室車椅子患者さん運び出し
             207号室( 院長 )車椅子(   )ガスの元栓止め(準備室、酸素元栓)
                              (    )全室の避難確認
透析室(透析終了時止血確認とする) リ-ダ-(  )  ( ) 独歩誘導
    1 透析中止         患者担当(  )  (   )車椅子誘導 *透析中の場合も想定
    2 回収作業                    (    )ガスの元栓
    3 患者さんの避難

外来 1 患者さんの誘導:リ-ダ-(  )(    )各診察室、処置室、内視鏡室、レントゲン室の避難確認
       誘導 (   )外来患者さん誘導   *車椅子、点滴中の場合も想定
       (  )ガスの元栓止め    非常持出の確認             

医局 非常持出の確認         今回医局の非常持出については先生方にお願いする
事務室 12番へ連絡            ( )   (  )消防機関へ通報
     非常持出の確認       入院(    )    (  )館内放送
                   外来(    ) (各自確認)非常持出         
                   薬局(    ) (  )1階エレべ-タ-横酸酸素元栓止め
(    )1階外来患者さん全員の避難を確認する
厨房  リ-ダ-(   )

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いまりクリニック親睦職員旅行:
平成15年9月20日午後15時から、職員旅行で福岡市に、副院長以下職員が二手に分かれて、ダイエーホークスの試合観戦組と、キャナルシティーの劇団四季、オペラ座の怪人、を鑑賞に伊万里から唐津経由で博多まで、2台の車に乗っての一泊大旅行にでかけました。院長は当直留守番でした。参加者は大いに楽しんだようでした。さて、来年はどこでしょうか。

いまりクリニック院内勉強会、9月分:
平成15年9月17日午後18時から、院内で今月の勉強会として院長以下32人の職員が接遇についての講義を受けました。演者は翔薬のカスタマーサポート室、宮原克也氏で、長崎市からわざわざおいでになり、医療安全管理対策、リスクマネージメントについ45分間の講演でした。医療事故を防ぐための自分自身で一つ標語を作り、その標語をいつもどこか目に付くところに置いて、守るようにすることが効果的という最後の言葉が非常に印象的でした。

佐賀医大泌尿器科、公開抄読会:
平成15年9月16日、9月の公開抄読会が佐賀医科大学臨床研究棟で開かれ、院長が参加しました。主題講演は南里正晴助手で、前立腺生検の理論と実際について、文献と経験をきれいに、きちんとまとめて講演されました。生検の適応、前処置、手技と方法、合併症と危険性、について大いに学ぶところがありました。

そこで、当院でも生検法の見直しと改善を行う必要性を感じました。特に今まで術前にカナマイシンを2日間処方しておりましたが、これをもっと効果的でかつ短く少ない他の抗菌剤に替えること、生検の方法を、今までのように仙骨麻酔下で、経直腸的に行うことから、経会陰的に超音波下に行うことも検討すると言うことなど、などです。日本では大幅に増加している前立腺癌の発見を少しでも高めようとして、そして、生検における副作用も軽減するようにと、各施設ではいろいろと工夫しているようです。

藤崎病院公開抄読会:
平成15年9月9日公開抄読会が唐津市藤崎病院で開かれ、院長と副院長が参加しました。主な話題は武村政彦泌尿器科医師講演:泌尿器科手術の周術期における深部静脈血栓症と肺塞栓症についての文献的考察と症例報告による講演でした。

さて、以前から術中術後の深部静脈血栓症については、欧米での報告として知っては居ましたが、この日本でしかも身近でこの病気を聞くことは本当に最近になってからの話です。日本人もおそらくは高脂肪食の影響で、肥満や高脂血症、高コレステロール血症の患者さんが、ずいぶん増えてきたことと大いに関係があるような印象です。術後の体位変換には大いに積極的になるべきとの印象を持ちました。

日本泌尿器科学会、第68回佐賀地方会:
第1回泌尿器外科手術の理論と実際:
同時開催
平成15年9月6日(土)佐賀市マリトピアにて開催され、いまりクリニックから院長が参加し、前立腺原発のMALTリンパ腫という演題を発表し、勉強いたしました。

前立腺原発のMALTリンパ腫は非常に珍しいもので、日本では今までに1例、世界でも今までに5例くらいしか報告がありません。

特別講演としては井川幹夫島根医科大学泌尿器科教授の、会陰式前立腺全摘除術、がありました。前立腺摘出術の中でもこの方法は行っている医師が少ないので、貴重な演題でした。この方法は、患者に与える影響が少ないが、手術野が狭くて術者には難しい方法です。しかも、骨盤内のリンパ節が摘出できにくいという欠点があります。リンパ節の転移を予測する方法が最近発達してきたことが、不要なリンパ節摘出を減らし、さらに会陰式前立腺全摘除術をよりいっそう根治性の高いものにしたといえます。

会場で、北九州医療センター長の熊沢浄一九州大学名誉教授と福岡市民病院泌尿器科部長の中牟田誠一氏から、当ホームページについてのありがたいコメントを頂きました。

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いまりクリニック院内勉強会、8月分:
平成15年8月27日午後18時から、院内で今月の勉強会として厨房栄養士小野富子が、糖尿病腎症の腎不全保存期における食事療法の問題点についての講義を行いました。 
まとめ 糖尿病性腎症の食事管理での要点
適正な低タンパク食療法と摂取エネルギーが決定的に重要。
食事管理は血糖コントロールだけでなく、腎不全の予後を左右する。
正確な摂取状況の把握と、臨床検査結果に基づいた地道な食事管理が必要。
外来では、定期的な血糖測定とともに24時間蓄尿による、尿中の窒素量、塩分量の測定が有用。

     

    
     

   

マック改造日誌G4Cube:
平成15年8月某日、当ホームページを作成しているマックG4Cube改の、改良を行いました。G4Cubeはもともと静かなコンピューターで、ここ泌尿器科いまりクリニックの夜の静かな医局での作業に苦にならないのですが、遅いことと2台のモニターが使えないと言うことが非常に不満になり、そこで、思い切り改造することを決心いたしました。

以前本来のG4CubeのHD10GBを、すでに40GBに交換して、さらにその後120GBに再交換しています。その後少し熱を持つようになり、G4Cubeの中の底面に静音ファン、イシダ製作所G4CUBE用 内蔵ファンを内蔵しました。その後、Vintage Computerから、Sonnet Encore/ST G4 1.2GHz/2MBとビデオカードATI Radeon 7500 32MB を仕入れて何とか交換しました。

ビデオボードにG4Cube純正のブラケットを無理矢理取り付けました。ブラケットを金ヤスリで削り、ボードとの取り付けは片方のネジ1本で、下側に付けるしかできませんでしたが、しっかりと付きました。ADCコネクターにADC-DIV変換アダプターを取り付けて、ツインモニターができました。しかし、両アダプターの間が狭いので、ADC-DIV変換アダプターとVGAアダプターを取り付けるとお互い干渉して少し無理があります。ツインモニターは非常に快適です。表計算しながらその結果を見てワープロすることが楽になりました。しかし、G4Cubeが以前よりもかなり熱を持つようです。どうもすぐに動作が不安定になります。特にclasssic環境がうまく行きません。

今は快適ですが、すぐに加熱して、動作が不安定になります。そこで、思い切りG4Cubeの裏面に大きな穴をあけて、むき出しになった中のアルミ面にヒートシンクを4枚貼り付けました。うまく穴をあけることができずに、非常に見苦しい状態です。本当にG4cubeを大事にしているかわからないくらいひどいですね。G4Cube殿、ゆるせ。

その後さらにここに、もっと大きなファン付きヒートシンクをとりつけました。さらに見苦しくなりG4Cube改というよりおばけG4Cubeになってしまいそうです。

さて、ヒートシンクはもっとでかいのを取り付けたかったのですが、博多のヨドバシカメラでは、ファンなしではこれくらいしかありませんでした。見た目は非常に良くないのですが、普段見えない裏面ですし、少しは動作が安定してきました。さらにイシダ製作所のG4Cube用USBファンを本体の外で下に置いて冷却していますが、これは底面の構造物などに風が妨げられて期待したほどの効果はないような印象です。

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医師会医療情報化研修会:
平成15年7月31日(木)午後18:30から佐賀市県医師会メディカルセンターにてレセプト用ソフトのORCAについての演習と講義があり、副院長が参加しました。

糖尿病対策研修会:
平成15年7月31日(木)午後18:30から佐賀市県医師会成人病予防センターで、日医生涯教育認定講座である研修会があり、副院長が出席しました。

演題は1.糖尿病性眼症と、2. 糖尿病性腎症でした。糖尿病が現在の失明の第一位原因でありそのために治療と予防が重要な眼科の話題です。血糖の管理が重要であり、HbA1Cで月に0.5% づつ減少するような努力が必要です。眼科受診の中断が問題となっており、少なくとも年1回の受診が必要です。

日本では糖尿病患者の38.6が末期腎疾患(ERSD)患者になっています。この頻度は外国でも増えています。糖尿病性腎症になるとまずはじめに尿にアルブミンが出てきます。これが兆候です。尿タンパクが1日1グラムでも血清のタンパクの減少が始まります。次第に腎臓が悪くなり、血清クレアチニンが2.0mg/dl以上になると、糖尿病患者で平均26ヵ月目で透析に至っています。非糖尿病患者でも44ヵ月で透析になっております。腎臓が悪くならないように、血糖と血圧の管理が大切です。血糖管理の目安はHbA1Cで7%以下、食前血糖で110mg/dl以下、食後2時間の血糖で180以下です。血圧の管理は食塩の制限と薬です。薬としては血糖も下げるACE阻害薬が有効です。

院内無線LAN化成功:
伊万里市のケーブルテレビはちがめネットが基本料で5人まで接続できるようになったことを期に、院内無線化を試み、ほとんど工事せずに、職員の松岡君、市山君と作業して試行錯誤の末にやっと成功しました。ケーブルテレビのモデムにブロードバンドルーターをイーサーネットで接続し、さらにそこからイーサーネットでメインairmac extreme basestationに繋ぎました。

airmac extreme basestation2台とair mac cardに強化アンテナomni extended airを組み合わせて、何とか1階と2階の全館を網羅しました。airmac extreme basestation1台をメインとして、WDS(Wireless Distribution System)でもう一台のairmac extreme basestationをつなぎ、これをremote basestationにしました。

苦労して院内無線インターネット化を行いましたが、その後、職員達はほとんどインターネットをしていないようです。(なんじゃこれは。)

いまりクリニック院内ボーリング会:
平成15年7月25日(金)午後19時から、伊万里市スターレーンで親睦ボウリング会として院長以下16人の職員が参加しました。記録的には非常に低調でしたが、技能を上げると言うよりも親睦のためだからこれでもよろしいでしょう。

長光園医療懇談会:
平成15年7月19日(土)佐賀市の肢体不自由者養護施設・社会福祉法人長光園 (佐賀市兵庫町:田口一樹 園長)の医療懇談会が、佐賀市のホテルニューオータニにて開催され、院長が出席しました。塩田病院石崎副院長、佐賀社会保険病院黒木内科医長、田尻内科医院長、古宇田歯科院長、西島皮膚科院長らが参加し盛会でした。 2次回は佐賀市のノースにて開催されました。医療保険上長期入院ができなくなって、病気や事故で肢体不自由となった患者さんが、早めに退院し、長光園のような肢体不自由者養護施設に入ることが早くなると共に、それだけ重症の患者さんを受け入れるようになっており、大変なご苦労と存じます。その上措置料が下がってきていて、さらに大変と存じます。しかし、大切なお仕事ですので、これからの介護と福祉の発展のためにさらにご精進のほどを。

いまりクリニック院内勉強会、7月分:
平成15年7月16日午後18時から、院内で今月の勉強会として院長以下35人の職員が接遇についての講義を受けました。演者は大塚製薬(株)の石丸仁氏で、演題は脂質を中心とした栄養学についてでした。

オメガ3の油脂であるリノレン酸とオメガ6であるリノール酸との違いと、リノレン酸欠乏症における症状特に精神症状についての詳しい説明がありました。日常使用しているサラダ油や天ぷら油に含まれる脂肪酸についても内容の違いが大きいようです。やはり高価な油ほどリノレン酸が多いようでした。

食事が肉を中心とした欧米化に近づいて、脂肪食に変わりつつある日本と、そのいっぽうで伝統日本食のすばらしさを見直して日本食がブームになっている外国との違いを、述べていました。栄養学は経験に基づいた科学ですので、あることを判断するためには長い経験を必要とします。かっては良かったが今ではよくないと言われることも多いようです。

追記:もしかして日本の今の和食は和食ではなくなっているのではないでしょうか。そのためにわざわざ栄養学では伝統日本食などと言う言葉を持ちだしているようです。さらに、皮膚科学会ではアトピーの治療に伝統日本食と言うのはすでに当たり前の常識になっているようです。いままでに日本人は伝統をたくさん捨てて、ついには和食まで捨ててしまったのですね。何もかもアメリカの真似をして、ああ、どうなるのでしょうか。うちの子達も、アメリカのラップやロックミュージックなるものは良く知っていても、日本についてはなーんにも知りません。日々ことあるごとに日本の歴史や、文化などについて言っていますが、うるさい親父と言うくらいに思われているようです。ちなみに5月27日について何の日かうちの職員をはじめとしていろんな人に質問しましたが、みんな全く知りません。あーあ残念です。日本が世界に有名なのは日露戦争と広島・長崎の原爆ですのに。

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いまりクリニック院内勉強会、6月分:
平成15年6月25日午後18時から、院内で今月の勉強会として院長以下32人の職員が接遇についての講義を受けました。演者はアステムのCustomer Satisfuction and Support Servicsの原田英夫氏で、接遇についてしっかり講演していただきました。講演の主題は、接遇においては紋切り型で型にはまったマニュアルに頼るのではなく、相手の状況などに応じて臨機応変に相手のためを考えて行動し、話すと言うことがポイントでした。その後は別席にていろいろな情報交換を行い有意義な一日でした。院長は同夜伊万里有田地区医師会の理事会に出席したので、別席には遅れて参加しました。

医院開院9周年の宴会:

平成15年6月6日 伊万里市仕出し料亭、松嘉(まつか)にて院長以下職員35人と無事に10年目を迎えたことを祝して、つつましく内輪で静かな宴会をしました。その後は伊万里市内の繁華街でバー、グラスホッパーで2次会をひっそりと行いました。

いろいろな困難や苦難や危機をよたよたと乗り越えて、何とかここまで来れたことも、今まで当院でがんばった、今おられる、あるいはすでにおやめになった職員の方々やお世話になった地元の方々、当院の患者さん方、地元医師会の諸先生方、医大の真崎教授をはじめとする諸先生方、きちんとお取引していただいた業者の皆様、暖かくおつきあいいただいた伊万里市大川内のご近所の方々、融資していただいた親和銀行さま、立派な建築をしていただいた興栄建設、上滝建設など業者の皆様方のおかげでございます。

さて、これからもあと10年後も20年後も今夜のようにまた楽しく宴会ができればよいと存じます。

なお、職員一同から当院の標語の、患者さんに優しく、仕事に強く、の額入りを頂きました。感謝。

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いまりクリニック院内勉強会、5月分:
平成15年5月21日午後18時から、院内で今月の勉強会として、当院の医療事務が主催で健康保険の中で各種の指導管理料について職員26人が参加し勉強しました。在宅療養指導料、在宅自己導尿指導管理料、老人慢性疾患生活指導料、特定疾患療養指導料などたくさんの指導料や管理料が、どういう時に算定できて、どのようにするかなどをプリントを配って勉強しました。せっかく種々の医療や看護を行ったならば、それが保険として算定できるように日頃からの勉強が必要です。開院以来マックを使った保険点数計算とレセプト処理を行っているので、ついコンピューター任せになりがちですが、やはり保険のことを知っておかないといけません。ところが、最近の医療保険は無茶苦茶複雑で、しかも次々に変わっていますので、まさに朝令暮改で対応する方もてんてこ舞いです。 たくさんのプリントをがんばって作った事務のみなさん、ご苦労様でした。

山口夫婦結婚祝賀会:
平成15年5月16日夕、職員の山口夫婦の結婚祝賀会を伊万里市の焼き鳥焼き肉やの、ドライブイン鳥、で行い、院長以下職員18人で結婚を祝福し宴会を行いました。
本人達の希望でまだ披露宴は行わずに、職場の有志でささやかですが祝宴をしました。その後当然2次会に行きバー、でシングルモルトを飲んでしまいました。  
右の写真中央には山口夫人がピースサインをしております。 お二人のこれからのお幸せを祈りつつ。 

藤崎病院公開抄読会:
平成15年5月14日公開抄読会が唐津市藤崎病院で開かれ、院長と副院長が参加しました。話題は過活動膀胱についての講演と、間質性膀胱炎の水圧拡張治療についての講演でした。藤崎理事長も在宅で診察した老夫婦のことを話されました。家族があまり面倒をみない老夫婦で、非常に苦労して生活されていたようで、核家族が進み、親孝行の観念が薄れ、これからはこのような家族が増えるのではないかと心配されていました。終了後に改築になった新しい病院で、院内を見学致しました。ゆったりとした大きくて広い作りで、手術室もきれいで機能的でした。病室や医局、透析室も新しく、広くて、働きやすいような環境でした。

佐賀医科大学泌尿器科公開抄読会:
平成15年5月13日公開抄読会が佐賀医科大学臨床研究棟で開かれ、院長が参加しました。今回は今年4月下旬に米国Chicagoで開催された、2003年米国泌尿器科学会総会(AUA)での出席報告でした。佐賀医大からは真崎教授、徳田助手、佐藤助手が参加しました。話題としては、内視鏡手術のうち腹腔鏡手術のこと、小児の病気、停留睾丸、膀胱尿管逆流、尿道下裂、神経因性膀胱の手術時期についての考察、膀胱ガンの化学療法、前立腺肥大症の治療法の選択、米国では、医療事故までなくてもなんでもかんでも訴える雰囲気で、医療訴訟があまりにも多くて、医師が逃げ腰になり、ちょっとした病気でも見落としがないように過剰の検査をすることが多いことがしゃかいもんだきかしていること。慢性膀胱炎や慢性前立腺炎の治療についての項は以前聞く医師も少なかったのが今回では満員の盛況でした。その他女子尿失禁治療手術の方法についてなどなど、とても盛りだくさんでした。

第47回佐賀県泌尿器科懇話会:
平成15年5月10日佐賀市ホテルニューオータニにて開催され、いまりクリニックから院長と副院長が参加し、勉強いたしました。伊万里クリニックからは院長が、Fitz-Hugh-Curtis症候群の2例、を報告しました。

佐賀泌尿器科懇話会も私が入会した頃と比べて、会員数が倍近くに増加し、にぎやかになっています。

さて、Fitz-Hugh-Curtis症候群とは、性病のなかで淋疾やクラミディアにかかると女性ではあまり症状が無いままに過ごし、その後気付かない内に次第に進行して、膣から子宮、卵管炎になったり、ついにはそこから骨盤内、腹膜内に広がることがあります。さらにこれが進んで、骨盤内臓炎を生じたり、肝周囲腹炎や胆嚢炎に似た症状を示すフィッツ-ヒュー-カーティス症候群にいたります。つまり腹膜炎がすすんで、肝臓の周囲に炎症を起こし、まるで肝周囲炎や胆のう炎のようになることです。右の上腹部を中心とした痛みと、発熱があります。右の上腹部(季肋部)に圧痛があり特に、深呼吸時に著しい(マーフィー徴候)。特に若い女性の場合右上腹部痛があればまずこのフィッツ-ヒュー-カーティス症候群を考えて診察をすすめます。

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佐賀医科大学泌尿器科公開抄読会:
平成15年4月14日公開抄読会が佐賀医科大学臨床研究棟で開かれ、院長が参加しました。主題講演は今年4月はじめに徳島市で開催された第91回日本泌尿器科学会総会での出席報告でした。腫瘍、癌の治療や診断、遺伝子治療、内視鏡手術、医の倫理学、など盛りだくさんの内容でした。やはり、定期的に学会へ参加しなくては遅れてしまうと思わされました。学会に行きたくても留守番が居ないので、なかなか行けない開業医家業です。特に最近は会場が週末は借りにくいのかどうか知りませんが、平日に学会の開催がほとんどですので、ますます学会に行けない状態です。この意味で、佐賀医大では公開抄読会を行い、学会の内容や様子、最近の医学の話題などの報告があるので、とってもありがたいことです。

看護学校入学式:
平成15年4月5日午後、桜咲く伊万里市看護学校講堂にて伊万里有田地区医師会立、看護学校の准看護科、看護科の合同入学式があり、当院からの准看コースに入学者2名古川君、東谷君と院長小嶺が参加し、挨拶しました。当看護学校には今年も、男子学生がかなり多く入学したことが印象深かったことでございました。
 

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癌末期の緩和ケア:
平成15年3月中に入院し緩和ケアをお受けになった前立腺癌の方3人が、泌尿器科いまりクリニックにて、相次いでお亡くなりになりました。長年にわたり、前立腺癌にて外来であるいは入退院を繰り返され、ご闘病なされ、ついに帰らぬ方とおなりになりました。私どものケアと申しましても本当に至らないことばかりであったことと存知じおりましたが、できるだけ苦痛のない最後をお迎えになるように、職員一同努力をしております。ご冥福をお祈りいたします。

花見会:
平成15年3月19日午後18時45分から、今年の花見会を行い、その後伊万里市の伊万里牛の焼き肉ハピネス村で院長以下職員33人で宴会を行いました。春爛漫でしたが、まだ風は肌寒く、早春賦のように、春は名のみの風の寒さや、でございました。泌尿器科いまりクリニックは優秀な社員に恵まれておりますが、新入社員や新入看護学生が挨拶もしないでひたすら焼き肉やユッケビビンバなどを食べていたことは今後の課題です。後日院長が活と気合いを入れて反省を促しました。
いまりクリニック院内勉強会、3月分:
平成15年3月19日午後18時45分から、院内で今月の勉強会として、頚髄損傷で四肢麻痺患者さんの症例検討を行いました。49歳男性で、自律神経過緊張反射による高血圧性脳症にて昏睡中に仙骨部に褥創を生じてしまい、その治療の経過と問題点について検討しました。当初褥創からの浸出液が多量であり、テガソーブなどの人工皮膚でも追いつかなかったところ、イソジンシュガーが非常に効果があり、予想していた以上に早く回復しました。
もう一つの話題として、先日福岡市で開催された臨床栄養学研究会の報告がありました。昭和大学医学部教授出浦照国先生が講師で、保存期慢性腎不全の食事療法、血液透析を避けるために、と言う市民講座も同時に開催されました。

第3回いまりクリニック慢性腎不全調理実習と集団栄養指導:
泌尿器科いまりクリニックの主催で平成15年3月16日午前10時から1時半まで、伊万里市民センターにおいて、腎不全の患者さんを中心に低タンパク、塩分制限食の調理実習を行いました。今日の献立はアサリのスパゲッティーと果物とのサラダ、豆乳スープです。参加者は患者さんと家族19人、スタッフ10人でした。泌尿器科いまりクリニックのスタッフとして、厨房から管理栄養士の井手、栄養士の小野と前田、透析・病棟・外来から看護婦前田、吉田、山口、犬山、草場、事務から岡崎、古川君が参加しました。この日のために職員は何度も打ち合わせを行い、下準備をしてきました。実習後も反省会を行いました。栄養士からも報告があります。報告を見る。

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第54回佐賀県人工透析懇話会:
平成15年2月27日午後6時半から佐賀市アバンセにおいて、開催され院長とスタッフ7人で参加しました。高松赤十字病院泌尿器科部長の沼田明先生が特別講演し、慢性腎不全に対するrefreshment-therapyとしての腹膜透析、について話されました。腹膜透析患者の方が元気で長生きしており、最近は腹膜炎などの合併症が非常に少なくなってきたと言うことが印象的でした。 
いまりクリニック院内勉強会、2月分:
平成15年2月26日午後18時45分から、院内で今月の勉強会として、血圧と心不全の管理が難しい高齢者の透析患者さんの症例検討を行いました。80歳前後の高齢者であって、家族と離れて一人暮らしの方にとっては、腎不全食での食事管理や栄養・水分管理が困難です。その他の問題点について検討しました。もう一つの話題として、結核の院内感染防止対策について、先日保健所であった講習会の報告を行いました。
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いまりクリニック新年会・厨房歓迎会:
平成15年1月24日、院内勉強会に引き続いて、伊万里市やきとりや王将にて当院の新年会と厨房歓迎会を開催しました。厨房は今まで委託で行っておりましたが、昨年12月から当院にて専属管理栄養士、栄養士、調理職員が行うことになりました。

当医院の栄養食事療法と健康管理の柱として日夜活躍している厨房諸君を歓迎し、かつ日頃の職員みんなの親睦と慰労をかねて、ちゃんこ鍋を囲みました。その後伊万里市のスタンドバー、グラスホッパーにて2次会を開きましたが、飲酒運転にならないようにちゃんと配慮しました。

いまりクリニック院内勉強会、1月分:
平成15年1月24日午後18時45分から、院内で今月の勉強会として、院長が当院のホームページを紹介しました。当医院の職員であってもホームページをゆっくり見ていないことが多く、またホームページそのものの存在すら知らない職員が居て、びっくりでした。

マックibookをプロジェクターにつないで、ホームページを供覧しました。

いまりクリニック透析合同新年会:
平成15年1月19日午後4時半から、伊万里市割烹山平にて当院職員と透析患者様との合同新年会を開催しました。ある患者様からのご希望で合同新年会を開いてはどうかと言うことでしたが、当院としては初めての試みでしたので、準備などあわただしく行い、なにかと行き届かなかったことと存じます。

 

日頃から患者・医療者としてお会いしていましたが、ゆっくり話すことがあまり無かったかも知れません。こういう機会にいろいろとお話しして親睦を深め、さらにより良い透析が安全にできる一助となれば幸いに存じました。皆様芸達者でカラオケや踊りが出て3時間がすぐ過ぎました。

 

佐賀整肢学園原寛道園長叙勲祝賀会:
平成15年1月17日佐賀市ホテルニューオータニにて佐賀整肢学園園長、原寛道先生の母子保健奨励賞・毎日新聞社賞のふたつの受賞を受けられたことに対する叙勲祝賀会が開催されました。

泌尿器科いまりクリニックから院長が招待され出席し、祝福しました。

原園長は昭和58年から佐賀整肢学園に赴任し、当時赤字であった整肢学園の経営を黒字化し、大いに発展させ、数カ所の分院と関連施設を設立され大活躍をされました。私も昭和59年から佐賀整肢学園に非常勤医師として勤務しており、この日はうれしさのあまり、大いに痛飲してしまいました。      写真は祝福される原先生夫妻です。

数百人以上の主席者で大いににぎわった会場です。整肢学園の身内の方々がほとんどで、今回の叙勲を佐賀整肢学園全体のめでたいこととしてとらえて居ることがよくわかりました。

佐賀医科大学泌尿器科公開抄読会:平成15年1月14日今年初めての公開抄読会が佐賀医科大学臨床研究棟で開かれ、院長が参加しました。主題講演は明利助手で、佐賀医科大学で経験した、腎周囲膿瘍の10症例を中心に、症状と発見の契機、感染経路や経過、検討し、まとめたものを供覧しました。
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福岡前立腺肥大症治療研究会:
平成15年1月10日福岡市ホテル日航にて九州大学泌尿器科内藤教授の主催で、前立腺肥大症の治療研究会が主催されました。参加施設は九州大学、産業医科大学、福岡医療センター、原三信病院、下関済生会病院、加野病院、新小倉病院、博愛会病院と泌尿器科いまりクリニックで、院長が参加しました。
近年、前立腺肥大症のいろいろな治療方法が急速にに出現し、いわば乱立状態の観さえあります。

そして、いろいろな治療法の効果・作用や適応などまだまだ明確でないこともあります。そこで、どの治療法がどのような症例にどれくらい有効であるかと言うことを検討するために、この研究会が設立されました。

謹賀新年
今年もどうぞよろしくおつきあい下さいませ

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