泌尿器科いまりクリニックからの
お知らせ・日誌・出来事

(平成 19年度4-6月)

泌尿器科いまりクリニックに働く職員による、職員のための日誌、研究会報告などです

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泌尿器科いまりクリニックの外壁修理洗浄:

平成19年6月に3週間かけて外壁の補修と塗り替えを行いました。外側はきれいになりましたので、中身も充実させませんと。

長光園医療懇談会、平成19年度:

平成19年6月23日(土)佐賀市の肢体不自由者養護施設・社会福祉法人長光園 (佐賀市兵庫町:田口一樹 園長)の医療懇談会が、佐賀市のホテルニューオータニにて開催され、副院長が出席しました

伊万里有田地区の排泄ケア専門員育成講座2コース目第3回(最終回):

平成19年6月12日伊万里市、医師会館講堂にて、泌尿器科いまりクリニックの主催で開催し、院長が講義しました。大鵬薬品工業佐賀営業所からの差し入れで神戸屋サンドイッチ、ジュース、お茶を用意しました。今回は前回のおさらいを行い、留置カテーテルの管理、自己導尿、腎瘻・膀胱瘻の管理、ストーマの管理について研修しました。参加者は院外から39人、泌尿器科いまりクリニックからも10数人が参加しました。皆さん熱心に聴講されて居られ、独りよがりかもしれませんが、有意義な研修会であったと思います。研修会はこれでいったん終了します。今後希望される声があれば、第3コース目も検討いたします。参加や、お手伝いの皆さん本当にご苦労様でした。

佐賀県泌尿器科懇話会:第55回定例総会:

平成19年6月2日佐賀市ホテルニューオータニにて開催され、院長が事務係として出席しました。佐賀県下から37人の泌尿器科医の参加が有りました。今まで数十年に亘って協賛いただいた日本シェーリング株式会社がバイエル薬品株式会社と合併することになり、今回で協賛が終了することになるかもしれません。長い間ご協賛戴きたいへんありがとうございました。翌日は若木ゴルフクラブで親睦コンペが有り、7人が参加され、御厨正夫先生が優勝されました。以下に懇話会のプログラムを書きます。

一般演題(16:00〜17:30)

座長 狩野武洋 (佐賀県立病院)

1. 尿管ヘルニアを疑った水腎症の一例

  • 川崎麻己、中島啓二、川崎麻己、藤山千里、(佐賀大学)

2. 右心房内に腫瘍血栓を認めた左腎腫瘍の一例

  • 大庭康司郎、宮口大志、計屋紘信(嬉野医療センター)

3. 広範皮膚移植を必要としたフルニエの一例

   ○南里正之、藤山千里、魚住二郎(佐賀大学)

4. 尿路結石症???

  • 小森正嗣、森英恭、藤崎雅史、中村晃二、安芸雅史、

             桑原守正、藤崎伸太(藤崎病院)

  • 鳴尾精一 (なるお内科泌尿器科医院)
  • 5 感染性腎嚢胞の一例
  •    ○川崎麻己、藤山千里、魚住二郎 (佐賀大学) 

    6. 尿膜管腫瘍を疑わせた放線菌症の一例

       ○出嶋卓、狩野武洋、徳田倫章 (佐賀県立病院)

    7. BCG膀胱内注入療法後に生じたライター症候群の一例

       ○南里正晴、南里和成 (南里泌尿器科医院)

    8. 佐賀大学泌尿器科の現状

       ○魚住二郎(佐賀大学)

    特別講演(17:45〜18:45)

    佐賀大学医学部泌尿器科 助教授 藤山千里 先生

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伊万里有田地区医師会学術講演会:

平成19年5月30日伊万里市迎賓館にて開催され、院長と職員2人が参加し勉強しました。医療法人素心庵、栗山一道院長による特別講演、消化器疾患と漢方がありました。夜間透析が有ったので少し遅れて行きました。以下にその要旨の一部を書きます。

病気としての食欲不振に、六君子湯や補中益気湯が効く。

六君子湯は食思不振、胃もたれ、食後だるくて眠いなどの胃腸症状を抑える。特に食べ物の味がしないので食欲が沸かない時に有効。抗欝薬であるSSRIの食欲低下を抑えるので、SSRIと最初から併用すればSSRIの服用中断が少なくなる。内視鏡の陰性所見GERD(NERD)の胃腸症状スコアを改善する。

補中益気湯は食欲と元気が無く、目が重い患者でだるさや、やる気の無い場合に効果ある。肩こりも有ればさらに葛根湯を追加する。いらいらもあれば、さらに抑肝散も追加する。補中益気湯の効果としては感染免疫を高め、MRSAを予防したと言う報告が有る。NK活性を上げることで癌免疫を高めたと言う報告も有る。さらに十全大補湯と同じく、褥瘡にも効果的。桂枝加芍薬湯は虚証で、腹が張って、軟便でかつ便秘の過敏性腸炎に効く。当帰建中湯は生理痛が有って便秘に効く。建中湯も腹痛が有って、便秘に効く。実証で元気な方の便秘には、みぞおちに痛みが有れば半夏瀉心湯が効き、上腹部痛が有れば四逆酸が効く。

肛門周囲の病気にも経口薬がよい。乙字湯は痔の炎症と悪血に効く。桂枝茯苓丸は便秘が無く、軟便の痔に効く。キュウ帰膠艾湯は痔出血に効く。大建中湯は消化管の諸種の受容体に作用し、運動調節をするので、モルヒネの便秘にも効く。半夏瀉心湯は心窩部のガスに効く。

急性胃腸炎や総論については遅刻したので省略します。

第20回日本老年泌尿器科学会:

平成19年5月11日から12日にかけて長崎市で開催され、泌尿器科いまりクリニックから院長と看護師が3人参加しました。

准看護師  古賀ちよ子 

第20回日本老年泌尿器科学会  テーマ:よりよい高齢者医療を目指して 〜予防・治療・介護〜 
日時:2007年5月12日 
会場:長崎ブリックホール・長崎新聞文化ホール 
セッション9:骨盤底筋体操 ここでは骨盤底筋体操についての症例が7っあり、いずれも効果、有効性についての発表が有りました。結果、明らかに症状が(尿失禁)改善し患者の満足度が高まったという症例。また、骨盤底筋体操の理解習得や継続期間のバラつき等がある、難しいケースもあり継続指導について考えさせられました。セッション14:尿失禁・治療:尿失禁に対してオムツセンサーを用いた排尿モニタリングを分析し、それによって排尿機能評価が有用であったということに興味をもちました。同時に仙骨表面治療的電気刺激法、磁気刺激療法でも有効性があることを学びました。 セッション15:排便、排尿管理 :排便の頻度が少ない患者は残尿が多い、また、2日以上便秘の患者は尿閉が多い。機能性便秘、症候性便秘、薬剤性便秘のmixが有りDr専門医の関わりが不可欠であるということ等、個々の患者さんの正しいアセスメントをする事によってQOLの向上に繋がり介護側の負担も軽減出来る。膀胱機能評価は平均排尿量と平均残尿量の1日目、2日目での違いがなく、1時間毎オムツチェックによる膀胱機能評価は1日間で良いと言う興味深い話を岩坪Drからも聞くことが出来ました。<考察・反省>たくさんの症例の中から興味深い事、参考になる事等を学ばせて頂きま した。泌尿器科専門NSとして、今後、より知識を習得し、看護に活かせたらと思います。学会において、事前準備が足らなかったことを反省します。

准看護士  松永富三代    

セッション9 骨盤底筋体操にたいして七つの症例が有りました。二年間で600名の患者様を対象に 3ヶ月で4回 体操の指導を行われ 腹圧性尿失禁の方々56%に効果がみられた 等 退院後の継続指導の必要性も学びました。 
セッション14 尿失禁・治療と題して6っの症例発表。24h排尿モニターリングの活用  1回量や時刻を記録し 排尿パターンを知り自立に向けた援助 仙骨表面治療的電気刺激の効果や磁気刺激療法の効果等。尿失禁にて日常の生活活動が制限され 臭い等で精神的に落ち込まれた方々に少しでも役立つ事が出来ればと。  
セッション15 排便・排尿管理 7つの症例を聴講しました。  ADLの悪い方対象にアンケート調査 排便習慣が無い方に残尿が多い。便秘の方は高度の排尿障害がある等 便秘との関係を学びました。 頚髄損傷患者様の排便自立に関わられたケアーマネさんのちょっとした発想から多くの方々の支援 お話に感動しました。 
オムツ使用基準作成 看護士の意識調査では 把握出来ていない看護士の現状にも驚きでした。  
要介護高齢者の膀胱機能評価の信頼度について 岩坪先生の発表が有りましたがオムツチェック 二日間の評価は必要無い 一日で充分との事でした。  
沢山の事を学び 此からの看護に役立てて頚髄損傷患者様の排便自立に関わられたケアーマネさんのちょっとした発想から多くの方々の支援 お話に感動しました。 オムツ使用基準の行きたいと思います。 
反省 聴講前の下調べが出来て無く 時間にロスが有りました。次回からは 事前にプログラムのチェックをして何を学ぶかを 把握し参加したいと思います。

小嶺信一郎

老年泌尿器科学会に出席して、いつも感じることは、いろんな施設、病院、診療所、訪問看護の看護士さん型が非常に熱心に患者さんを診ていると言うことです。そのためにいろいろと悩んだり工夫したり勉強をしている印象がします。そして、今回も尿失禁の介護で患者の家族も本人も安らぐと言うような工夫が見られましたので、早速帰って試みようと思いました。老人の譫妄に対する予防処置も重要に感じました。会場が沢山有りとても全部は聞けませんでしたが、有意義な学会でした。

第4回佐賀泌尿器科疾患研究会:

平成19年5月10日佐賀市マリトピアにて佐賀県泌尿器科懇話会と第一三共(株)の共催で開催され、院長が出席し、勉強しました。南里泌尿器科医院の南里正晴副院長の、当院におけるユリーフの使用経験について、が有り、泌尿器科いまりクリニックの院長が座長をしました。10%以上の射精障害が有ったようでした。次に高松赤十字病院泌尿器科の川西泰夫部長の素晴らしい講演:動脈性勃起障害に関する話題、が有りました。座長は佐賀大学医学部泌尿器科、魚住二郎教授でした。以下にその要旨を書きます。

動脈血管性勃起障害には、全身性の動脈硬化症に原因があるものと、局所の動脈狭窄に原因があるものの2種類がある。
前者の場合、動脈血管性勃起障害があれば、全身に動脈硬化があるので、心臓の検査が必要になる。心臓にも動脈硬化による動脈狭窄があり、狭心症、心筋梗塞の合併していることが多く、しかもそのために勃起障害が起きている可能性がある。そこで、全身性の動脈血管性勃起障害があれば、心臓をよく見なさいということが言える。

後者の場合は、内腸骨動脈から出た内陰部動脈の狭搾によって陰茎動脈の血流障害を生じている。内陰部動脈の狭搾は恥骨のすぐ裏面で狭搾していることが多い。ここは、内陰部動脈が鋭角で恥骨を乗り越えるところなので、ここに加わる外力で狭搾を起こしているのかもしれない。内陰部動脈あるいは陰茎動脈と浅腹壁動脈とを吻合する手術で完治することが多い。下腹壁動脈の剥離で2時間、下腹壁動脈と陰茎動脈の吻合で2時間かかる。若くて勃起障害があれば、本当に勃起障害で困っており、心因性と言うよりも動脈血管性勃起障害の可能性があり、薬で治療するよりも、手術を行ったほうが予後が良い。つまり、若くて手術を行った群と、薬などで治療を行った群とを比較すると、その後の子供がいる数、結婚率、離婚率で差が出ている。特に子供ができているのは圧倒的に手術群で多かった。診断のための検査はすべて自費診療になっているが、手術自体は末梢動脈狭窄手術の内その他の項で保険適応が有る。マイクロサージャリーについてさらに詳しく述べ、極小メス、微小尖刃刀、炭酸ガスブロワー、ノバクリップなどの紹介が有った。現在は、Adachi Buntarou京都大学解剖学教授の分類による内腸骨動脈の走行形状から、動脈血管性勃起障害の頻度を調べている。

佐賀県透析安全管理セミナー:

平成19年5月8日佐賀市アバンセホールにて 開催され、泌尿器科いまりクリニックから看護師4人が参加して、勉強しました。以下にその報告があります。

研修報告書    職種名 准看護師 桑本崇

講演題 :医療従事者として知っておきたい感染管理 演者 :土井 英史 
内容 :感染管理についての考え方、過剰対策を見直し、医療慣行は廃止(必要なことは施行し、意味がないことはやめる。)当たり前のことを行えばいいことだが、マニュアルを作っても、すべての従業員が同じような過程で仕事をしているとは限らない。(例として、手洗い、掃除の仕方など)細かく手順書を作り同じ仕事を出来るようにしないと、感染等の医療事故を起こす原因となるだけではなく、きちんと出来ている者と、出来ていない者で、お互いにストレスを感じ支障をきたすことにもなりかねない。(出来ている者は、「ちゃんと仕事をして」と思っているが、出来ていない者は、「やりすぎ」と思っている。)この様な事が起きないようにするためにも、当たり前のことを当たり前に行うことが大切である。
   感染は、感染源→感染経路→感受性宿主がなければ成立せず、医療現場において、一番の感染経路は、医療従事者である。感染線経路には、内因性感染(自己感染)と外因性感染(交差感染)の2つに分けられる。内因性感染を防ぐことは、なかなか難しいが、外因性感染は、伝播に必要な因子が6つあり(@病原体の存在、A病原体の毒力、B病原体の量C環境から宿主への伝播メカニズムD適した進入門戸E易感染性の宿主)1つでも防げれば、ほぼ感染は起こらない。医療現場における感染は、ほとんどが外因性感染で、手洗いや消毒(器具等)など正しく行なえば十分に防げるのである。また感染症を疑ったらすぐに対策をとり、確定診断までの曝露事例を抑えることが重要となる。
   感染管理はいかなる理由があろうと、医療機関側に基準を置いてはいけない。医療の質の重要性を認識する。経済性も重要だが、まず理論を考えるべきである。
感想 考察 :この講演で、特に感じたのが「実践が大事」ということ。「100の知識よりも1の実践が優る」と講演の最後に話され、やらなければいけないことを、出来るようにするためのマニュアル作りが必要で、出来ないのは「なぜ?」と考え、出来るように工夫していくようにしたい。

職種名 看護師     氏名 副島江美子

講演題 :医療従事者として知っておきたい感染管理 演者 :土井 英史 内容 :透析施設においては、最も注意を払うべき感染です。
    もともとウイルスに感染している患者さんの血液や体液が機器、医療従事者の手や、手袋、医療器具に付着することにより、そのウイルスが他の患者さんの血液内に侵入したり、傷にある皮膚や粘膜へ接触して感染がおこる。
    感染管理が出来ているかと言われれば、すべてのスタッフが同じ過程で行なっているのか、マニュアルを詳細にした手順書が必要である。手順書があるだけでは何もならない。チェックリストを作り、年に1〜2回のチェックが必要である。
    感染経路には内因性感染、外因性感染がある。HD室の外因性感染症は、透析毎に消毒されない環境表面、器具、1人の患者専用にされない数回使用量、血液サンプルが取り扱いされる全域に隣接した場所で用意された注射用薬剤、感染患者と非感染患者を同時にケアするスタッフシフト。
    ウイルスは歩いてはいかない。ナースがPTからPTとの間に運んでいき感染をさせてしまう。感染管理で最も重要なことは手洗いであり、どんなことが起きても感染管理の基本を守ることである。
感想 :今回の講演を聞いて、透析室とは一番感染の起こりやすい所であるとあらためて認識しました。
    まずは全透析患者の感染を把握し、自分たちがウイルスを運ぶようなことはしてはならない。PTを守るためには自分を守らないと人は守れないということ。
    針刺し事故をおこさないよう、十分に気をつけ、手洗いを毎回行なうことの重要さを認識し、今後の業務に役立てていこうと思います。

伊万里有田地区の排泄ケア専門員育成講座2コース目第2回:

平成19年5月8日伊万里市、医師会館講堂にて、泌尿器科いまりクリニックの主催で開催し、院長が講義しました。佐世保サンドイッチ、ジュース、お茶を用意しました。今回は前回のおさらいを行い、泌尿器科の疾患の内、前立腺肥大症、前立腺癌、尿道狭窄、神経因性膀胱、尿路感染症として膀胱炎・腎盂炎・前立腺炎・性感染症などについて研修しました。参加者は院外から47人、泌尿器科いまりクリニックからも10数人が参加しました。同じ日に佐賀市で透析安全管理についての研修会が有り、泌尿器科いまりクリニックから副院長と看護師が3人参加しました。

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平成19年度伊万里地区身体障害者認定審査会:

平成19年4月25日伊万里市役所で開催され、泌尿器科いまりクリニックから院長が出席し、辞令交付と研修を受けました。

佐賀県保険医協会医療スタッフ研修会:

今年も昨年5月のように、平成19年4月19日佐賀市アバンセホールにて開催され、職員が参加しました。社員教育インストラクターの中川貴美子氏による講演:患者接遇の基本、が有りました。その内容も昨年とほぼ同じもののようでした。

研修報告書  松岡 龍詞
場 所  アバンセ  日  時   平成19年4月19日     19:00〜21:00 講演題: 患者中心の接遇の基本 選ばれる医療機関を目指して 演 者: 西藤 孝子 氏 今後の職場活用できること:
感想 考察:医療サ−ビスは「治療してあげる」から「治療を受けて頂く」時代へと変化
   患者はよりよい治療を受けたい心理 
         ↑
   病院側 = 顧客満足を追求
         ↓
   病院は何をしなければならないのか?
    1 接遇の強化(病院全体の)
      マナ−の三原則
   1 相手に迷惑を掛けない 2 好印象を与える 3 相手を尊う気持ち
      例え 玄関の作法:何故玄関では靴を並べるの?・見た目が整列しており、好印象がもたれる           ・次の方が入り易く、整列し易い
    2 円滑なコミュニケ−ション
       こだまし合う議論会
       クレ−ムは検討、個人の否定はしない!!
       相手の目を見、相槌のある会話
    3 不満を取り除く
       話は最後まで十分に聞く
       思いこみ(先入観)はダメ!
    4 好印象を与える ← 第一印象がカギ!
       @見た目(印象度 55%)
         身だしなみ ← 1番のポイント!!!
 制服は統一感はあるか(美しく着こなしているか)、名札は曲がってないか
         豊かな表情であるか
       耳からの印象(印象度 38%)
         正しい(美しい)言葉遣い ← 患者へは勿論職員同士も同様
         笑声での対応
         元気のある(明るい)挨拶  ← 挨拶は交わすもの
           時には 名前 を付けての
           挨拶は立ち止まってすると、尚更良い
         専門用語は避ける(チアノ−ゼ、オペ等)
         否定の時は クッション言葉を用いる
       話の中身の印象(印象度 7%)
 接遇とはまず相手(患者)が、何を望んでいるのかを思い、また快適に過ごしてもらうために行う(不快感を与えない)ことである。のそためは相手を尊うための作法を形からでもよいのでを覚えることである。例えば、言葉を大切にする(美しい言葉遣い)ことを心掛けいく、そうすることによってその言葉に合った態度、行動、表情等(中身)が伴い、相手をもてなす接遇ができ、更に自分自身もレベルアップへと繋がっていく。

事務 岡崎幸代

「患者中心の接遇の基本」★選ばれる医療機関を目指して★  講演者:西藤 孝子氏 2007年4月19日(木)場所:アバンセホール *患者満足の本質を考える  
こだまし合う・・・クレーム処理の基本。クレーム後、スタッフ同士で話し合うのは良いが、           他の患者さんの前では絶対に話をしない。     
共感する(相手の話を聞く・相づちをうつ)  
不満を取り除くことが基本・・・「待てる時間」と「待てない時間」                 
診察までは待てるが診察後、会計までは待てない。                 
その為、待っているときに一言、声をかけると待ち時間も苦にならない。
*接遇マナーの基本はHOSPITALITY(=心と形の相互作用)   
接遇・・・仕事をするうえで人と応接する。患者さんの治療意欲を引き出す。   
マナー・・・最初はとりあえず形から入る。そうすることで、自然と心もついてくる。    
<三つの原則> @相手に迷惑をかけない。 A相手に好印象を与える。 B相手を敬う。*HOSPITALITYを伝えるマナー  表情(目と口が一番重要)・・・笑顔は社会人としてのマナー日常の表情に気をつける。自分の表情は自分ではわからない為、周りの意見を聞くように心がける。しぐさ・態度・・・ダブルアクションには気をつける。[○○しながら]は相手に対して失礼になる為、一旦、動作を止めて行う。また、院内での歩き方には気をつける。「私は忙しいから話しかけないで」ではなく、「いつでも話しかけて下さい」というオーラをだしながら歩くように心がける事が大切。  言葉遣い・・・言葉とはコミュニケーションをとるうえで、なくてはならないもの。言葉を丁寧にする事で、その人を表す。患者さんが話しかけやすい様にスタッフ同士でも丁寧な言葉を使う。 ☆診察を待っている時、ちょっとした一言「あと○人目です。」「あと○分くらいです。」等の 声をかけるだけで、患者さんの気持ち・待ち時間も違ってくるという事、また話を聞くときは、 相手の目を見てうなずくだけでも相手にとっては話しやすいと言う事が人と接するうえで大切だ と思った。この研修会で学んだことを活かして、患者さんも自分も満足できるような接遇を 心がけていきたい。

事務 山下幸子

〜平成19年度 佐賀県保険医協会主催医療スタッフ研修会〜
『患者中心の接遇の基本 -選ばれる医療機関を目指して-』講師 西藤孝子 H19年4月19日(木)19:00〜21:00
 1.患者満足の本質とは
    ・患者心理-“よりよい治療をよりよく受けたい”
    ・医療サービスを提供する−「治療してあげる」から「治療を受けて頂く」へ
医療サービスはチームでおこなうもの→職員同士の接遇がうまくいっているか
    ・円滑なコミュニケーション
     クレーム処理の基本は患者の話をしっかり聞く→積極的傾聴_相手の目を見る、相槌をうつ、途中で言葉を遮らない、共感する
    ・不満を取り除く
      「待てる時間」→診察までの時間
      「待てない時間」→診察が終わってから会計までの時間
         あとどれ位、何人目など声掛けをし、「待てる時間」にかえる
2.接遇の基本はHOSPITALITY
    ・接遇=人との関わり→患者の治療意欲を引き上げる
    ・マナーの3つの原則  
      @相手に迷惑をかけない
      A相手に好印象を与える
      B相手を敬う
    ・HOSPITALITY=親切なもてなし・厚遇・思いやり・歓待
     相手の立場から考えを相手を大切にして行き届いたサービスをする
     思い込みで接しない
 3.患者・家族へ与える第一印象の大切さ
    コミュニケーションの要素
     55%−見た目[服装、表情、髪型、化粧]
     38%−話し方、間の取り方
     7%−どのような言葉を使ったか
 4.HOSPITALITYを伝えるマナー5原則
    ・身だしなみ 
    ・表情_心の表現は目、口で決まる→周りからどう思われているか考える
    ・しぐさ・態度_体の表情
      ダブルアクションには気をつける→ながらは失礼、手をとめて話を聞く
      院内での歩き方には気をつける(忙しそうにしていては話し掛けづらい)
    ・挨拶_座ったままではしない。立ってするのが基本
    ・言葉遣い_心遣いの話し言葉
      相手のペースに合った話し方をする
      最後を丁寧に話すことがポイント
 患者に選ばれる病院になるには、まず、患者とコミュニケーションをとり、何を望まれているか知ることから始まる。その際には、言葉遣いだけでなく表情や態度など相手に与える印象も大切である。相手の目を見て話を聞く、言葉を意識して話すなど患者と接する時だけでなく、日頃から職員同士でも気をつけなければいけない。それがまた、患者への接遇にも繋がると思う。また、長く待たせる時など、一言声掛けをすることで相手のいら立ちを和らげることもできると思う。患者の立場から考え、話をよく聞き、共感することが大切だと思った。

日本泌尿器科学会総会:

平成19年4月13日から4月17日まで神戸市で開催されました。今回泌尿器科いまりクリニックからは残念ですが誰も参加しませんでした。そこで、せめて抄録集とプログラムを読んで勉強しました。

伊万里有田地区の排泄ケア専門員育成講座2コース目第1回:

平成19年4月10日伊万里市、医師会館講堂にて、泌尿器科いまりクリニックの主催で開催し、院長が講義しました。大鵬薬品から神戸屋サンドイッチ、ジュースの差し入れが有りました。ありがとうございました。今回は排尿の解剖、生理、機能、正常排尿、異常排尿、症状、排尿困難、蓄尿困難、問診、診察、検査について研修しました。参加者は院外から47人、泌尿器科いまりクリニックからも20数人が参加しました。同じことを何度も聞くことで、しっかりとした知識が身に付くと存じます。皆さんほとんど寝ないで熱心にお聴きのようでした。しかし、院長ももう歳でしょうか、今回の講演は何か大いに疲れました。

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