医院からのお知らせ・日誌・出来事 (平成16年度4-6月)
いまりクリニックに働く職員による、職員のための日記、研究会報告などです

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いまりクリニック院内勉強会、6月分:
平成16年6月22日午後18時から、院内で今月の勉強会として接遇、について小野富子主任と野中直美主任が講演しました。病院職員における接遇
 『第一印象が大事』
  *第一印象で全体のイメージが決まる
 *最低限気をつけること
  ・身だしなみ …髪はみだれていないか?
、 髭はそっているか?
          爪は伸びていないか?
          化粧は濃くないか?
    *これから夏に向けて白衣はこまめに洗濯しましょう
・笑顔・挨拶 …相手に向って(体の向きが大事。顔だけではダメ)『電話対応』
 *顔がみえない分、神経を使うこと
 *ゆっくり、はっきり、わかりやすく、明るく
 *病院説明できますか?(交通手段・診察内容・時間など)
★日常の注意
  ・いつも挨拶をしていると、仕事中も口に出せるものである。
  ・背中を向け、顔だけ振り向いて対応しない。
  ・患者さんが部屋を出られるまではきちんと対応する。
  ・方言は相手に合わせて使うこと。
   (標準語ばかりでは冷たく感じることも…)〔 接遇テスト 〕  
1. 上司、先輩に対してどのように言いますか?
 おかあさんが、師長によろしくとおっしゃっていました。(、   )
 師長さんに手伝ってくださいと言われました。 (、   )
 (院長に対して)師長はまだ帰っていないんです。 (、   )
 (師長に対して)事務長はお出かけになっておられます。 (、   )
 (事務長に対して)院長が呼んでいます。会議室に来てください。 (、   )

2. 患者とそのご家族に対してどのように言いますか?
 師長さんはまだお見えになっておられません。 (、   )
 おたくの家族の人がそう申されました。 (、   )
 そこの受付で伺ってください。 (、   )
 そっちの都合を聞きたいのですが。 (、   )
 院長先生は3時に帰るとおっしゃられました。 (、   )
 どうぞそちらにおかけして待ってください。 (、   )
 こっちから行きますので、お待ち下さい。 (、   )
 ここに名前と住所を書いてください。 (、   )
 明日、診察にもう一度来てください。 (、   )
 事務長は、今いません。(、   )

伊万里有田地区医師会東部会:
平成16年6月21日伊万里市黒亀にて6月の東部会があり、伊万里有田地区の高原医師会長が出席されました。直参議員選挙における医師会の姿勢を説明に来 られました。隣の部屋では同じく二十日会がにぎやかに開催されていました。そして、バイアグラの二番手である今日発売されたレビトラの説明がありました。 バイアグラよりも強力な作用があるようです。泌尿器科いまりクリニックでも早速購入しました。

写真は説明される高原医師会長です。

佐賀県泌尿器科懇話会ゴルフ会:    
平成16年6月20日佐賀クラッシックゴルフクラブにて開催され、院長が幹事としてお世話いたしました。 3組11人でスタートしました。 夏空のような快晴で気温は34度以上で、とても暑い真夏日でした。藤崎病院の安芸医師がベストスコアで優勝しました。

一緒にプレーした、牧野院長、キャディさん、中島助手、真崎教授の写真。

第49回佐賀県泌尿器科懇話会:       
平成16年6月19日佐賀市千代田館にて開催され、いまりクリニックから院長と副院長が参加し、勉強いたしました。いまりクリニックからは副院長が演題を 提出し、発表しました。演題は、腎不全を生じた放射線性膀胱炎の1例、でした。一般演題7題と久留米大学医学部泌尿器科の松岡啓教授による特別講演:前立 腺レーザー切除術、がありました。

保険医協会管理者研修会:
平成16年6月17日佐賀市アバンセにて佐賀県保険医協会主催の研修会があり、泌尿器科いまりクリニックからは院長、吉原、吉 田、松岡、小野各主任が参加し、勉強いたしました。講師は長崎市の藤原ENTクリニックの木村結花事務長で、病医院における上手なスタッフ活用のポイン ト、でした。講師より一言:病院の外来受付にも、病院外来事務学という学問が必要です。これからの医院、病院では患者の心理を瞬間的に悟るというようなさ らに進んだアメニティが必要です。

さて、非常に有意義な会でしたが、残念ながら伊万里に帰るのが遅くなるので、全部を拝聴することが出来ずに残念でございました。このた めに後日泌尿器科いまりクリニックに講師の木村結花氏を招いて、職員全員に講義を受けさせる所存です。

佐賀県医師会連盟主催:西島英利参議院候補予定者を励ます会:
平成16年6月14日佐賀市マリトピアにて佐賀県医師会連盟主催による西島英利参議院候補予定者を励ます会が開催されました。泌尿器科いまりクリニックか らも副院長が参加しました。総数700余人であり、盛会でした。

開院10周年謝恩会:
平成16年6月11日伊万里市迎賓館にて 開院10周年の謝恩会を開催しました。 職員40人、お世話になった業者さん14人をご招待しました。ご招待した業者さんは、薬の問屋さん、平野設計さん、松尾建設さん、文具の三栄商事さん、透 析のトムスさん、山田電機さん、会計士さんです。10年間何とかやってこられましたことに、ただ感謝のみです。

余談ですが、せっかくお招きしたお客様方がスーツにネクタイできちんと正装されておいででしたのに、お迎えする弊院の男子職員が普段着 で来ていたのにはさすがの院長もがっくりとなりました。このように院長の私めが情けなくも大恥を掻きましたことも、しょせんは私めの不徳の致すところでご ざいます。10年間職員教育をやってまいりましたが、未だに道はるかに遠しと言う感慨でございます。まあこれぐらいは贅沢な悩みと考えてまいりましょう。

佐賀新聞、診察室から:
平成16年6月10日、副院長が佐賀新聞に投稿しましたので紹介します。
      
がんの告知
 『先 生、だましたね』病室を出て行こうとする私の背中越しに、Kさんから声をかけられました。はっとして私は振り返りました。Kさんの目は私を見据え、顔は怒 りに満ちていました。私は返す言葉もなく、病室を後にしました。翌日、Kさんは腎臓がんによるがん性腹膜炎で亡くなられました。私が医師になって4年目で 20年以上まえのことですが、昨日のことのように鮮明に覚えています。
 当時はがんの告知はほとんどされていませんでした。Kさんも『先生、私はがんじゃろ?』と、何回も尋ねられていました。そのたびに『腎臓の良性腫瘍で す』と説明していました。
 その後は、なるべくがんの告知をするようにしました。今では、9割以上の方に告知をしていますが、ほとんどの患者さんが告知を希望されています。告知を するときは、必ず家族にも同席してもらいます。双方に少なくとも30分以上の余裕がないときは告知はしません。病名、病気の進み具合、治療法の選択や今後 の予測などについてなるべく専門用語を用いないで説明します。経験を積んだ今でも告知の難しさを感じています。
 

泌尿器科いまりクリニック 副院長 木下徳雄(診察室から、16.6.10付佐賀新聞)

佐賀大学泌尿器科公開抄読会:
平成16年6月8日佐賀市鍋島町、佐賀大学研究棟にて同泌尿器科医局主催のセミナーがあり、副院長が出席しました。 主講演は真崎善二郎教授以下の医局員で、演題は今月10日から開催されたに弟92回日本泌尿器科学会ついてでした。
開院10年目:
平成16年6月1日、おかげさまで泌尿器科いまりクリニックも平成6年6月1日に開院して、よたよたと何とか10年が過ぎました。これも皆様のおかげで す。数多い泌尿器科の中から泌尿器科いまりクリニックを選んでおいでになった患者さん方、毎日医院を支えてきた職員の諸君、伊万里有田地区医師会の諸先生 方、佐賀医大の諸先生方、大勢の各種業者様方、感謝。
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医院建物、既存部と増築部の工事完成し引き渡し:
平成16年5月31日泌尿器科いまりクリニックの既存部と増築部の工事が無事に完成し、引き渡し式が行われました。院長、一瀬主任、平野設計から城島建築 士、松尾建設から弟子丸弘海常務、内藤昌一伊万里営業所長、福山照郷工事部長、池田和幸現場主任、佐電工から今泉善光主任、園田淳主任、山田電機ハウスが そろって、無事引き渡しが終了しました。医院として営業しながらの増改築と引っ越しで、患者さんにご迷惑をおかけしました。難しい工事であったと存じます が、さほど支障がなく無事に工事が進み、立派なものができあがったことに泌尿器科いまりクリニックとして大いに感謝しております。
佐賀県医師会アルツトゴルフ大会:
平成16年5月30日若木カントリークラブにて開催され、12組40数名が参加しました。伊万里有田地区医師会がお世話し、院長も参加・接待しました。あ いにく梅雨入りし一日中しとしと降る雨と途中から雷までありました。びしょぬれになりながらも無事に終了しました。

伊万里有田地区医師会平成16年度総会:
平成16年5月28日伊万里市迎賓館にて、医師会と看護学校の予算決算を主題とした伊万里有田地区医師会総会が開催され、院 長、副院長が出席いたしました。佐賀県医師会からも横須賀代議員が来賓として出席され、講演をされました。その後医師会立看護学校職員と一緒に懇親会が開 かれ、総数75人で、大いに盛会でした。写真は総会の模様と看護学校の諸先生方。

佐賀県医師会学術講演会:
平成16年5月26日佐賀市、医師会の成人病予防センターにおいて、佐賀医師会推薦、糖尿病医療機関制度、関連口座としての講演会があり、院長が参加しま した。演題は、大きく変わった糖尿病の外来診療、順天堂大学内科、河盛隆造教授でした。以下に要約を書きます。
食後の高血糖が体に以前思われていた以上に非常に悪い影響を及ぼし、動脈硬化を進行させ、心血管病変を増悪させている。この食後高血糖を少しでも減らす と、心血管病変の事故率が有意に減少する。そこで、運動療法、食事療法、食後高血糖治療薬などをいろいろ使用して、動脈硬化が進む前に予防としての治療を 行うと言うことが現在の新しい2型糖尿病の治療です。

今年も泌尿器科いまりクリニックの患者さん(今は亡き)にいただいた蘭が咲きました。

いまりクリニック院内勉強会、5月分:
平成16年5月25日午後18時から、院内で今月の勉強会として慢性腎不全保存期の治療、について院長が講演しました。腎臓の働き、腎機能評価、腎障害、 透析療法になる前の慢性腎不全の治療法として、薬物治療、食事療法などを説明しました。 今年4月16日に佐賀で講演した内容と同じものです。

平成15年12月末における日本の透析患者は総数23万人であり、このうち新たに透析を必要とした患者の半分以上が糖尿病が原因で腎不 全になっていますので、今後は糖尿病の治療が重要です。今の透析にかかる医療費だけでも年間1兆2000億円以上ですので、新たに発生する透析患者を減ら すと言うことが医療のみでなく、医療経済的にも非常に重要となるわけです。そのために慢性腎不全になってもなるべく透析に至らないようにするという保存期 の治療が大切になっています。

今はいろんな良い薬や栄誉医学が進歩し、さらに治療用特殊食品も増えて、慢性腎不全の治療が進歩しております。たとえば、腎性高血圧症 に対して、アンギオテンシン受容体拮抗剤、アンギオテンシン変換酵素阻害剤は腎性高血圧だけでなく糖尿病そのものにも効果があり、一石二鳥です。尿毒症を 緩和する球形活性炭素内服剤、各種の使いやすくなったインシュリン製剤などの薬です。

職員慰労会:
平成16年5月18日午後18時半から、伊万里市銀寿司にて院長、副院長、透析室・病棟職員(ナース、看護学生、アシスタント、用務)と日機装(株)の入 江氏、ITI(株)の岡崎氏とで、増築移転時の活躍と日頃の勤労に感謝して、勤労感謝慰労会を行いました。なぜか非常に多量の日本酒(冷酒)とビールが消 費され、久しぶりに飲酒して大いに盛会でした。2次回でも盛り上がりましたが、翌朝はやはり体がきつかったようでした。

透析室増築完成:
平成15年12月1日から行われていた泌尿器科いまりクリニックの透析室増築工事が完成し、引き渡 しが行われました。5月17日から新しい透析室での業務が開始されました。松尾建設さん、平野設計さん、山下医科機械さん、佐賀電工さん、山田電気さん、 三菱電機さん、ITIさん、トムスさん、扶桑薬品さんなど大勢の業者さんありがとうございました。小さな診療所をほんの少し増築しただけですが、ずいぶん と働きやくなり、質が上がったような印象を受けております。そのほかの増設としては、不評であった入院男子トイレを広くして、増やしました。今までろくに 会議するところもなかったので、会議室を新設しました。さらに、当直室を増設しました。今までの古い透析室は、職員の休憩所となりました。

新旧透析室の準備、引っ越し、などいろいろと職員が大忙しで5月15日土曜日、5月16日曜日と一日がんばりました。そのおかげで新し い透析室に無事に引っ越しができました。

伊万里有田地区医師会麻雀会:
平成16年5月15日午後14時から、伊万里市雀荘いわみやマージャンクラブで競技会を行い、4人の医師が参加しました。 いまりクリニックからは院長が参加しました。合計2荘行われ前田拓朗医師の優勝に終わりました。

伊万里有田地区医師会予算決算新旧役員会:
平成16年5月14日午後18時半から、伊万里市ロイヤルチェスター定例総会の準備のための、平成16年度事業計画案、予算案、平成15年度決算に関する 役員会があり、いまりクリニックから院長、副院長が参加しました。その後、懇親会では、高原会長、水上副会長、小副川理事、小島理事、古川理事。持永理事 らと医療や医師会について大いに意見を交換しました。

佐賀新聞、診察室から:
平成16年5月13日、副院長が佐賀新聞に投稿しましたので紹介します。
   
 女性の尿もれ
 尿もれ(尿失禁)は男女ともにおこり、いろんなタイプがあります。タイプにより治療法は異なります。今回は『女性の尿もれ』を取り上げてみます。
 咳やくしゃみ、重い物を持ち上げた時などに下着を濡らしてしまう。そんな経験はありませんか。これは『腹圧性尿失禁』といい、女性の尿もれでもっとも多 いタイプです。50歳代では程度の差はありますが、半数以上にみられます。出産、加齢、閉経などによる尿道括約筋のゆるみが原因とされています。
 治療法には薬物療法、運動療法や手術療法などがあります。薬物療法には尿道括約筋の収縮を強める薬を使います。次の運動療法とあわせて行うと効果的で す。運動療法は尿道括約筋(骨盤底筋)を鍛える簡単な体操です。2〜3カ月続けると効果が現れます。尿もれがひどい方には尿道を糸で吊り上げる手術が行わ れこともあります。
 尿もれは恥ずかしく、なかなか他人には相談しにくいものです。気軽に近くの泌尿器科を受診してみましょう。もっと快適な生活が送れるはずです。、

泌尿器科いまりクリニック 副院長 木下徳雄(診察室から、16.5.13付佐賀新聞)

接遇マナ−研修会
平成16年5月8日佐賀市 、佐賀研修センターにて病院職員研修が有り、いまりクリニックから厨房の小野主任が参加し、勉強しました。以下はその報告です。

研修報告書 栄養士 小野富子2004.5.8 接遇マナ−研修会(リーダー.上級向け)14:00〜 17:00 佐賀研修センタ−『病院職員における実践接遇講座』〜思いやりを姿・形と言葉で表現しましょう〜美乃教育研究所 所長 柴戸麻里先生

  • 自己紹介(記憶)ゲーム3電話対応ロールプレイング
  • 自分を知る(エコグラム)

待ち時間 言葉 使い方でプラスになりマイ ナスにもなる 待ち時間が長かった場合″お待たせいたしました″という気持ちを込めてし     っかり言うことで患者さまにお待たせしてたことを理解し ていると納得していただける。″○○様お待たせいたしました″と親しみを込めて名前を言うことで心に響き方が違うのではないか。(患者様の顔と名前が一致 しているか?) 待ち時間の楽しみ方(工夫) 施設独自で施設のカラーをどう活かすか? スタッフ が日頃どういうことを心掛けているか、興味をもって見てもらい5名紙に書いてもらう。飴などを差し上げるなど。 ある銀行では″10分以上待たせません″ 待たせた場合タオルがもらえる。待ち時間の10分が楽しみになる。別の銀行では携帯で待ち時間が分かる。別の銀行では法人と個人の窓口を分けている。 業 種は違っていても参考にできることがある。 患者様の目線になって いくら掃除をしているようでも 患者様の目線では汚れているところがあったりする。掲示物が剥がれてはいないか。待ち合い室で患者様の気持ちになって椅子に座ってみる。(座って見えるも の、立って見えるもの) 入院中の治療以外の時間 患者様同士でも楽しみをもって、うまくいくよう に共同作業でゲーム等を行う。 ♪♪病気以外の事でも楽しみで入院ができるか?家族のお見舞いに行ってもホッとできる施設かどうか?電話 対応 かけ手(患者様)はルーズに話しが長くなりがち。うけ手(スタッフ)はキャッチボールができれば確認しながら会話ができる。 こ の研修では5名ずつの9グループでした。グル−プで自己紹介(名前、施設名、日頃心掛けていること)をした後、グループの1人が全員の前で自分のグループ のメンバーの紹介をしていきます。私は紹介はしませんでしたが、記憶力があるかどうか。日頃患者様のことを意識して対応し、顔と名前が一致しているか?訓 練で覚えることができるそうです。

 この研修に参加して、患者様の視点で業務を行うことが接遇につながるということがよくわかりました。今後役に立てたいと思います。

星野富弘氏作品展:
生きることの素晴らしさを絵と詩で表現する星野富弘さんの「花の詩画展」(佐賀新聞社主催)が4月23日、佐賀市の県立美術館で始まった。手足の機能を失 い、筆を口にくわえて描いた水彩画とペン画が並び、初日から多くの人が鑑賞に訪れた(佐賀新聞から)。


そこで、 平成16年5月2日(日)に院長も佐賀市県立美術館に行き詩画展を鑑賞しました。いろんな花を見ていろんな詩を読みました。そして、想像していたよりもす ばらしく、詩画の1枚1枚が胸に迫ってきて、思わず熱いものが込み上げてきて、おおいに感動しました。早速画集とポスターを購入して、今も時々拝見してお ります。

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いまりクリニック透析室増築部行政検査:
平成16年4月28日と同30日に消防と建築の行政検査があり 無事に終了しました。それでこれから引っ越しと、透析の機械搬入で、5月中旬からようやく使用開始の予定です。松尾建設様、平野設計様など大勢の業者さん ありがとうございました。
伊万里有田地区医師会囲碁会:
平成16年4月28日午後18時から、しばらくぶりに伊万里市医師会館で碁会を行い、多忙の中を8人の医師が参加しました。 いまりクリニックからは院長と副院長とが参加しました。残念ながら短い対局時間の内に院長は2敗、副院長は4敗を喫しました。

いまりクリニック院内勉強会、4月分
平成16年4月27日午後18時から、院内で今月の勉強会として32人の職員が事務の山下君、樋渡 くんから、麻薬および、向精神薬の取り扱いについてと、 透析導入時の公費負担医療制度の手続きのポイントについての講義を受けました。平成16年2月5日臨時に院内麻薬立ち入り検査があり、厚生労働省麻薬取締 官1人、佐賀県薬務課の係官1人が泌尿器科いまりクリニックに来院しました。約1時間の調査で、麻薬の管理が完璧であり、これからもこの状態を維持するよ うに言われ無事に終了しました。この時のこともふまえて、麻薬および、向精神薬の使用に際しての事務的な実務の勉強を行いました。

医療保険は年々非常に複雑化しており、かなり専門的になっており、院長でさえあまり知らないことも出現しつつあります。医療事務の専門 でも日頃から勉強する必要があります。

病棟詰め所改築:
病棟の詰め所(ナースステーションとも言います)が、今回透析室の増築に伴って改築し、1.5倍近くに広がりました。少し広げただけですが、非常に大きく 広がったという印象がします。 詰め所が明るく、広く、新しくなりました。
九州泌尿器科懇話会
平成16年4月24日佐賀市マリトピアにて九州泌尿器科懇話会がありました。九州中から珍しい症例、治療に困った症例、診断が難しかった症例を持ち寄り、 会場で 縁者と聴衆とで議論を行うものです。毎年春と秋に九州各県の大学泌尿器科が担当して行われており、今回は佐賀大学が担当でした。泌尿器科いまりクリニック からは副院長が出席して、大いに勉強しました。
佐賀大学泌尿器科公開抄読会
平成16年4月20日佐賀市鍋島町、佐賀大学研究棟にて同泌尿器科医局主催のセミナーがあり、院長が出席しました。 主講演は真崎善二郎教授以下の医局員で、演題は今月10日から開催されたに弟92回日本泌尿器科学会ついてでした。 今年は佐賀大学泌尿器科からも、がんばって2つのシンポジウムと4つの一般演題が提出されておりました。泌尿器科いまりクリニックからも院長が参加しまし たが、会場が10以上もあり、同時に進行しますので、参加した各人は総会のごく一部しか聴講できませんので、いろんな参加者の報告を聞くことで、総会全体 像が判ってきます。

泌尿器科いまりクリニック院長による学術講演
平成16年4月16日佐賀市の三共(株)福岡支店佐賀出張所で、MRの方々に、慢性腎不全保存期の治療、について院長が講演し ました。腎臓の働き、腎機能 評価、腎障害、透析療法になる前の慢性腎不全の治療法として、薬物治療、食事療法などを説明しました。平成15年12月末における日本の透析患者は総数 23万人であり、このうち新たに透析を必要とした患者の半分以上が糖尿病が原因で腎不全になっていますので、今後は糖尿病の治療が重要です。今の透析にか かる医療費だけでも年間1兆2000億円以上ですので、新たに発生する透析患者を減らすと言うことが医療のみでなく、医療経済的にも非常に重要となるわけ です。そのために慢性腎不全になってもなるべく透析に至らないようにするという保存期の治療が大切になって います。

今はいろんな良い薬や栄誉医学が進歩し、さらに治療用特殊食品も増えて、慢性腎不全の治療が進歩しております。たとえば、腎性高血圧症 に対して、アンギオテンシン受容体拮抗剤、アンギオテンシン変換酵素阻害剤は腎性高血圧だけでなく糖尿病そのものにも効果があり、一石二鳥です。尿毒症を 緩和する球形活性炭素内服剤、各種の使いやすくなったインシュリン製剤などの薬です。

日本泌尿器科学会総会
平成16年4月10日から11日にかけて大阪市国際会議場、リーガロイヤルホテルで開かれた弟92回日本泌尿器科学会に院長が出席しました。総会には10 数年ぶりで、会場も大きくたくさんに分化して盛況でした。11日朝7時から8時半までの卒後・生涯教育プログラム:尿路性器感染症のガイドライン、を聴講 しました。同時にほかにも8個も別の講演があり、朝早くというのに、数百人くらい入る会場はほぼ満席でした。全国の泌尿器科医のみなさん大変に熱心でし た。その後は医療器械展示を2時間かけて隅々まで見て回りました。大いに得るところがあり、それなりに有意義な大阪でした。

長光園20周年記念講演会
平成16年4月10日(土)10時から佐賀市の肢体不自由者養護施設・社会福祉法人長光園 (佐賀市兵庫町:田口一樹 園長)の創設20周年記念講演会が、佐賀市のルネッサンスホテル創世にて開催され、院長が出席しました。早いものであっという 間に長光園も20年になりました。私が佐賀に来て22年たちますが、ちょうど同じくらいになります。来賓の祝辞で木下佐賀市長さんがおいでになって祝辞を 述べられていました。市長さんが直々おいでになるとはさすが長光園です。

記念講演は詩人の金子みすずさんを復活させた作家の矢崎節夫さんで、みんなちがってみんないい、と言う演題で、金子みすずさんについて お話がありました。26歳で亡くなり、遺稿集がなくなって、幻の天才詩人と言われた金子みすずの遺稿集を発掘し、ふたたび世に知らしめたのが矢崎節夫さん でした。非常によい講演でした。その後日、院長も金子みすずの詩集を2冊購入しました。今読んでおります。

患者さんからいただきました:
とても器用な患者さんが居られて、ビニールひもで小さな子犬をお作りになり、たくさん持って来てくださいました。かわいらしい ので思わず写真に撮りまし た。

佐賀新聞、診察室から:
平成16年4月8日、副院長が佐賀新聞に投稿しましたので紹介します。前立腺がん 前立腺がんは日本でも近 年、患者数、死亡数ともに増え続けています。高齢化と食生活の欧米化がその原因とされています。昨年は天皇陛下が前立腺がんの手術を受けられました。有名 な方が前立腺がんを公表されると話題になりますが、珍しいがんではありません。  前立腺がんは早期発見、早期治療により完治します。しかし、早期(限局がん)はほととんど無症状です。最近は『PSA検査』により早期発見できるように なりました。これは血液による検査で、PSA値が高いと前立腺がんを疑います。さらに、前立腺を肛門から触診したり超音波検査などを行います。最終的には 前立腺の組織を一部採取してがん細胞があるかどうかの確定診断をします。主な治療法は手術療法、内分泌療法と放射線療法の3つです。年齢、がんの進行度や 合併症などを考慮して治療法が選択されます。進行がんでも治療法は残されています。 PSA検査による前立腺がん検診は全国的に行われており、佐賀県でも 各市町村単位で普及しつつあります。55歳を過ぎたら年1回は前立腺がん検診を受けましょう。

 泌尿器科いまりクリニック 副院長 木下徳雄(診察室から、16.4.8付佐賀新聞)

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