第1759回 愛敬父母

 令和8年10月15日~

 お釈迦さまが最も説きたかった教えは お念仏の教え
南無阿弥陀仏の教えであり、それを説くためにお釈迦は、
この世にお出ましに成り、仏説無量寿経を説いていただいたのだと

親鸞聖人は 教えていただいています。

 正信偈の中にある 如来所以興出世 唯説弥陀本願海
教主世尊は弥陀仏の 誓い説かんと生れたもう がそういう
ことなのでしょう。


 そして、阿弥陀さまのことを説かれた、無量寿経の最後のところには 
  
  無上功徳の名号を 受持せよとすすめ、
  将来聖道の法が滅しても、この経だけは留めおいて
  人々を救いつづけると。 お釈迦様は説いていただいています。

 人間の力が衰えて、自分の努力 力では さとり得ない時代がきたとしても
お念仏の教えだけは、永くそのはたらきは続き、人々を救い続けるで
あろうとあります。


 また、無量寿経の 阿弥陀さまの教えを説く直前には

 如純孝之子 愛敬父母。於諸衆生 視若自己。とあり
親孝行な子が父母を敬愛するように、そしてまるで自分自身を見るように、
衆生を見て、慈悲の心を起こして人々を憐れみ、慈愛に満ちた
弁舌によって智慧の眼を授ける。すすんで人々に法を説き与える
と説かれています。

 普通 親が我が子を慈しむようにと 考えがちですが、そうではなく
親孝行の子どもが親を敬愛する このことは 何を意味しているのでしょうか。
すでに受けた恩を お返しするように、見返りを求めることなく
報恩の思いで 人々に接していくという意味なのでしょう。

 親孝行の子どもが 育っつには、まずは 親が先にはたらきかけ、
呼びかけ、そのことに気づいた子どもが親を敬愛するのでしょう。
親孝行できるような子どもを育てるのは 親の大変な努力が必要ですが、
どんなに努力しても、人間の力では なかなか思うようにいかないものです。

 まずは、お聴聞をして阿弥陀さまのはたらきを、受け取り、
伝えることによって、子どもは素直に親孝行な子どもに育って
いくのではないでしょうか。


人間のどんな努力でも、なかなか伝わることは難しいものですが、
仏さまの 呼びかけを素直に受け取り、お念仏とともにおまかせすることで、
如来さまのはたらきが味わえる 親孝行な子が、人間が
育てられていくのでしょう。


          


           私も一言(伝言板)