第1751回 大変 お待たせいたしました

 令和8年 8月20日~

 人間に生まれたことを、当たり前と思い、何の感動もなく生きています。
しかし、お釈迦さまは 人間に生まれることが出来るのは、ガンジス河の
膨大な砂の中のほんの一握りのわずかしかないと、教えていただいたと
いいます。
沢山の生き物がいるものの、人間に生まれることが出来るのは
大変貴重なことであるというのです。

 そして、人間に生まれても、仏の教えに出会える人は、その手の中の
砂のひとつまみを爪の上に乗せたように まことにまれなことなのだとも
教えていただいています。

 仏教は、因果の道理を説くもの、この度人間に生まれることが出来、
仏法に出会えることが出来たのも、それには、確かな原因があったのです。
蓮如上人がお書きいただいた御文章には 「人間界の生を受くることは、
まことに五戒をたもてる功力によりてなり」とあります。

 人間に生まれることが出来たのは、前の世で五つのいましめ「五戒」を
守った功徳(功力)によるもので、とても尊いことであると。
殺生・偸盗・邪淫・妄語・飲酒の五戒を破ることなく、努力した、
その功徳の力で、次の生に、人間界に生まれることが出来たのだと。

 前の世で、きびしい五戒を保つことはできたのに、残念ながら、
お念仏の教えには出会えなかったのです。
この度は、五戒、戒律を守ることは出来ていないものの、はじめて
南無阿弥陀仏のお念仏に、やっと遇えたお陰で、地獄や餓鬼、
畜生などの六道で、再び迷うことはなく、阿弥陀さまのお浄土へ、
生まれ、阿弥陀さまと同じさとりをいただき、仏さまの一人として、
活動することができるというのです。 

 阿弥陀さまが仏になられて十劫という長い長い間、この私は
迷いに迷い お念仏に出遇うことが出来ずにいたのです。
この度 はじめて南無阿弥陀仏に出会え、阿弥陀さまの国に 
生まれることができるのです。
本当に 長い長い間、お待たせしました。

 すべてのものを ひとり残らず救いとりたいとはたらきかけ、
ご苦労いただいていたのに、まったく気づくことがなく、いままで
迷っていたこの私を やっと捕まえ救い出して 仏の仲間にして
いただきました。
有り難うございます。

 まだまだ、そっぽを向いている人は多く、辛抱づよく導き続けて
おられる阿弥陀さまの、そのご苦労の、ほんの一端をお手伝いさせて
いただければと思います。
大変お待たせしました。
有り難うございます。南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏。