第1750回 いつも一緒に

 令和8年 8月13日~

 早朝から甲子園での全国高校野球が中継放送されています。
今年から、女性の審判員も登場したということで、暑い中、若者たちの
力いっぱいの姿が映し出されています。

 ところで、ストライクやボール、アウト、セーフを判定し、試合を
円滑に進行する審判のことを アンパイヤといいますが、
競技によっては、レフリーという言い方もあり、呼び方が違うと
いうことです。

 野球はアンパイヤですが、サッカーは、レフリーといいます。
では テニスやバレーボールは アンパイヤかレフリーか、
どっちでしょうか。との質問を受けました。
サッカーと同じく、四角いコートの中での競技ですから、
レフリーだろうと思いがちですが、実は、テニスの審判は 
アンパイヤだそうです。

 競技場の中に入って、選手と一緒に 走って周り、ジャッチをするのが
レフリーということで、テニスやバレイボールは、
全体を見渡せる高い位置に留まり判定するので 
アンパイヤというのだそうです。

 ところで、仏説阿弥陀経には、お浄土は十万億土を超えた遠い所に
あるといいます。
阿弥陀さまは、その遠いお浄土にいて、私たちをいつも見守って
いただいているのでしょうか。
阿弥陀さまは、お浄土にじっと留まって、こっちへおいでと、
遠くから呼びかけておられるのでしょうか。

そうではなく、私たちといつも一緒にいて、すく近くで見守って
いていただく、阿弥陀さまは どちらかといえば、レフリーのように、
はたらきづめ、はしりずめで 見守っていただいているのだとの
例えのお話を聞きました。

 レフリーは 判定をするのでしょうが、阿弥陀さまは善し悪しを
判定するのではなく、一緒に走って、一緒に泣いて、一緒に苦しみ
一緒に悲しんでいただき、必ずお浄土へこの私を生まれさすと
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と頑張っていただいているのです。

 場外に出たボールを拾い、それを選手に渡して、さあゲームを続けなさい
と促してくださっているのでしょう。 
誰かを特別扱いするのではなく ルールにのっとって、全員平等に

正しく判断しゲームを進めてくださっているのです。

お医者さんでも、病院で患者を待っているのではなく、往診をする
お医者さんのように 自分の方から患者の元に向かって、悩みを聞き、
苦しみを見て、治療していただく、それが、阿弥陀さまのはたらきと
いえるのでしょう。