第1727回 待ち遠しい思い

  令和8年 3月5日~

 安楽国をねがうひと  正定聚にこそ住すなれ
 邪定不定聚くにになし 諸仏讃嘆したまえり

いよいよ、年度の終わり、もう高等学校の卒業式が、行われました。
そして、4月 学校も会社も 新入学や新しい人の入社など、
大きな変化の時がきます。

 思い出すと、学校の入学が決まって、あとは入学式を迎えるだけ、
会社に 採用が決まって、あとは4月1日に入社式に行くだけ、
それを待っていた頃のことを思い出しています。

 会社の人事担当からは、入社までにやるべきこと、入社後の研修に
ついてなど、定期的に冊子が送れてきて、それを真剣に見て、
こころ踊らせていた記憶があります。

 その冊子の最後には 質問があれば、次回の冊子で回答しますとあり、
研修所には 何を持参すればいいのか、服装はどうすればいいのかとか、
いろいろと質問に答えてくれていました。

 それと、とともに、会社の概要やその社会的な責任、社員としての
心構えなど、まもなく、社会人となる者への細やかな注意書きが
多々あったように思います。
期待と不安を抱えて、夢を持ち希望に燃えていたことを思い出します。

 正定聚の位とは あの時のようなものだろうと味わっています。
もう間違いなく受け入れたれることは決まっているものの、
行くまでは、はじめてのことではあり、不安でなりません。

 そこで、いろいろと調べて、それを読んで、自分がその会社の
社員となったときに、どうすればよいか。
どんな気持ちで、どんなことをするのかを、夢膨らませていたのです。

安楽国 お浄土も いろいろと説かれていますが、それを読むことで
すこしはイメージが、わいてくるものの、実際に往ってみないと
よく分からない、でも、間違いなく、いのち終われば、そこに
いくことができ、活躍できるのだ。

 だんだんと年を重ねて、お浄土が近づくと、若い頃、4月が
だんだと近づき、期待と不安を持って過ごしていたことを
思い出しています。

心配要らない 間違いなく、お浄土へいけるのだ。
間違いなく、4月には 社会人になれるのだ。

 待ち遠しい思いでいます。