第1714回 憶えていますか

 令和7年12月4日~

 ごく自然に お仏壇の前に座って 手を合わせていますが、
その最初はいつ頃だったか憶えていますか。
きっと、おじいちゃんや おばあちゃんに連れられて、いただいたお土産の
お菓子やお年玉を、お仏壇にお供えしたのが最初だったのかもしれません。

 朝、学校に行く前に、仏さまにご挨拶をして、帰って来た時も、
仏さまにご挨拶をと、言われ、通信簿をもらってきたときも、
仏さまにまず報告してと、いつも、仏さまとのご縁を結んでくださった方が
おられたからなのでしょう。

 生きている人だけではなく、仏間に飾ってある写真の祖父母 曾祖父母、
そして、顔をしらない多くのご先祖様達が みんな阿弥陀さまといっしょになって
この私を守り、導いてくださっているのだと、いつのまにか知らされていました。

私の人生は、自分の力の及ぶことばかりではありません。
人間の力の及ばないことがたくさんあり、自分で出来ることは一生懸命頑張り
力の及ばないことは、思い通りにならないことは、お任せする
しかないことを、先輩達は教えようとしてくれたのでしょう。

そのことを、知らなければ、自分の努力不足を嘆き、能力のないことを
悔やみ苦しんでいたことでしょう。

 世の中には、多くの人がいて みんな違った考えを持って生きています。
しかし、共通する部分は 必ずあるものです。
それを、阿弥陀さまの願いとして、私たちに教えていただいているのでないか
自分の我が儘通りなるのが幸せではなく、みんなが喜べること、
皆が納得いくことがあることを、南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏の教えとして、
私たちに残してくれているのでしょう。

自分の行いの結果は 必ず自分に帰ってくること、地獄にいくような
生き方をしていても、必ず お浄土へ生まれさせ、仏にして活躍させる。
自分の幸せを優先させるよりも、皆んなが幸せであることが、
本当の喜びと、教えてくれているのでしょう。

 自分が努力した以上に 親や兄弟や先輩 太陽や空気や自然、あらゆる力が
私を生かそう 生かそうとはたらきかけていることを、気づかせ感じさせ
感謝できる、喜べる人間に育てようとする、はたらきかけを
気づかせ 味あわせ、感じさせ、喜ばせていただているのです。

気づけ 気づけとの呼びかけが 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏の
呼びかけ、はたらきかけ、それを、伝え教えてくださった方々が 
私の周りにはいらっしゃった御影です。

有り難いことです。南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏