第1600回 私の生活の中に

 令和 5年9月28日~

 ご本山 総合研究所からの【仏教のことば】の紹介です。

【仏教のことば】
 お浄土に往かれたわが父や母は、往きっぱなしではありません。
 お浄土より娑婆に還り来て、私たちをみまもり、私たちが
 お念仏申すところ、共にお念仏を唱和して、私たちによびかけ、
 阿弥陀仏の大悲をあおがれているのであります。
  (普賢晃壽『阿弥陀仏の救い―人生の帰趨―』P233)
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 浄土真宗の特徴は 往相廻向 還相回向の教えです。
正信偈の意訳には、
 蓮華の国にうまれては 真如のさとりひらきてぞ
 生死の園にかえりきて まよえる人を救うなり とあります。
どうか、お念仏の教えに出会ってくれ、この教えに遇えば、
これから迎える老病死の苦しみも、素直に受け入れることができ、
生きがいある人生を味わえますよと、はたらきかけて
くださっているのです。


【仏教のことば】
 私達は平素から、見えるものだけに夢中になって、
 見えないものの恐ろしさや、有難さを忘れているのでは
 ありますまいか。 (井上啓一『御文章の味わい』P53)
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 親や周りの人の思い、多くの人々のはたらき、仏さまのはたらき
見えないものを、感じられるように育てられると、この人生は
有り難く、すばらしいものへと変化するのですよと。


【仏教のことば】
 如来の心に触れ、これまで如来さまを泣かせて来たことに気付いたのなら、
「もっと泣かせてやろう」と思うでしょうか。そうではなく、
「もうこれ以上、泣かせることはすまい」と思うはずです。
 (「悪人正機」について)(満井秀城『季刊せいてん』110P55·
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【仏教のことば】
 阿弥陀仏は私の心に信心の喜びを与えてくださるばかりでなく、
 更に、私の寿命のある限りは称名念仏の声として、
 私の生活の中にいつでもどこでも現われましょうという
 お慈悲から「乃至十念」の称名をお誓いくださった
 ものであると味わわれます
    (
灘本愛慈『やさしい安心論題の話』P177)
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           私も一言(伝言板)