第1558回 伝え 伝えて

令和4年 12月 8日~

 令和5年の春から 親鸞聖人御誕生850年と、浄土真宗 立教開宗800年の
慶讃法要が、ご本山・京都 西本願寺で30日間勤まります。
それを前にして、お待ち受けの法要を、私どものお寺では 11月の上旬に。
組では 12月の上旬。
教区では11月の末に 近くの文化会館大ホールで勤まりました。

 コロナの影響で、 人数制限しての開催でしたが、それでも、
たくさんの方が参集され、新しく制定された法要作法の 
新しい節で、正信偈を みんなでお勤めしました。
親鸞聖人の説き示してくださった浄土真宗の教えに出遇うことがなければ、
今の私はあり得なかったという聖人への感謝と、
その教えに出遇えたことの喜びを込めて、聖人のご誕生を祝い、
『立教開宗』に感謝する」法要です。

 ご法話は、熊本地震で本堂が倒壊したという、特別講師の方が 
コロナには ワクチンを打ち、免疫を高めているが、
南無阿弥陀仏をちゃんといただいて、すべての人間が、受け取らねばならない
苦悩である、老病死への免疫を 高めたいとのお話がありました。

 最後の アトラクションでは、近くのお寺の若院さんの
バイオリンの演奏でした。
僧侶も いろいろの特性を持つ専門家いますが
音楽大学でバイオリンを専攻 プロの演奏者の方です。
この方が、小学生の時のピアノの先生と一緒に演奏されました。

 残念ながら仏教讃歌はありませんでしたが、ポピュラーな音楽とともに
最後には 演歌にも挑戦いただき感動的な演奏会でした。
よくお寺の報恩講などでも 演奏しておいでとのことですが、
多くの方から そのバイオリンの値段は、とか 古いものでしょうねと
質問されるとのこと、バイオリンの値段は、企業秘密ですが、
このバイオリンは、273年も昔に製作されたものだそうです。

 これまで多くの方々が、 大切に使い
それを、受け継いで 今自分がこうして演奏させもらっている。
何代にも渡って、大切に大切に使ってくださったお陰で、
いまここに私は 使わせていただいて演奏している、大変なものです。

 273年というのは 大変古いものですが、後ろにあるパネルには
立教開宗800年とある、このバイオリンよりも もっともっと前から、
800年前にから、それぞれの時代、その時代の方々が、
ちゃんと受け取り、次に伝えていただいた。
そして、今の私たちに伝わっている。
私たちも、お念仏をちゃんと受け継ぎ 次の世代に確実に
伝えていかねばならないと、感じています。
と話を結ばれました。


伝統というものは、それぞれの時代 時代の方々が
精いっぱい、それを受け取り、次の世代へ伝えていただいたもの。
バイオリンも お念仏の教えも先輩たちのお陰で、今日の私たちに
伝わってきている、私たちには 大きな責任があるのだと、
つくづくと味わわせていただきました。

お念仏を 相続するといいます。ちゃんと受け取り、確実に
次の世代に 受け継き、豊かな人生を受け取ってもらいたいものです。

          


           私も一言(伝言板)