第1545回 いつも一緒のアミダさま  ~名前を知ると ~

 令和4年 9月8日~

皆さんは「ケイトウ」という植物を知っていますか?
名前の由来はニワトリの頭(トサカ)に似ているから、
鶏頭(ケイトウ)というのですね。

 ケイトウという名前を知ると、急に身近に感じるように
なりませんか。

俳句の先生である山本純子さんがおっしゃいます。
「名前を知らない植物に出あったら、植物図鑑などで
調べてみるとよいですね!名前がわかると、急に友だちが
ふえたような気分になりますよ。
草も木も、その名前を覚えると、たちまち友だちになりますよ」と。

 名前というと、皆でおとなえする「ナモアミダブツ」という
言葉は、実はアミダさまのお名前なのです。
皆さんは自分がどうして「お父さん」「お母さん」と
呼ぶか考えてみたことはありますか?
それは赤ちゃんのころから「私があなたのお父さんだよ」

「お母さんよ」とずっと呼んでくださっているからです。

 それと同じように私たちが「ナモアミダブツ」と
お念仏する時には、もうアミダさまが私たちに
呼びかけてくださっているのです。

 うれしい時さびしい時、「ナモアミダブツ」と
お念仏してみましょう。
アミダさまは、うれしい時には「私も一緒によろこんでいますよ」と、
さびしい時には「心配しないで。あなたのいるところには、
いつも私が一緒にいますよ」とおっしゃいます。

 学校で仲間外れにされた時、病気で一人寝ている時にも、
アミダさまは私たちに「私がいるよ。一人じゃないよ」と
呼び続けてくださっていますよ。
「ナモアミダブツ」が身近になってくれたらうれしいな。

                        佐藤 知水師


          


           私も一言(伝言板)