第1499回 平等なはたらき ~自然も 阿弥陀さまも~

 令和 3年 10月 21日~

私は 南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏と阿弥陀さまの名前を
呼んでいますが、名前を呼んだから あなたを 特別扱いしてやる。
という仏さまではないようです。

  すべての人を必ず救いたいと、はたらき続ける仏さま、
名前を呼ぼうが呼ぶまいが 阿弥陀さまの方が 先に
はたらきかけ呼び続けておられる。

将棋で言えば 阿弥陀さまがいつも先手 私たちはいつも後手。
この阿弥陀さまは すべての者を平等に 救おうと、
阿弥陀さまはみんな平等に救いたいと。


 みんな平等といえば、宇宙・自然のはたらきも みな平等です。
太陽も、空気も 水も、コロナも みな平等に 私に はたらきかける。
ただ 自然の働は 親切なようですが、実は残酷です。
この私を成熟させ続けて、やがては 命終わらせて 無にする
消えてなくしてしまいます。私を殺してしまう。


阿弥陀さまは そうではない、死んで終わりではなく、
必ず浄土に生まれさせ仏にする。すべてのものを 
お浄土に生まれさせ仏にすると呼び続けておられる。

科学的な頭の私は 「死んだら終わり」、阿弥陀さまは 
そうではない必ずお浄土へ うまれさせ仏にする。
待っているぞ、期待しているぞ、呼びかけておられる。


 どうでしょうか? みなさん 明日が楽しいと。 今日から楽しい。
明日が嫌なことがあると。 今日から つらく苦しくありませんか。

人間は、明日 たのしい 素晴らしいことがあると イメージ出来れば
気分は 高まり、うれしくなる。
死んだら終わりというのは、 明日がない 未来がないこと 不安。
暗いつらい 苦しい。 明日が確かであることが重要です。

若く未来がある人には、何でもないが、年をとり、未来が
なくなってきた人には 誠にありがたい。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏は、 私に 未来を与える。 言葉。

お聴聞するのは、  私の未来を。 確かめていく、
お浄土の お話を聞き、知れば知るほど。 私が活躍出来る明るい未来が。
認められ期待されている私であったと気づくのです。

それが、お聴聞の目的、お浄土の話は 未来が明るくなる 
喜びのお話なのです。


          


           私も一言(伝言板)