第1489回 阿弥陀さまとの出会いを伝える  ~浄土真宗とは (6)

令和 3年 8月 12日~

50歳を過ぎた親鸞聖人は、自分自身が"出会う"ことのできた
阿弥陀さまの教えを、書物に著しはじめられました。
その書物を『教行信証きょうぎょうしんしょう』といいます。
60歳を過ぎて京都に戻られた親鸞聖人は、その後も『教行信証』の
執筆を続けるとともに、その他多くの著述を著されました。
それは当時の人々だけではなく、後の世の人々に、阿弥陀さまの
"
温かなこころ"を伝えるためでした。そのおかげで今、私たちは
親鸞聖人の示された教えを通して、阿弥陀さまの"温かなこころ"
出会うことができているのです。


 お釈迦様の教え

仏さまとの"出会い"、それは人生の宝物。
あなたには、宝物がありますか?

大切な人からの贈り物、楽しかったあの日の思い出、
思いがけずかけられた心温まるひと言......
形のあるなしを問わず、一生大切にしたいと思い、
生きていくうえでの支えとなるのが、人生の宝物でしょう。

仏教は、お釈迦さまが「この世界の真理」を見抜かれたところを
出発点としています。

お釈迦さまは、その智と慈しみの心をもって一人ひとりの
悩みや苦しみに応じた教えを説かれました。


お釈迦さまが真理に目覚め、仏さまになられてから残してくださった
" 仏さまのことば"の数々は、お経という形で今も時空を超えた
真実によって私たちを教え導き、人生を心豊かに生きていく
道筋を与えてくれています。


仏さまとなられたお釈迦さまとの"出会い"もまた、
私たちにとって、かけがえのない人生の宝物となるのです。

          


           私も一言(伝言板)