第1484回 浄土真宗は 出会いの仏教 ~浄土真宗とは (1)~

 令和3年 7月8日~

 本願寺派のホームページに 「浄土真宗とは」と
つぎのような文章がありました。

浄土真宗は 出会いの仏教

人生は出会いの連続です。
誰かとの出会いによって世界が広がったり
何かとの出会いによって新しい自分に気がついたり
苦しみとの出会いによって深く傷ついたり......
出会いによる、よろこび、悲しみを繰り返しながら
私たちは今日も生きています。

浄土真宗は、そんな出会いを大切にする仏教です。
特に大切にしているのは、阿弥陀さまという仏さまとの出会いです。

阿弥陀さまは私たち一人ひとりを
「かけがえのない尊いいのち」とみてくださっています。
どんなことがあっても寄り添ってくださる仏さまです。

阿弥陀さまとの出会い。
それは、阿弥陀さまに見まもられている
尊い自分自身に出会うことでもあるのです。

阿弥陀さまと
出会えるという、希望。
出会えたという、よろこび。
今、この時代を生きる私たちもきっと、感じることができるはずです。


 居場所に出会った親鸞聖人 あなたに居場所はありますか。

普段なかなか気づかないことですが、私たちは、家庭や学校、
あるいは社会の中で自分を受け入れてくれる「居場所」が
あるから、頑張ることができていると言えます。

 でも、頑張りたくても頑張れないときもありますよね。
元気そうに見える人でも、もしかしたら孤独や寂しさに
さいなまれて「居場所」を失っているかもしれません。
そんな思いを抱いてしまったとき、どのように生きていけば
よいのでしょうか。


 親鸞聖人(=親鸞さま)も、自分の居場所に出会うために
大変な努力をされた一人です。そして、その道のりの末に
「阿弥陀さま」という仏さまに出会われました。

阿弥陀さまは、出家して修行に励んだり、厳しい規律を
守る生活を送ったりすることができない人であっても、
どんなに辛いことを抱えている人であっても、いのち
あるものすべてをそのままに受け入れ、すくいに導いて
くださることを誓われた仏さまです。

そんな阿弥陀さまに出会われ、阿弥陀さまとともに
親鸞さまは仏道を歩まれました。
そして、阿弥陀さまの教えを私たちにわかりやすく
伝えるために、浄土真宗という仏教を開かれました。
今から約850年前、鎌倉時代のことです。


                  (2)に つづく

          


           私も一言(伝言板)