第1474回 人生の目的を  ~教えてくれるのが お念仏~

 令和3年 4月29日~

 ご法事が日曜日で 小学生のお孫さんたち3人が一緒に、
正信偈のおつとめをしてくれました。
小学六年生のお兄ちゃんに、将来の夢を聞くと、
ユーチューバー。

どんな内容をアップするの、

ゲームの実況 攻略とのこと。
子ども達が今後どんな世界に生きて行くのか想像も
できませんが子どもが夢見るユーチューバーも
スポーツ選手も、好きなことをしながら、

経済的にも豊かな生活をしたいということのようです。

 お医者さんで念仏者である 駒沢勝先生の本に 
こんなところがあります。

人生で肝心なのは、手段ではなく目的である。
まともな目的があって意味ある人生である。
 
しかし、今の学校では小学校から大学までのほとんどが、
生きるための手段のみを教え、研究し、生きる目的に
ついては少しも教えない。

考えさせない。

 今は情報社会で巷には情報が氾濫するが、
人生の目的についての情報はほとんどない。

崇高な哲学には解答があるかも知れないが、
凡人には手が届かない。


実はその答えこそ浄土真宗が教えてくれる。
親鸞はいわば人生の意義を深く掘り下げ、
人生の手段ではなく、目的とその達成法を
教えてくれる。


念仏や往生浄土とは一体どういうことかを教え、
そしてそれこそが万人にとっての正当な目的だと
教えてくれる。

しかもその目的達成には努力も精進も不要だと言う。

病気はもちろん、貧困も、戦争も何一つ目的達成の
障害にはならない。

それどころか、これらはすべて、むしろ目的達成に
後押ししてくれる。


何一つ無駄なものはない。一切があるがままで、
人生の本当の目的を達成できると教えてくれる。
それが浄土真宗である。・・・・

 
と書かれております。

 何のために生まれ 何が目的で生きているのか。
それをはっきりと教えてくれ 生きる喜びと 
生きる意味を教えてくれるのが 南無阿弥陀仏の
教えであると言われます。


若い人たちにも、生きる意味を、人生の目的を 
伝えていくことが、それには、大人がお念仏の教えに
遇い、はっきりと、気づかせていただくことが
最も大事なことだと味わいます。


 「目覚めれば弥陀の懐」
  ~小児科医が語る親鸞の教え~ (法蔵館)


          


           私も一言(伝言板)