第1456回 最強のワクチン

 令和2年 12月24日〜

 新型コロナウィルス感染症の流行で、
落ち着かない一年でした。


これまでもさまざまな病気が流行して、
人々を悩み苦しめてきたことでしょうが、
近年、予防薬や治療薬が開発され、
その苦難を乗り越えて現在があります。

今回も一日も早く ワクチンが
開発されれば、少しは落ち着きを

取り戻せることだろうと期待しています。

 我々は赤ちゃんのころから、沢山の
ワクチンを繰り返し接種してきました。

今の子供たちはもっと多くの予防接種を
しているようですし、大人になっても
インフルエンザの予防接種は、毎年
欠かせません。


 ところで、仏教で問題としているのは、
こうした病気の苦しみだけではなく、
歳を重ねる苦しみ 老苦。やがては
命が終わる 死の苦しみ。

老・病・死の苦しみの解決です。

さまざまな苦しみがあるために、
それにあわせてお経も数多く
説かれています。


 親鸞聖人が、これこそ、私のために
説かれた教えであると受け取り、
味あわれ、勧めていただくのは、
他力の念仏の教えです。

阿弥陀如来という仏さまは、
すべての人を一人も残らず、救い取る。

「おまえのことを、決して見捨てぬ、
何が起ころうと必ず救う」と、ずっと

呼び続けておられる、それに気づき
南無阿弥陀仏を口にして生きている者は

必ずお浄土へ生まれさせ、仏に成して、
今度は阿弥陀如来と一緒に、人々を
救うはたらきをさせると、呼びかけ
続けておられるという教えです。


そのことがうなずけてくると
「南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏」は、

老病死の不安、苦しみに対して免疫・
抵抗力をつける強力なワクチンの

はたらきをするのです。

つぎつぎのおこってくる様々な病気の
すべてに対応した最強のワクチンです。

病気だけではなく、歳を取る苦しみ・
死の苦しみも、すべてを抜本的に

解決してくれるワクチンとしての
はたらきがあるのです。


病気が治っても、間違いなくみんな
高齢となり、必ず人間は死を迎えます。

南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏の万能の
ワクチンを、口にして、抵抗力をつけ、

苦しみを和らげ、どんなことが起ころうと
堂々と生きていける免疫を高めて
いきたいものです。


どんなに注意し、予防し、人いちばい
真面目に、正しい行いをしていても、

必ず高齢になり、病気になり、命は
終わります。


これから、どんな苦難に遭遇しても、
大丈夫のように、南無阿弥陀仏、
南無阿弥陀仏と口にしながら、
かぎりあるこの人生を 喜び多く、
生きがいをもって生き抜きやがて、
仏さまとしてはたらく日を楽しみに、
一日一日をすごしていきたいものです。


     


           私も一言(伝言板)