第1757回 引力が見える町

 令和8年 10月1日~

 有明海は 干満の差が大きいことで知られています。
竹崎カニや、海の中に立つ赤い鳥居で知られる太良町は 
「月の引力が見える町」というキャッチコピーを使っています。


地球の引力は ニュートンが落ちるリンゴで気づいたように、
物が落ちるのを見ることで、それなりに理解できますが、
月の引力のはたらきは、なかなか気づかないものです。
干満の差が なんと最大6メートルの有明海では、その月の引力が
はっきりと見えるのです。

 私の周りには いろいろのはたらきかけがありますが、
みな当たり前になっていて、ほとんど気づくことなく生活しています。
太陽の光さえ 暑い、まぶしいと嫌い、避けて、感謝するどころか
迷惑がっています。

 ところで、仏さまのはたらきも なかなか気づかないものです。
しかし、お寺の本堂での法座に沢山の方がお参りいただく姿を
見せていただき、お念仏の声が聞こえるところでは
仏さまの はたらきが 見え、感じられる 場所です。

 自分の力で お寺やお仏壇にお参りしているつもりでいますが、
この私を動かしたのは、仏さまのはたらき、仏さまの力
そのご縁を作っていただいたのが、私の大切な 父母 祖父母
そして多くの有り難い お念仏の先輩たちのお陰なのです。

 もし、私が お仏壇の前に座って手を合わせ、南無阿弥陀仏と
口にお念仏をしたとき、それは私に 仏さまがはたらきかけていただいた
その力のあらわれなのでしょう。

 本堂やお仏壇の前にお参りしている時だけでなく、
南無阿弥陀仏と口にしている姿を、見ることでき、
南無阿弥陀仏 の声が聞こえる所には、仏さまのはたらきを
確認することができるのです。

 仏さまのはたらきは なかなか気づかずにいる時
南無阿弥陀仏を口にしてみると、そのはたらきが ハッキリ見ること
感じることができるのです。


          


           私も一言(伝言板)