第1551回 かけがえのない君へ ~みんな違ってみんな良い~

 令和4年 10月20日~

 子どもさん向けの法話、吉村 隆真さん著です。


 クイズ番組の解答に目からウロコが落ちました。
クレヨンの「肌色(はだいろ)」は、今では「薄橙(うすだいだい)」や
「ペールオレンジ」と呼ばれているのです。
といっても、小中学生の皆さんには、すでに常識かもしれませんね。
その証拠に、わが家でも正解できたのは小学生の息子だけでした。

 日本では、肌の色に近いことから、あの色には長い間「肌色」
という名前が使われてきました。
私自身も子どもの頃だけでなく、大人になってからも何の
疑問も持たずに平気で「肌色」と呼んできました。
しかし、考えてみれば、肌の色は国や地域によって違います。
「肌色」は一つではないのです。

ケンカ・いじめ・差別・戦争......これらの問題は、お互いの違いを
認め合えないことから始まります。
そのような態度が、いつも自分は「正しい」とし、
相手を「まちがい」にしてしまいます。

 音楽は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7つの
音階の組み合わせですから、どれ一つ欠けても演奏できません。
言葉も同じで、英語は「A~Z」の26字、日本語は「あ~ん」の
50音で成り立っているので、一つでも欠けてしまうと
文章や会話になりません。

人間も同じです。地球上にはたくさんの人びとが生きていますが、
同じ人間などどこにも存在しません。
あなたも私もただ一人です。
それを別の言葉で「かけがえのない」といいます。
その事実に気づくことができて初めて、自分だけでなく、
相手も大切にできるのです。

お互いを認め合い、お互いが支え合い、お互いに
照らし合える世の中は、どんなに素晴らしいでしょう。


          


           私も一言(伝言板)