第974回 今から練習  〜お浄土での生活の〜 

 平成23年 9月22日〜

ある ご老僧が、おっしゃいました。
「お酒を飲んでも 酔うと 畳が動き始めるもの、お念仏に酔うと ・・・・、
  お互い充分に酔わしていただきたいものですね」と。

 また、お念仏に出あい お浄土に 生まれた人は どんな生活を
しておられるのでしょうかね。
 阿弥陀経という お経には、

「舎利弗よ、その阿弥陀仏の国には 常にすぐれた音楽が奏で
 られている。そして 大地は黄金でできていて、昼夜六時のそれぞれに
 きれいな曼陀羅の花が降りそそぐ。

 その国の人々はいつも、すがすがしい朝に、それぞれの器に美しい花を盛り、
 他の国々の数限りない仏がたを供養する。

 そして食事の時までには帰ってきて、食事をとってから
 しばらくの間はそのあたりを静かに歩き、身と心をととのえる。

 舎利弗よ、極楽世界はこのようなうるわしいすがたをそなえている

  ・・・・・・とありますし、

また、大経の48願の中には、

わたしが仏になるとき、わたしの国の菩薩がさまざまな仏がたの前で
功徳を積むにあたり、供養のための望みの品を思いのままに
得られないようなら、わたしは決してさとりを開きません。

ともあります。


どこかで 先だった方々が、蓮の花の上に座って
 のんびりと
生活するイメージを 持っておいでの方がありますが、
そうではなく、朝早くから、それぞれの器に 花を盛り、
他の国の数限りない仏かたを供養して、朝ご飯までには帰ってきて、
食事のあとには あたりを散歩して身と心をととのえるとあります。


朝 ご自分のお仏壇で お勤めをするのは その日のための練習でしょうか、
お仏壇へお花を上げるのも 将来の練習なのかもしれません。

お浄土へ生まれた方々は お互いに褒め称えながらの毎日のようです。
もうすぐにお浄土へ生まれさせて頂くお互い 今から練習をしておきたい
ものです。

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏と お花を飾り、仏さまを讃嘆する

習慣を身につけておきたいものです。

妙念寺 電話サービス お電話ありがとうございました。
次回は 9月29日に新しい内容に変わります。

         


           私も一言(伝言板)