第796回 私の歩む道

 
平成20年 4月24日〜

妙念寺電話サービス お電話ありがとうございました。

私どもの浄土真宗の基本を定めた 浄土真宗の宗制が、この4月から改定されました。
これにともない これまでの教章に(私の宗教)に変わって 新しく「私の歩む道」との 
副題がついた
 浄土真宗の教章が この415日 立教開宗記念法要のあと 
ご門主より ご親教において 制定いただきました。


 日常勤行の本などの最初に印刷されていますので どうぞ これまでの教章と比較して
味わっていただきたいとおもいます。


浄土真宗の教章 (私の歩む道)

宗名 浄土真宗

宗 祖 (ご開山) 親鸞聖人 (しんらんしょうにん)
   ご誕生 1173年5月21日 (承安3年4月1日)
   ご往生 1263年1月16日 (弘長2年11月28日)

宗 派 浄土真宗本願寺派 (じょうどしんしゅう ほんがんじは) 

本 山 龍谷山 本願寺 (西本願寺)

本 尊 阿弥陀如来 (南無阿弥陀仏)

聖 典  ・釈迦如来が説かれた浄土三部経
     『仏説無量寿経』 『仏説観無量寿経』 『仏説阿弥陀経』
    ・宗祖親鸞聖人が著述された主な聖教
     『正信念仏偈』 (『教行信証』行巻末の偈文)
     『浄土和讃』 『高僧和讃』 『正像末和讃』
    ・中興の祖蓮如上人のお手紙
     『御文章』

教 義   阿弥陀如来の本願力によって信心をめぐまれ、念仏を申す人生を歩み、
     この世の縁が尽きるとき浄土に生まれて仏となり、迷いの世に還って
     人々を教化する。

生 活   親鸞聖人の教えにみちびかれて、阿弥陀如来の み心を聞き、
      念仏を称えつつ、つねにわが身をふりかえり、慚愧と歓喜のうちに、
     現世祈祷などにたよることなく、御恩報謝の生活を送る。

宗 門   この宗門は、親鸞聖人の教えを仰ぎ、念仏を申す人々の集う同朋教団
     であり、人々に阿弥陀如来の智慧と慈悲を伝える教団である。
     それによって、自他ともに心豊かに生きることのできる社会の実現に
     貢献する。


      とあります。

   これまでの教章は 昭和42年 戦後の混乱が落ち着き 経済的な豊かさが
   始まったものの 人間疎外の傾向が著しいことを憂い 私たちの信仰生活の規範として
   制定されたものでしたが それから 40年 さらに急激な社会の変化の中で、
   自己中心的な考え方が強まり、一人ひとりのいのちの根本がゆらいでいる現代に
   お念仏の人生を歩む者として、親鸞聖人のお示しいただいたお念仏に生きる者の
   肝要として制定されたものです。



   じっくりと 味わわせていただきたいものです。

    妙念寺電話サービス お電話ありがとうございました。
   次回は 51日に 新しい内容に変わります。

         


           私も一言(伝言板)