第1133回 人は 「モノサシ」 で物を見る 〜阿弥陀さまは モノサシを当てずに〜

 平成26年 10月9日〜

虹は何色って聞かれたら日本では多くの人が、七色って
答えるんじやないかな。

 でも、アメリカでは六色ドイツでは五色、南アフリカの一部では三色、

リベリアのある地域では二色といわれている。

 実際の虹の色に境目は無く、無限に変化する色が並んでいる。
この無限に変化する色の中で、人々がどの色やどの数を大切にするかによって、
虹の色の数が決まるんだ。

つまり、自分が大事にしている色や数を「モノサシ」にして決めているんだ。
だから民族や文化によって違いが出てくるんだよ。

 ところで、私たちが友だちを見るときはどうだろう。

テストの点や、運動ができるかどうかという「モノサシ」で友だちを
見ているとしたら、友だちを本当に見たことにはならないよね。

 アミダさまは一切の「モノサシ」を当てずに、私や友だちを、

仏さまになる大切ないのちと、大事に思い見てくださつているんだよ。

 私たちも、そんなふうに友だちを見ていこうよ。
                         (まえだ すみよ)


          親子で読める「ほとけさまのお話」より


         


           私も一言(伝言板)