急性膀胱炎・尿道炎について/泌尿器科いまりクリニック、佐賀県伊万里市
 急性膀胱炎・尿道炎について

どんな病気ですか
急性膀胱炎は大腸菌などの細菌による炎症です。女性に多いのですが、抗生剤や 抗菌剤で治療すれば普通1週間前後で軽快します。完治には1-2週間かかるようですので、その間は用心しましょう。
男性で急性膀胱炎にかかる方は、淋菌やクラミジアなどの性病であったり、他になにか泌尿器科の病気(基礎疾患)があるかも知れませんので、よく調べてもらいましょう。

症状
膀胱刺激症状(頻尿、排尿痛や排尿直後の痛み、残尿感)、尿混濁などで尿失禁や血尿をともなうこともあります。始めは少しずつ症状が出て、だんだん悪化することもありますが、多くは突然出現していきなり膀胱炎になるようです。微熱(37度前後)が出ますが、38-39度の高熱になった場合は腎盂炎に移行していますので、安静やそのための入院が必要になります。

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治療上の注意
1. お茶をたくさん飲むなど水分を多めにとり、尿量を増やしましょう。排尿を我慢しないこと。
2. 腰部をはじめ、体全体を冷やさないようにしましょう。体に負担のかかる労働や作業はなるべくさけましょう。
3. 刺激物(唐辛子、コショウ、ワサビ、アルコール類など)は控えましょう。
4. 入浴は体が温まり、外陰部を清潔に保つのによいでしょう。
5. 症状がおさまっても尿所見が正常化するまでは治療が必要です。

治療法
抗生物質や抗菌剤を飲み薬として、または同時に点滴や注射でもらいます。さらに消炎鎮痛剤や漢方薬(ちょれいとう、はちみちおうがん、しもつとう、など)を飲みます。

この病気を繰り返す方に
1. 日頃から水分を多めにとるように心がけましょう
2. 排尿を我慢しない。
3. 冷えないようにしましょう。
4. 体を清潔に保つようにしましょう
5. 性行為の後はすぐ排尿する。性行為自体が女性の尿道内に雑菌を押し込むという説もあり、その雑菌を流し出すために。

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