腎嚢胞/泌尿器科いまりクリニック、佐賀県伊万里市
腎嚢胞とは

腎嚢胞とは水の入った袋のことで、それが腎臓にあれば腎嚢胞、肝臓にあれば肝嚢胞と言います。腎嚢胞でもまれに腎癌を合併することがありますので、時々はCTや超音波で検査を続けますが、数ヶ月に一度かもっと少なくてもよいようです。嚢胞はなくなることは滅多にないようです。時々痛みの原因になることもあるようです。嚢胞が尿の通り道に出来ていれば、たまに障害を起こすことがあり、水腎症の原因になることもあるようです。

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腎嚢胞の症状

普通は無症状ですが、たまに横腹や背中、腰の痛みが出ることもあります。嚢胞が尿の通り道に出来ていれば、たまに障害を起こすことがあり、水腎症の原因になることもあるようです。特に腎盂の近くにできた傍腎盂嚢胞(para-pelvic cyst)では、水腎症を生じやすいようです。

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腎嚢胞の検査

診断

CTや超音波ですぐにわかります。たまに嚢胞の中に腫瘍(腎臓癌)や石灰化を生じることがあります。

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腎嚢胞の治療

病態や原因疾患に応じて異なります。
普通は特に治療せずに様子を見るだけでよいでしょうが、傍腎盂嚢胞(para-pelvic cyst)などのように障害を生じる場合は、超音波下に嚢胞穿刺を行い、内容液を吸引して、嚢胞の中に無水アルコールなどを注入して、嚢胞壁を収斂させて、今後は嚢胞液がたまらないように試みます。この方法はかなり効果があります。そして、悪性細胞などが存在していないか吸引した嚢胞液を調べてみます。

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文献

メルクマニュアル 第17版日本語版、日経BP社、2001

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