令和4年11月10日19:00 医師会講演会:プライマリケアオンラインセミナIn伊万里
伊万里市迎賓館で開催されましたが、webで参加しました。九大循内の坂本隆史助教による講演:心不全の治療腺楽を再考する、がありました。座長:山元病院の山元芙美循環器内科部長。
腎尿細管のSGLT2酵素が尿細管の血管側のナトリウムポンプを活性化して、ナトリウムをたくさん排泄し、尿細管側からナトリウムと糖を吸収する。心不全になればSGLT2が増えて、体内の糖のみでなくNaも再吸収されて増加している事になる。さらにSGLT2阻害剤でエリスロポエチンが増える。SGLT2阻害剤は血管内の容量を減らさないが、フロセミドは血管内の容量を減らす。70歳以上で頻脈の方にはSGLT2阻害剤でHRが減る。
SGLT2阻害剤で血糖が減ると肝臓からケトン体が出される。ケトン体は心筋にとって非常に効率のよいエネルギー源。糖尿病になると血管の硬化、心臓への直接の影響、自律神経障害によって心不全を起こす。
糖尿病患者120万人の4年半の経過観察で、18%にCKD、心不全、脳卒中を生じた。心不全になると死亡率が2倍以上、心不全とCKDがあれば死亡率が3倍以上になる。これを防ぐことが重要。フォーシーがを投与した研究では、優位に心不全を予防した。
開始直後座長のの音声が途絶えていました。 |