院内大掃除

平成25年12月26日午後からは予定手術が無く、その間はみんなで大掃除をしました。床を磨いてワックスを掛けました。皆さんご苦労様でした。クリニックからサンドイッチと栄養ドリンクのお土産が有りました。

泌尿器科いまりクリニック忘年会

平成25年12月13日伊万里市迎賓館にて開催され尾形先生と職員37人、院長と副院長が参加しました。7人がベジ食会席コースで、他は普通の和洋会席コースでした。今年は各部所の出し物が有り、独断と偏見の採点の結果、事務部門が優勝し、2位が病棟、以下厨房、外来、透析室でした。皆さん今年もお疲れ様でした。

第14回佐賀西部地区外科懇親会

平成25年12月9日武雄市医師会館にて開催され院長と副院長とが参加しました。佐賀大学歯科口腔外科、後藤昌昭教授による講演:歯科口腔外科の現状と課題、がありました。

馬の歯と顎、ライオン、ゴリラの歯と顎が違っている。食物による。ゴリラは雑食、縄文人、弥生人は少し違う。食物によって、顎の形が変化してくる。昔の人の顎は大きくて、ガッシリしていた。近代になると顎が細く、小さくなっていく。顎が小さくなるので、親知らずが曲がって生えてくる。まっすぐ出る場所が無い為。舌癌 口唇裂・口蓋裂:subdentalAを傷つけて、出血、下顎の下は組織が粗なので、すぐ広がって大きな血腫をつくり、気道内塞し、命にかかわる。インプラント:長所多い三叉神経三枝が下顎の中を走行しており、インプラントの時に傷つけ神経麻痺。下顎の再建:セラミック・アパタイト。自家骨を使い、インプラントを入れる。エピテーゼ:エピテックシステム顔面の再建。口腔と鼻腔を遮断できるようなカバーを作り、上顎を作って3D模型を作り、顔を作る。よく噛む事がボケを防ぐ。目を開いて食べ、においをかいで食べることで、うまく感じる事が出来る。

第7回佐賀県泌尿器悪性腫瘍勉強会

平成25年12月5日佐賀市ホテルニューオータニにて開催され院長と副院長とが参加しました。九州大学泌尿器科の横溝晃准教授による講演:膀胱癌における膀胱注入療法の新しい治療戦略、がありました。

NMIBT(non muscle invasive BT)
EORTC スコアリング・BTの進行度を抗癌剤膀注の役に立てる。
CUETO スコアリング・BTの進行度をBCG注入に役立てる。
九泌会膀注379人。ほとんどが中間群のEORTCスコアリングになる。CUETO:再発、進展がスコアと相関する。NMIBTの再発リスク:1年以内にピーク。2年後も次のピーク。2年後の再発には、はじめの膀注は効なく、1年以内の再発防止に効果。抗癌剤膀注について:施設によって尿量、種類、回数まちまち。5年再発率を20%減らす効果がどの薬にもある。

九泌会6次研究TUR−BT後から1年間エピルビシン注入。短期注入より効果。
九泌会7次研究エピルビシン膀注  長期 短期+ビオラクチスpo:この方が有意に効あり。
九泌会8次研究 Epi-ADMエピルビシン膀注  長期 無再発生存期間に短+ ビオラクチスpoついて73%と83%有意差なし。腫瘍径、深達度が再発率に有意差。αエラー:A・B群間に本当は差が無いのに有意差が出る事。(うっかりエラー)1/20でエラー α0.05
βエラー:A・B間で本当は差があるのに、有意差ないとするエラー(ボーっとエラー)βを小さくすると、症例がそれだけたくさん必要。
優越性・非劣勢・  片側両側One side   tow sideテストする前にわくを決める。例:10%以内ならOKなど。片側:新薬が勝っているのか?のみを見る。両側:標準薬が負けているのか?までも見る。非劣勢の証明:今までの治療法よりも劣っていないことが証明できれば、次の標準治療となる。(その前に、有害事象。副作用コスト、QOLが問題)

BCG注入療法・1976年にカナダのモラレスが最初・上皮内癌の第一選択治療。強力な再発抑制作用・効果機序は不明・世界中にたくさんの株がある。日本は東京株(志賀Dr)BCG failure筋皮浸潤に進展3カ月後残存でもさらに注入でCR50%

定義:reistant 注入3カ月後にBT、6カ月でBT
Reforactory 注入3カ月再発かつ進展、6カ月でBT
Relapsing   注入6カ月後BTだが、その後再発
Intolerant   注入途中、副作用で中止。その後再発
BCG後のT1再発は、即全摘へ。

BCG注入Failure後 GEMジェムシタビン2g/50㎖注入、2回/W×6回+4週毎1回×6回 した方が良い。日本では保険まだない。BCG注入後、MMC40mgとGEM注入。副作用は同等位。CISのBCG注入後の再発。2回目BCG膀注で60%効あり。CISと思っていたら:注入失則のCIS117人を全摘すると、T1以上40%あり。 BCG副作用を減らす 1.量を減らす 2.注入、我慢する時間を短くする。 3.抗B剤を併用しても副作用同じ。 4.ニューキノロンPOで有害事象が減った。BCG維持療法:よかった、悪かったいろんな報告あり。結果、まちまち。未だに、Lamm法(3連続注入)が多い。エジデンスなし。 BT再発、進展を有意に抑えた。日本での維持療法:再発を有意に抑えた。進効率:完遂率が低い。40%位。頻尿、痛みなど多い。
低容量BCG注入療法81㎎対27㎎非再発率5年後で、12%差あり。有意ではないが進展に差なし。BT数が多いと再発し易い。長期成績では、有意差なし。BT多い人は81㎎へ。BCG27㎎と13.5㎎の比較13.5㎎では効果が少なくてダメ。
テスト:80㎎8回と40㎎8回の差をみた試験 TURで残存BTと上皮内癌(Smoking歴に差なし)・CR率:差なし。非劣勢は証明できず(40mは標準治療にならず)・無再発期間:差なし。・副作用   :差なし・QOL コスト差あり。40㎎がよかった。

ヨーロッパのテスト、1355人・7年。BTfree期間をみる非劣勢かどうか。80㎎と40㎎で調べた。(EORTC低用量維持テスト)中間リスク、高リスク群では差があるが、全体では有意差なし

副作用対策・INH処方しても有意に差なし・オフロキサシンPO。有害が減る(強い有害も弱い有害も共に減った)

質問 抗ガン剤膀注で白血球減少の例はない。吸引されない。考えなくて良いか。

保険医療機関集団指導

H25.12.4佐賀市メートプラザにて、九州厚生局による保険医療集団指導があり、院長、医療事務2人と出席しました。保険診療について、レセプトの記載についての説明が19時~20時45分までありました。保険医療機関としての登録が6年毎に更新されており、当院がH24.6.1~H30.5.30までの期間となっていました。今回の集団指導は登録更新に伴う予定通りのようです。

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佐賀医学会・日医生涯教育プログラム

平成25年11月30日佐賀市医師会立成人病予防センターにて開催され院長と副院長とが参加しました。 佐賀大学内科野出孝一教授による講演:高血圧診療のすべてを拝聴しました。       

HT:年齢と共に増加。特に収縮期。血管壁の加齢による硬化。140/90以上JSH。小児のHT:JSH2000で標準血圧あり。年齢で↑。肥満に合併する。本態性が多い。3~6カ月followし、不変であれば薬を処方。左・右腕の収縮期血圧の差は心管死のリスク。起立性低血圧:臥位→立位で20/10以上の差を言う。Afのリスクとしては、HTと同じ。HTの診断・外来よりもHBPを重視。仮面HT:家のBPが高い。白衣HTでもいずれ心血管イベント↑。早朝HT:飲酒・動脈硬い ストレス下HT:職場や家庭でのストレス 夜間HT:心不全・睡眠無呼吸(OSAS)・低酸素が交感Nが刺激。 昼間眠い・いびき大・よく目が覚める・夜間尿・LVH OSASの治療でHT↓。交感Nの興奮↓。血管内皮機能の改善。SAS外来あり。AMIが朝10時最多。この頃、BP↑。血小板凝機能↑。心拍数↑。病気よって、体内時計の時間発生率が異なる。出産は朝多い。時計遺伝子がホルモン、睡眠、行動、食事、代謝、内分泌を抑制。これをなくしたマウスではHTになる。全身の細胞が自律振動時計を待つ。視交叉上核の量伝子が体全体のリズムを調節。目から入る日光で、視交叉上核を刺激し、睡眠、覚醒を刺激する。末梢時計遺伝子:食事の内容が刺激する。ジャンクフードがリズムを狂わせる。バソプレシン・コルトリフレ 毛根細胞で時計遺伝子を計る。体内時計。HTの病歴:睡眠の状況。抑うつ傾向。 母:妊娠中の酒、煙草で子がいずれHT等の成人病になり易い。BP目標値:AMI 130/80> JSH 2014では、全体に10BPが目標値↓↑。JATOS研究:心血管イベントの発生は、厳格降圧群とゆるい降圧群で有意差なし。AMI:BPBO群とBP1PO群で比べると、PO群で一過性の腎機能低下と低血圧を生じ、総死亡が増えた。脳梗塞は減った。低血圧を下げて、ゆっくりと降圧すれば良いのでは。高齢者の降圧:半量からスタートと、ゆっくりとBPを下げる。DMでも同様。早く下げると良くない。高コレステロールでは急にコレステロールを減らしても問題ない。コホート研究とランダム化研究を同時に行って結果が合えば正しい。HTの薬:β―blockerの位置 GFR少ない患者ではCCBが良い。ARB・ACEでは減らすことあり。個人の血圧の変動性の治療。CCB>利尿剤>ARB>BB(Beta blocker) ARB・ACEの併用で心血管イベントが不変。併用が無くなった。利尿剤・ARB・ACE併用してもBP下がらない時 薬の比率を変える。ループ利尿剤を使う。増量する。α―blockerを併用する。半減長いのを朝へ、短いものを夜へ。抗アルドステロン剤を使う。腎交感N節アブレーション HTの治療目的:BPを下げることなく、合併症をなくすこと。眼底検査ABI評価、足の動脈閉塞の検査bapw:上腕・足首・脈派伝搬速度。血管の硬化度を診る検査。18m/sec以上がハイリスク。14以上が要治療。プラーク:頚Aの中膜/内膜心不全   拡張不全・収縮不全QOL・健康寿命:ピッツバーグ睡眠表で眠りの質を見る。EQ−50と言うアンケート調査。

伊万里有田地区三師会学術講演会

平成25年11月29日伊万里市迎賓館にて開催され院長と副院長とが参加しました。 佐賀大学医学部青木洋介教授による講演:感染症一口メモ:見逃したくない感染症、がありました。 講演内容は素晴らしくて、多いに参考になりました。以下にまとめを書きます。

患者の訴えをよく聞いて、頻度の多い病気から鑑別する。腎盂炎での吐気はわりと多い。頻度の高い病気を診る頻度が多い。頻度が高い順に疾患を鑑別する。頻度が高い疾患が非典型的に出るとわかりにくい。UTIはアンモニアが多い等で好中球が働きにくい環境、膿瘍になり易い。肺炎では、タンの量が増える。呼吸不良になる。セキがでる。肺炎の症状で見ることが大切であり、熱の有無は、あまり重要ではない。CT等を行う前に、熱計表でPtの経過をみる事が大切。ESBL産生大腸菌が増えている。接触予防を守る。セファゾリンでも良い。UTIにペネム系は使わざるを得ない。感染対策:標準予防策(手洗い、ガウン手袋、針刺し対応)次に、空気予防:TB・麻疹。飛沫予防:インフル・ムンプス・マイコ・風疹接触予防:MRSA・O157

診断仮説の設定・診断名でも良い、・臓器でも良い・病名でも良い、 ベテランは1つの病名がポッとでる。

ビタミン (VITAMINE)で考える。Vascular Infection Trauma Allergy Metabolic Inflammatory  Neoplasma Spot diagnosis Enviromentalこれに固執すると、誤診することあり得る。

化膿性椎炎・関節炎:以前骨折等何かあった部位に細菌がつき易い。TB性は胸椎々体に多い。微小循環が障害され、細菌がTrapされる。バトソン叢(Batson’s Plexus):椎体周囲の静脈叢を介して、膀胱、前立腺からのmeta、菌が椎体に入る。骨転移も同じ機序。

Compronised Host 1.液性免疫の障害 2.細胞性免疫の障害。絶対病原菌の感染(レジオネラ・マイコバクテリア・ノカルディア)3.好中球の障害 DMの場合DMの人では、組織の血流が不良。好中球が集まらない。回復が遅い。ネコ:パスツレラ菌を持っている。DMのコントロールが急に悪くなると、感染症が基礎になることが多い。高齢者では、訴えが多いので感染症が進行する。脱水になり易い。意識↓、失禁、ボケの進行の時は、肺炎やUTIが原因のことが多い。寝たきりでは、皮膚軟部組織の感染症が多い → 血培を行う。血培でになれば対応し易い。原因に行きつく。咽頭痛:29才・女性・妊娠・咽頭痛・セキ・膿痰→気管支以下の感染 咽頭炎:呼吸器ウイルスでは、followのみ。EB-CMV・HSV・HIV:よくない。全身に広がる。HIV:感染力がとても弱い。(0.0001㎖の血でもHBsはうつる)これの10万倍位ないとうつらない。感染初期が感染力が強い。HIVで急性咽頭炎の患者では、必ず手袋をする。How Doctor Think と言う本。邦訳 Ferme Groopman 思い込みで誤診をすることがベテランDr.に多くなる。スポット診断する場合のバイアスがある。オスラー反応:足底のSpot→心内膜炎 100回全身を診る。98回無駄かもしれない。アトピー性皮膚炎は正常皮膚のバリアが壊れており、菌がすぐ入り込む。発熱時は黄色ブ菌の可能性大。Final Site Bias:3次医療機関では、すでに病態が確立されているが、プライマリーDr.の目で見る。ある一つの問題が全体にそぐわない時は、それを鍵として全体を解き明かそうと試みる。Epistemology認識等、経験をつむ 医学部は職業訓練校:臨床力をつけて、患者を救う。Attribution Error:帰因過誤 Cognitive dimension of clinical decision makingに大きな注意を向けるべき。どんな訓練をすれば臨床力を保てるか?deliverate practice自転車に乗れるというだけの能力で、ずっとやっていかず、臨床力を高める努力をする。ESBL耐性菌のUTI:ペネム系、↪はじめこれ ホスミン、ST合剤 強毒なのでガウン・手袋が必要。行儀や作法ではない。アルコールで手洗い。妊婦:FDAのランク付け、A・B・C・D:AかBを使う。抗菌剤はほとんどB:使っても大部分で問題ない。

院内勉強会、11月分

H25年11月19日院内で開催しました。まず始めに、全員で記念撮影を行いました。年賀状に使うかもしれません。次に協和発酵キリン(株)佐賀営業所の伊禮早希子氏からネスプの製品説明と腎性貧血の講義がありました。

次に田辺三菱製薬佐賀営業所の小橋川有氏からテネリアの製品説明がありました。最後に田辺三菱製薬(株)九州支店・菅原秀良氏から医療安全についての講演がありました。

医療安全対策が本格的なものとなったのは1999年患者の取り違い手術からで、その後、医療事故は起るものなので、チームや組織全体を改善し医療事故を防止する考えが広がった。2007年の第5次医療法改正で良質で安心信頼のできる医療サービスをめざすことが法的に決まった。日本医療機能評価機構で全国約1,000施設からのヒヤリハット、インシデントを集めている。いまりクリニックも参加している。最近の事故の内訳は療養上の世話が42%を占め最多。人はエラーを起すものである。いわゆるヒューマンエラーには3タイプあり、1.スリップ・うっかりミス、2.ラプス・度忘れ、3.ミステイク・錯覚と思い込み。この3つを減らすようにいろいろ工夫する。データ、知識を共有する。

職員還暦祝い

平成25年11月15日夕方白石町レサンジュ春き、にて開催し、職員のYさんの還暦を院長と透析室の職員らと4人で祝いました。マクロビックディナーで今夜の食事は特に豪華でした。

院長による講演会:癌についての私見

平成25年11月12日 招請を受け、佐賀市大鵬薬品(株)佐賀出張所( 山本克志所長)にて、院長が講演しました。

院長が癌についての私見を講演しました。院長が1950年に生まれ、その後、今まで過去約70年間で医学の進歩は著しくEcho・CT・MRI、抗癌剤などの各種新薬、内視鏡手術、放射線治療、粒子線等のすばらしい進歩があった。おかげで1950年と2008年では、脳・血管病や心臓病、肺炎の死亡率は1/5~1/6に減少した。ところが、癌については死亡率がほとんど変化ない。癌治療は、医学の素晴らしい進歩に関わらず、停滞したままと言える。そこで、今までの癌治療は何か間違った方向に進んでいるのかもしれない。以上のことなどから考えると、癌はその部位にたまたま発生するのではなく、癌になる体質になり、自ら癌を作っているのでは無かろうか。そこで、癌体質を変える為には、まず食事・生活習慣(タバコ・飲酒・過労・睡眠不足など)精神状態(心構え)を変える必要がある。まず、食事を玄米(全粒粉)、野菜を中心としたものに変更し、動物蛋白・食品添加物のうち有害なもの、白砂糖・塩を控える。さらになるべく体を動かし、何がしかの体の運動を積極的に行い、前向きな明るい気持ちを持つように心がけて、癌などの病気を予防する。

唐津北松浦郡医師会学術講演会:

平成25年11月11日唐津シーサイドホテルにて開催され、院長と透析室の看護師3人が出席しました。 青森県立中央病院神経内科、馬場正之部長による特別講演:DM性神経障害の診断とアップデートがありました。

慢性の高血糖状態による神経障害、神経虚血説・高血糖による神経細胞障害、酸化ストレス説・炎症もかなり関与か(サイトカイン・マクロファージ)
Dlabetic Poly・neuropathy(DPN)全身性:DMでは全員に生じる.

糖尿病患者は、有痛性神経症状で受診する(20%>)無痛性N障害が50%、前臨床性DPN90% 糖尿病神経症状の幅が極めて広い。神経センイが少しずつ減少し、ついには消失してしまう。軸索障害。触覚Nの伝達速度は速い。50㎖/sec。一瞬で伝わる。痛覚は、20~10㎖/secで遅い。表皮内神経繊維がDMでは消失する。微小電流刺激0.01mAの刺激。Painを感じる。DMで神経障害のないPtでも、刺激電流が倍になっている。神経繊維の低下と痛覚闘値上昇とが相関している。DMでは何ともない人でもすでに神経繊維の破壊が始まっている。神経症状を問うのは、ナンセンス。あって当然。DPN進行度を診るには足を診る。症状 アキレス腱反射・振動覚(患者は練習してから):臨床レベル重症度 1. 感覚系 ➔ 自律神経系(発汗・失神) ➔ 運動障害・歩行障害 2.機能喪失の程度 ➔ 立ちくらみ・麻痺 DM神経障害インデックス・DM・neuropathy index 3. 障害範囲の拡大 障害範囲の拡大 竹串のよる痛覚検査。まず、耳介で予行を行う。竹串の尖っている方と丸い方でつついて、どちらが尖っているか尋ねる。はじめの方、後の方、どちらも同じか?母趾の内側、足首、ふくらはぎの順。Grade1、G2、G3 軸索密度が低下してゆく。Ewing’s battery : DM自律神経障害の機能評価。起立性低血圧 ➔ 立ちくらみ(3年生存で50%)。予後を決めている。脱力の広がり : 短趾伸筋の萎縮を見る。病的に痩せている。腓骨N、腓腹N等の障害。短と長趾伸筋が弱くなると、足趾を伸ばす力がなくなる。かかと立ち、つま先上げが出来なくなる。発汗Nの障害 ➔ 乾燥する。カサカサになる。これが最初の障害。DPNの治療 1.BSコントロール必要だが、これだけでは神経症の進行を抑えられない。2.アルドース還元酵素阻害あり。(キネダック)3.BPのコントロール:DM+HTが神経症を大きく進行させる。(動物実験)4.煙草をやめる。5.A1C6.DMの期間

DMで痛みが出るのはなぜか判っていない。完治は困難。半分でも改善する。Naチャンネルブロックが有効。シナプス末梢からのグルタミン酸放出(プレガバリン)を抑制。AMPA受容体を抑制。痛みの下行。賦活抑制 ➔ 三環系抗うつ薬。プレガバリンは多く使うとフラフラする。危ない。高齢者では、25㎎ 1×寝る前から使用する。SNRI、サインバルタン:三環系抗うつ薬のムスカリン作用などの副作用を減らした。メチルグリオキサール:グルコースからピルビン酸を生じる系路の中で作られる有害物。これが痛みの原因では?ナトリウムチャンネルに作用。Nav18が過敏になる。Methylglyoxal ➔ 体に出来た癌を殺す為か?温めてなでると痛み減少。2度繰り返して話すことが多い。冗長で時間にルーズ。まとめが不十分。時間超過するとわかってて話している。

第65回西日本泌尿器科学会総会

平成25年11月2日佐賀市マリトピアで開催され院長と副院長が出席しました。今回は佐賀大学、魚住教授が主催でした。佐賀バルーンフェスタと唐津くんちとが同時に開催されており、佐賀駅も人が多くにぎわっていました。時間の都合で少ししか居れませんでしたが、卒後教育講演:局在性前立腺癌の診断と治療は聞くことが出来ました。

P生検の適応は、PSAと触診で決まる。しかし、例外が多く、PSA3.1~4.0で抗悪性度の癌は1.8%にすぎない。PSA4㎎以上を癌疑いとすることには例外も多く、まだ本当に最適な値は不明。米国でもヨーロッパでも同様。PC発生率は、前立腺内部のPZ68%、TZ26%、CZ6%。初回生検は、系統的6ヶ所生検に、PZ4~6ヶ所を加えた10~12ヶ所が推奨される。20ヶ所以上やTZをルーチンに加える意義は少ない。経会陰と経直腸は同様の有用性。再生検:生検回数を重ねると、発見率低下。不要な生検をさけつつ、有意なPCを見つける工夫をする。初回にatypical small acinal proliferationの時は、6ヶ月以内に再生検。(PSAの推移に関わらず)高度前立腺上皮内腫瘍2ヶ所以上の時は1年以内の再生検。PSAD・PSAV%freePSA25%以下を再生検。

PCの治療:不必要な治療をさける。WW:待機療法。治療は姑息的ホルモン治療、PSA監視療法:介入はOP、放射線治療など根治療法。高リスクPCとは、GS8以上、T2C以上、PSA20以上。2012年、PIVDTテスト、700人の無作為割付で10年follow。OPEとWWとでは、生存率に差が無かった。2011年北欧、SPCGテスト4,700人、12年followで、65才以上ではOPEとWWとで差がなく、65才以下ではOPEの方が生存率が良かった。術後発生の定義:PC取扱い規約4では、OPE後PSA2回連続して、0.2以上20~25% 術後発生の治療1. 放射線治療(救済放治)、生存期間が有意に延長。特にPSA0.5%以内に効果が大きい。2.ホルモン治療  生存期間をわずかに延長するが、再発の前後どちらが良いか不明。QOLの低下、骨折の増加、DMの増加という副作用あり。 間欠か維持かの結論はまだ出ていないが、同じ効果という報告あり。2004年、2009年、ホルモン治療とWWで長期予後に差はなかった。

第7回マクロビオテック研究会

平成25年11月1日伊万里市フレンチビストロ、ヴイヨンにて開催され、院長と尾形先生ら12人が参加しました。ベジタリアンフレンチでフランスパンのディナー会食をしました。野菜だけでいろんな工夫をした料理ベジタリアンメニューとフランスパンのディナーでした。

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院内勉強会、10月分

平成25年10月16日院内で44人が開催されました。科研製薬佐賀営業所から褥瘡とフィブラストスプレーについての使用説明が有りました。院長からフィッツヒューカーチス症候群についての講義が有り、最後に、防火対策委員会から火災受信機の取り扱い説明が有りました。火災受信機の取り扱いは日頃使用しないものなので、時々再説明をしないと忘れるようです。フィッツヒューカーチス症候群は泌尿器科であれば忘れてはいけない病気ですが、最近フィッツヒューカーチス症候群を知らない職員がいましたので、再度講義しました。

第104回九州泌尿器科聯合地方会学術集会

平成25年10月12日福岡市ホテル日航にて開催され泌尿器科いまりクリニックから院長が参加しました。診断の難しい例や、治療に苦労した例など、いろんな症例が有り、多いに勉強になりました。腎外のAML、後腎性腺腫metanephric adenoma、巨大AMLの破裂と出血・腎周囲血腫、巨大なMFH(現在ではpleomorphic sarcomaと呼ぶ)、慢性腎不全患者のRCCのように見える黄色肉芽腫性腎盂炎、papillary RCC, spindle cell RCC、腎癌のように見えて腎摘した大きな良性出血性嚢胞、左腎盂の形質細胞癌(尿路上皮癌の一種)、全身の原発巣不明の癌転移で結局前立腺の尿路上皮癌を生検で発見したがすぐ死亡、20代女性の卵巣低分化腺癌の扁平上皮癌化から尿道への転移、陰嚢の石灰化を伴った小さな脂肪肉腫、85g以上の両側の陰嚢腫大はβlymphoblastic leukemia、膀胱全摘後の局所再発と骨形成、BPHにHolep手術後に生検で前立腺癌が見つかり全摘したがその後膀胱直腸瘻が出来難治であった症例。

第9回佐賀ウロギネコロジー研究会

平成25年10月11日佐賀市マリトピアにて開催され泌尿器科いまりクリニックから院長が参加しました。女性遠位尿道狭窄の1例、特別講演として、九大産婦人科、小林裕明准教授による:広汎子宮全摘術および腟全摘術における排尿関連神経の温存について、がありました。

佐賀県腎臓病患者連絡協議会運動会

平成25年10月6日佐賀市にて開催され泌尿器科いまりクリニックから透析室のスタッフと腎友会の患者さんらが参加しました。今回は泌尿器科いまりクリニックチームが優勝しました。

第68回佐賀県泌尿器科懇話会

平成25年10月5日佐賀市ホテルマリターレ創世にて開催され院長が出席しました。一般演題が7題集まり、特別講演は、熊大泌尿器科の江藤正俊教授による、泌尿器科腹腔鏡手術の現況と展望、熊本大学での取り組みとdaVinci導入、があり、盛会でした。懇親会の後の二次会はポットベリーで18人が参加しました。翌日は懇親ゴルフを若木ゴルフクラブで開催し、藤崎病院の安芸院長先生が優勝しました。

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