泌尿器科いまりクリニック忘年会

平成24年12月21日伊万里市迎賓館にて開催されました。今回はおとなしく、落ち着いた忘年会でした。1次会のみで二次会はありませんでしたが、お土産はいろいろと有りました。

ゴナックス新発売記念講演会

平成24年12月15日福岡市ホテルニューオータニにて開催され副院長と院長が出席しました。東京慈恵医科大学泌尿器科、頴川晋教授による講演:前立腺癌の治療展開ー剖検癌から臨床癌まで、がありました。

前立腺癌の発生率には白人と日本人とで大きな開きが有ることは以前からよく知られてきたが、果たしてそうか。2012年のEuro.Urolの発表では僅か2,3のデーターベースを調べて日本の前立腺癌の発生率は10万人当り2人としているが、最近の国立がんセンターの統計では11のデーターベースを調べて10万人当り60人で、これは欧米並の数。日本人の肥満率は最近増えて、32%、カロリー摂取量は次第に減少しているが脂肪の摂取は横ばい。肥満と前立腺癌の頻度を調べてみたら、相関が有った。特に高齢者で中性脂肪が多い人は前立腺癌の頻度が多くしかもより悪性度の強い癌が多かった(P<0.001)。

第4回伊万里有田アンチエイジング講演会

平成24年12月13日伊万里迎賓館にて開催され院長が出席しました。産業医科大学第一内科、岡田洋右講師による講演:DPP-4阻害剤の有用性とシタグリプチンの新たなポジショニング、がありました。

A1C6.5%未満で合併症が抑えられるので、酸化ストレスを増やす食後高血糖を防ぐ。食後高血糖では血液凝固能の亢進、LDLの酸化、抗酸化物質の消費増加、高脂肪血症を起こす。いっぽう低血糖が直接的あるいは間接的に血管障害を起こす。人類は長年飢えていたので低血糖状態に強いため、遺伝的に血糖を生理的に下げるのはインスリンしかないが、血糖を増やすのは5種類も有る。つまり、成長ホルモン、カテコールアミン、甲状腺ホルモン、グルカゴン、ステロイド。さらに人は高血糖ではなかなか死なないが、低血糖ではすぐに死ぬようにできている。血糖値が70以下になると交感神経が優位になりカテコールアミンが出る。故に心血管系イベントは低血糖に患者に多かった。CMG(continuous glucose monitoring24時間連続血統測定)で判ったこと。A1Cは血糖値の平均を表すので、同じA1Cでも安定した群と不安定な群とが有り、これは血糖値のばらつきの大きさであった。つまり標準偏差の違い。標準偏差が大きいと不安定になる。MAGE(平均血糖幅:Mean Amplitude of Glycemic Excursions)これが大きいと酸化ストレスが増加し、脳卒中が増加する。ENDO-PAD:血管の内皮機能を再現性よく、非侵襲的に、特別な技術習熟なしに測定・評価できる医療機器、駆血帯で腕を5分間60mmHg位の圧で駆血し、変化を見る。左右の指尖脈波の同時計測・比較によって血管内皮反応を測定・記録する。低血糖、高血糖共に内皮細胞が障害される。

良好な血糖コントロールとは、低血糖が無いこと、体重が増えないこと、食後高血糖が改善すること、膵臓のβ細胞を守ること、心血管系イベントを防ぐこと。

藤崎病院公開抄読会

平成24年12月12日唐津市藤崎病院にて開催され院長、副院長が出席しました。経会陰的前立腺生検術、IgA腎症における扁摘とステロイドパルス療法、ニキビについての講演が有りました。

佐賀大学泌尿器科公開抄読会

平成24年12月11日佐賀大学医学部にて開催され院長、副院長が出席しました。今回は野口助教授による夜尿症についての講演でした。

第45回九州人工透析研究会総会

平成24年12月2日宮崎市 フェニックス・シーガイア・リゾート、シーガイアコンベンションセンターにて開催され透析室の職員7人が出席しました。以下にその時の報告が有ります。

富永ひとみ

血糖コントロールの指標には通常HbA1cが使われるが、透析患者の貧血には赤血球を増やすホルモンであるエリスロポエチン製剤の投与を受け、HbA1cが見かけ上低値を示すことがある。このため、血糖が良好にコントロールされていると誤解されるケースがあり、正確に血糖コントロール状態を評価することが出来ない。一方、グリコアルブミン(GA)はエリスロポエチンなどの影響を受けないため透析患者ではHbA1cよりGAが有用である。

糖尿病は全身疾患であり、糖尿病透析患者はさまざまな合併症を抱え、長期透析生活に入る。このため、食事・水分・血糖・体重・血圧の管理は生命予後の改善だけでなく、快適な透析生活を送る上でも、看護する側は十分な知識とケアーが必要だと改めて感じた。そして、今回の研究会を通し学んだことを今後活かしていきたい。参加させて頂きありがとうございました。

重富常弘

・インシデントの要因分析 久留米大学病院 腎臓センター・透析室安全対策チームの取り組み社会医療法人財団池友会 福岡和白病院 臨床工学科・医療のミス、事故の原因を11 種に特定された「医療版失敗学」の「カラクリ図」を用い、“失敗想定手順書”で医療の質向上への挑戦・災害時対策の取り組みから一年を経過して医療法人幸善会 前田病院 腎センタ
・津波を想定した緊急離脱訓練を実施して健康保険南海病院 透析センター・透析室における災害対策の取り組み~災害訓練およびアンケート調査をもとに~聖フランシスコ病院 人工透析室

今回、入社して間もないのに第45回九州人工透析研究会総会へ参加させていただきありがとうございます。災害に対するマニュアルについて興味があったので視聴してきました。透析中の災害に備え患者教育、患者透析カードの作成、災害ダイヤルの利用方法の訓練シミュレーションは患者参加型の訓練など、当クリニックでも取り入れていければと思いました。当院発表のポスター作りにも少しですが手伝わせていただき、勉強になりました  

福田美智子

品質管理の国際規格ISO9000シリーズを九州で初めて認証取得しPDCAサイクルを活用し、RCA分析などを用い、エラーの改善に尽力し、毎年、透析部門の上位にくる体重測定に関するエラーを(社団)元気医療ネットワーク機構の講師でもある東京大学大学院工業系研究科浜口哲也先生との共同研究にて「医療版失敗学」のモデル病院として改善活動を開始。<手法> 「医療版失敗学」の「カラクリ図」を用いる。<結果> 「医療版失敗学」の手法を用い体重測定のエラーをゼロにした。<考察>  これまでヒューマンエラーとして考えられていた体重の転記ミスが11種の分類の「不適切状態の放置」として明らかとなった。<まとめ> 医療のミス、事故の原因を11種に特定された「医療版失敗学」への取り組みは、医療の質の向上のために有効であった。

  • 感想*透析記録表に、正確な体重の記録から業務は開始される。この記録にミスが生じれば、何度チェックを行っても最後の体重測定でミスにたどり着く。私たちは、これをヒューマンエラーと捕らえられ

    インシデント、アクシデントとして評価していた。ヒューマンエラーで あるため、防げない事故だったに思われていたことが、この研究で あらゆる角度で分析し、対策することで防げることに強く感銘しました。

インシデントを書くことで自己への反省となり、同じミスを繰り返さない、対策の構築、また、他のスタッフも気をつけなければと意識付けとなると思います。大切な命を与かる医療者として、あらゆる取り組みが必要であること再認識しました。また、学会で学ぶことは多く、私たちが日々行っている業務は、他と比較して、きちんと平行線に進んでいると思いました。評価しながら、学びを取り入れる。学会には、その良さが沢山あり、研究にもトライして行きたいと思いました。

副島江美子

血液透析(HD)導入後のドライウエイト(DW)の推移について、医療法人至誠会 島松内科医院

HD導入後、栄養状態の改善に伴い、DWの増加がみられる。どの程度の期間で安定状態になるかをしることは、透析管理上、有用。導入後1ヵ月から1年間のDWとBMIの1ヵ月毎の推移をみた。分析には、Paired t-testを用い、P<0.05を有意水準とされた。導入後1ヵ月時DW(53.8±8.7kg)およびBMI(20.9±2.8)は3ヵ月より有意に増加した(54.3±9.0kg,21.1±3.0)。また1ヵ月間の増加量(前月との比較)は、3ヵ月から7ヵ月(55.3±9.2kg,21.5±3.1)まで連続的に有意の増加がみられ、その後、ほぼ安定した。HD導入後、DWおよびBMIは3ヵ月から7ヵ月の間は変化が大きく、透析管理上、適正なDWへの対応と注意が必要である。また、BMIを用いた分析では少なくとも導入7ヵ月以降のデーターが有用と考えられた。<感想>当院透析室も導入時は2週間程でDWの調節を行う。胸写上の心胸比の大きさ、血圧の状態、下肢浮腫、患者さんの症状、またHANPの採血などから、患者さんの一番良い状態まで体重をしぼっていく。その後は体調がよくなると、食欲もでてきて、栄養状態も改善されていくが、また尿量も減少し、個人差はあるものの体重増加につながり、食事指導はかかせない。今回の発表のなかでBMIをとりいれてあり、私たちも栄養評価と1ヵ月の透析効率状況の評価をはじめたばかりで、BMIをとりいれることで、適切なDWと栄養状態改善が見込められるなら、もう少し勉強し、管理栄養士に相談しながら取り入れたいと思う。また、今回は透析ガイドラインを視る、識る、使う、考えるがテーマであり

「心血管障害をいかせるか~早期発見と治療」

HD患者の死因は心血管障害による死亡は34.2%を占め、特に心不全による死亡は増加傾向にあり25.4%と死因の第一位である。脂質異常・血圧異常・心不全・虚血性心疾患・不整脈・弁膜症・脳血管障害・末梢動脈疾患などが提示されている。血圧異常は大きな論点であった。DWの定義もなされ、透析関連低血圧の問題も取り上げられた。「心機能低下がない安定した慢性維持透析患者における降圧目標」として週初め透析前140/90mmHgと数値目標を提示した。体液変動が繰り返されるHD患者では1週間にわたる降圧管理を重視し、家庭血圧測定の重要性と週平均化血圧による考え方を示した。虚血性心疾患・不整脈とともに大動脈弁狭窄は急に進行する重要な心不全の原因疾患であり石灰化の病態と共にその手術適応も述べられた。長い議論の末、心房細動に対するワーファリン投与は原則禁忌であるとも明記した。 <感想>ワーファリン投与の方はPTは2.0以内におさえておく。またABIは年に一回は測定が必要と言われた。まだまだ他にも、CKD-MBD診療ガイドラインの根拠、透析導入時期についての検討、維持透析の非導入と継続中止などのDrの講演を聞き、新しい知識、情報を得ることができる。しっかりと習得し今後の透析室にいかせていきたい

また、今回院内勉強会、懇話会、九州透析研究会に発表させて頂き、スタッフの方の協力ありがとうございました。

森永留美

透析導入時期についての検討演者 山縣邦弘先生(筑波大学医学医療系臨床医学域腎臓内科学 教授)透析導入に関する基準は、平成3年度厚生科学研究腎不全医療研究事業研究により作成された慢性維持透析療法の導入基準(川口基準)が長らく使用されてきた。しかし20年の歳月が流れ透析導入年齢も高齢化し、諸外国から透析導入時期のガイドラインが呈示されるようになった。(中略)更に現在臨床応用され、普及している末期慢性腎不全の治療法には、血液透析、CAPD、末透析腎移植の3種類の腎代替療法があり、末透析腎移植の多様性も考慮する必要がある。血液透析については1990年代後半~2000年代にかけて早期の無症状での透析導入が我が国はじめ多くの先進諸国でコンセンサスとなっていた。しかしながら、近年の疫学研究では、むしろ残腎機能の多い時期での導入は、その後の生命予後が不良であるとの指摘が多く出ている。さらに2010年に公表されたIDEAL研究の結果からは、早期に透析導入を行う事は、生命予後、QOL、医療費のどの点をとっても優位性がなく早期への透析導入について否定的な見解が出された。透析導入時期の決定ならびにその時の腎機能の評価法について、近日中に公表される血液透析導入ガイドラインの方向性を含めての概説。(学会に参加して)私自信が30年前初めて透析室勤務をしたころ、透析導入基準はCr10 、BUN 100と大まかな記憶がある。現在はCr8.0~10、クレアチニン、クリアランスをもとに患者の自覚症状、全身状態、検査データーなどを基準に導入時期を点数化してきめられている。

どの時期に導入するか身体面と患者の気持ちを尊重する必要もある。なかなか血液透析を受け入れない人もいるため、説明と同意が必要といえる。看護師として導入期の患者指導が出来るよう透析療法に対する看護レベルを向上させる必要がある。

今後、新しい情報収集に努め血液透析導入ガイドラインの方向性の動向を認識していきたい。

その他、インシデントの要因分析、透析室対策チームの取り組み、また管理栄養士の観点から低栄養状態の透析患者のリスクやQOLの低下についてのなど多岐わたり研究、発表がなされた。 安全対策に対する取り組みでは、危険予知能力の向上を目指したり、人に優しい事故対策に取り組んだりと参考になる事が吸収出来た。今回、導入時期についての検討や安全対策に焦点を置き、有意義な学会参加できたことに感謝します。

東谷大輔

今回急性アルコール中毒に対して血液透析を導入した2例について学んできた。急性アルコール中毒の治療として、通常よく用いられるのが補液、利尿剤投与でのアルコール除去が挙げられるが、上記治療は軽度の場合であり、重度のアルコール中毒となると昏睡状態に陥る時があり、上記治療に加え、気管内挿管や胃洗浄、場合によっては血液透析が必要となる。

 今回2つの事例を紹介された。1つの事例は既往歴にうつ病があり、自宅でアルコール臭が強く意識がないところを発見。もう一例は特に既往はないも、外出先で焼酎飲酒し意識消失。いずれもアルコールの過剰摂取による意識障害。血中アルコール濃度570~770mg/dlと高値で致死量400mg/dlを超えていたため、血中エタノール除去目的で透析導入となった。透析開始後1時間で意識レベルは改善し、2時間程で透析は終了となった。後に2例目に紹介した患者は、軽度のうつ病が診断される。早期対応により、患者は症状改善。このような急性アルコール中毒患者は、まず推定血中アルコール濃度を割り出す事が大事で、推定血中アルコールが400mg/dlを超える場合、また昏睡などの意識障害を認める場合は、透析導入を積極的に検討すべきということを挙げられた。 本章では挙げられなかったが、アルコール依存症はうつ病を併発しやすい病気で深い関係性がある。うつ病を紛らわすために大量の飲酒をし、アルコール依存症になるケースが多い。またアルコール依存症からうつ病になることもあり、お酒が原因で人間関係が拗れ、社会的信用の損失、それによる後悔の念、ストレスなどでうつ病になることもある。(アルコール中毒と依存症は同じもので、アルコール中毒を急性と慢性に分類され、中毒性が慢性化することでアルコール依存症となる。)上記症例もアルコール中毒とうつ病が大きく関連して、透析導入のレベルまで至ったものだと考えられる。早期対応で患者の症状改善に努めることも大事だが、本人・家族の協力にてアルコール依存症やうつ病の治療に取り組み、未然に防ぐことも重要かと思われる。

吉田和子

<シンポジウム>わが国では2006年に二次性副甲状腺ガイドラインが発表されそれぞれを、血清P濃度の管理目標値は3.5~6.0mg/dl血清補正Ca濃度8.4~10mg/dl設定され、血清P濃度、血清補正Ca濃度、血清PTH濃度の順とする優先順位が示されこれらの管理目標内に維持することが推奨された血清P濃度、補正Ca濃度を管理したうえで、血清PTH濃度を管理目標値に保つよう、活性型ビタミンD、シナカルセト塩酸塩を投与することが、望ましい、これらの治療指針案はガイドラインJSDTが推奨するP、Ca値の管理法「9分割図としてまとめられる。血清PTHの管理目標は、従来のガイドラインでは60~180pg/mlであったが新ガイドラインでは60~240pg/mlと上限値が緩和されている。血清P濃度、補正Ca濃度は変更されていない。P値のコントロールを第一に優先すること、P制限に加えP吸着薬の使用が必須となりP吸着薬により死亡リスクは改善する。血清PTHが高くても低くても死亡リスクは上昇する高値は、繊維腺骨炎 血管石灰化 低値は、無形成骨症ガイドラインを守ることは生命予後に重要と考えられる

感想

CKD-MBD(慢性腎臓病に伴う骨 ミネラル代謝異常)はCa PPTH等の検査値の異常であり、骨への影響 血管石灰化を起こし、心血管病変を増悪させます。特にP濃度の管理が重要であり、ガイドラインに 沿った適正な管理を行うことが、患者さんの生命予後に繋がることを、痛感しました。今回の研究会で学んだことを、透析看護に役立てていきたと思います。

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産業廃棄物処理実務者研修会

平成24年11月27日佐賀市マリトピアで開催され職員1人が出席し、修了証書を得ました。

第12回佐賀西部地区外科系懇談会

平成24年11月26日武雄市医師会検診センターにて開催され副院長が出席しました。佐賀大学医学部救急医学、坂本雄一郎教授による講義、救急領域における敗血症の治療戦略、がありました。

医院バレーボール部対外試合

平成24年11月23日嬉野町で他チームとの対外試合が5試合有りました。残念ながら成績は不調でしたが、試合後伊万里に戻って、22日に改装開店した焼き肉食道園で打ち上げ(反省会)がありました。皆さんお疲れ様でした。

院内勉強会、11月分

平成24年11月20日院内で開催され、職員39人が参加しました。まず初めに東七太郎商店の飯盛氏から医療安全対策の基本についての講義が有りました。リスクマネージメント、安全な医療を提供する10の要点について説明が有りました。次ぎに外来から2年間の尿閉患者の分析が有りました。最後に全員で記念写真を撮りました。

第4回佐賀排尿管理セミナー

平成24年11月14日佐賀県母子福祉センターで開催されナースが3人が出席しました。

第2回伊万里メディカルフォーラム、県医師会糖尿病関連講座

平成24年11月14日伊万里市迎賓館で開催され院長とが出席しました。九州医療センター脳血管神経内科、岡田靖部長による講演:糖尿病管理を意識した脳血管障害の治療がありました。

脳卒中は第4位の死亡率で、年間の患者は300万人、増加している。脳卒中は脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血がある。脳梗塞にはラクナ梗塞、アテローム梗塞、心原性梗塞がある。地域医療連携と、各科の連携とで脳卒中の予防と治療を行う。頸動膜内膜の肥厚IMTが脳梗塞予防の指標。内頸動脈エコーがルーチン検査。IMTが熱い人は脳梗塞が3から4.5倍多い。IMTはスタチンや降圧、インスリンなどで僅かながら消退する。動脈硬化がある人で血管内のプラークが破れて中からアテロームが吹き出し、ミサイルとなってこれが脳に着弾する。プラーク表面の飛膜が菲薄化し破れやすくなった場合が危険なプラークと言う。動脈硬化を防ぐ。ハイリスク患者は糖尿病、高血圧、高コレステロールなど。そこで、リスク管理として、禁酒、禁煙、運動などを勧める。TIAは脳梗塞の前徴として慎重に対応

佐賀大学泌尿器科公開抄読会

平成24年11月13日佐賀大学で開催され院長と副院長とが出席しました。佐賀大学放射線科、徳丸直郎教授による講演:前立腺癌における放射線治療、がありました。IMRT(強度変調放射線治療)を中心に、放射線治療について詳しい説明が有りました。IMRTによって高線量の放射線治療が可能になり、直腸などの周囲臓器への副作用も軽減した。1回線量が増えて照射回数が減って、期間が短縮できた。まだ日が浅いので手術と比較し難いが、手術と同等以上の好成績が期待できる。IMRTはリニアックのなかで、照射線の強度を照射野内の中で変調させて、癌に最大限の線量を与える工夫をしたもの。

糖尿病コーディネーターナース育成事業性事業説明会

平成24年11月5日伊万里有田共立病院で開催されナースが3人出席しました。

第1回マクロビオティック院内研究会

平成24年11月2日(金)佐賀県杵島郡白石町、食材はもちろん器も吟味した、こだわりの農家レストラン、レザンジュ春き、にて開催され、院長と職員11人が参加しました。講師に栄養士の小野富子氏を招き玄米について勉強し、その後で玄米マクロビ料理;コース3500円を味わいしました。 その後帰りに武雄温泉に立寄り入浴し、健康的な勉強会でした。

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院内ボーリング大会

平成24年10月26日伊万里市スターボールにて開催され、参加しました。参加者全員に賞品と玉屋のサンドが有りました。一瀬君が優勝しました。

院内勉強会、10月分

平成24年10月16日院内待合室にて開催され、ノバルタスからゾメタの安全使用法についての講義が有り、院内安全対策委員会から消防署からのビデオで地震と火災について勉強しました。佐賀のおひさまからのマクロビ弁当が有りました。

第66回佐賀県泌尿器科懇話会

平成24年10月13日佐賀市ホテルマリターレ創世にて開催され、院長と副院長が出席しました。7題の演題が集まり、佐賀大学薬理学、寺本憲功教授による講演:最新の泌尿器科領域の薬物療法、がありました。翌日は佐賀クラッシックゴルフクラブで懇親ゴルフが有りました。

新薬を作るための最先端技術や考えについての講義がありました。アカデミックな講義で聞きなれない生物化学用語がたくさん出て、断片的なまとめになりました。皮膚の細胞に4つの転写因子を加えて細胞を初期化してiPS細胞を作る。先端医学として、抗体医薬、抗IgE医療、抗腫瘍医療、抗ウイルス医療、人工臓器、粒子線治療などがありそのうちの一つに創薬がある。薬理反応の可視化を行う。細胞内に薬を取り込ませることが難しい。

第8回佐賀県ウロギネコロジー研究会

平成24年10月12日佐賀市マリトピアにて開催され、院長と副院長が出席しました。今回は不妊症がテーマで、高木病院婦人科の小島加代子副院長による講演:不妊治療最前線、天神辻クリニック、辻祐治院長による講演:男子不妊症最近の話題、がありました。

不妊症の治療の進歩で、今は日本で28000人の体外受精児が誕生しており、年間の出生108万人のうち37人に一人に当たる。つまりクラスに一人居ることになる。不妊症の治療の進歩として、採卵法の進歩、経腟エコーガイド下での採卵法、Gn-RHや合成FSHなどの薬による排卵誘発法と調節卵巣刺激法などの進歩、卵子への顕微鏡下精子注入法icsiなどの技術の向上がある。今後の問題点としては、高齢出産の増加、若い人の不妊症の予防として性病の啓蒙や治療、繰り返す不妊治療の失敗による精神面のケアなど。人工授精での奇形児発生は自然妊娠と比べて多くない。性染色体異常が多いが元々不妊症になるような人は性染色体異常が多い。

無精子症でも全員が妊娠を諦めなくても良い時代になった。microdissection TESEが標準治療gold standerd。顕微鏡下で精巣を開きその中の精細管から精子を採取する。この時太く半透明の精細管を選ぶ。無精子症でも、hCGやFSHを投与すると精子が作られることもある。

藤崎病院公開抄読会

平成24年10月10日唐津市藤崎病院で開催され、院長と副院長が出席しました。今回のテーマはEDとセアカゴケグモの皮膚咬傷についてでした。EDについては、定義、原因疾患、原因となる薬、評価、グレード、治療法について詳しい説明がありました。セアカゴケグモはオーストラリア産のクモで、メスが神経毒を持っており、さされるととても痛くてNSAIDSが効かないくらい痛むが、数時間から数日で症状が治まる。

アボルブ発売3周年記念講演会

平成24年10月6日福岡市ホテル日航で開催され、院長が出席しました。

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