院内勉強会、9月分

平成23年9月20日院内にて開催されました。職員36人が出席し、始めにアステムの営業支援部、情報支援課松永憲治課長から院内清掃;院内感染予防のために、という講演がありました。次に外来ナースがLOH症候群(Late onset hypogonadism)について講義しました。

佐賀県前立腺肥大症学術講演会:

平成23年9月8日佐賀市ホテルマリターレ創世にて開催され、院長が出席しました。名古屋大学泌尿器科の後藤百万教授による特別講演:前立腺肥大症治療の新しい展開、がありました。

前立腺治療の歴史などについて話が有りました。以前の肥大症治療は病態の治療が主であり、検査が多かった。最近はQOLの改善が主治療であり、主に自覚症状の改善を目指している。TUR-PはSchaferのNomogramで閉塞か膀胱内圧の低下かを鑑別することで適応が決まる。大きな肥大症では始めαブロッカーがよく効くが、次第に効果が低下してくる。そこで、シアリスやアボルブとの併用が効果がある。シアリスなどのPD5阻害剤が前立腺肥大症の症状を改善することが以前から言われてきた。今後の課題として、OABに貼付型の抗コリン剤が期待できる。β‐3阻害剤が膀胱の排尿時収縮力を阻害せずに尿失禁を減らすことが期待できる。今使っているαブロッカーが効果が少ない時は、別のαブロッカーに替えると良いことが有る。以上の多剤を併用することで、前立腺肥大症のQOLを改善できる。

第9回泌尿器外科手術の理論と手技研究会

平成23年9月3日佐賀市マリトピアにて開催され、院長と副院長が出席しました。弘前大学泌尿器科の大山力教授による特別講演:ミニマム創膀胱全摘と回腸U字新膀胱、がありました。患者の負担を軽減し、患者のQOLを向上させるための立派な手術でした。

第76回日本泌尿器科学会佐賀地方会

平成23年9月3日佐賀市マリトピアにて開催され、院長と副院長が出席しました。副院長は膀胱結核の症例報告を行いました。一般演題が19題もあり、すべて拝聴するのは疲れましたが、勉強になりました。

慢性腎盂炎や水腎症でCA19-9が増加することがあるようでした。CA19-9の組織免疫染色で腎盂粘膜に集積があり、水腎症内の内容液でCA19-9が増加していました。

多発性嚢胞腎の膿腎症に対する腎摘術には、聴衆から批判がありました。腎摘術はなるべく避けて、切開排膿で腎臓を温存するほうがよいという意見です。

腎癌の中でも稀なBellini duct carcinomaは若年者にも発祥し、予後が大変に不良。5年生存率が34%。

浸潤性膀胱癌でも術前に化学療法(MVAC動注)を行い、58%で膀胱温存が可能であった。膀胱全摘が必要な患者は42%であった。

前立腺針生検で直腸出血は肛門輪の近く。ここを用心する。針生検の数は、MRIによる前立腺の大きさで決め、12から20本、エコー下で生検する。しかし、この方法では、1回の生検に1時間以上を要するので、医療者の負担が過大かもしれません。

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第23回九州排尿機能セミナー

平成23年8月27日福岡市ホテルニューオータ二にて開催され院長が出席しました。一般演題3つと名古屋大学泌尿器科、後藤百万教授による特別講演:新前立腺肥大症ガイドラインとBPH診療の今後の課題とがありました。一般演題の中で、岩坪暎二先生が水分補給の弊害について講演したことが日頃から私が思っていることと同じでした。つまり、過度の水分補給で頻尿になり、尿失禁が増え、無駄な紙おむつが増えている。水分を飲んだところで便秘は治らないし、脳梗塞の予防にも、血液さらさらにもならない。というものです。

平成23年度第1回伊万里有田LCDE:勉強会、佐賀糖尿病療養指導士認定講座     

平成23年8月18日伊万里看護学校にて開催され、泌尿器科いまりクリニックから管理栄養士らが参加し、勉強しました。その報告です。

厨房 中川佳奈子

コーチング 患者さんとの会話の仕方  講師 佐世保中央病院 糖尿病センター長松本一成先生 糖尿病コーチング コアスキル編

  1. コアスキル『聴くこと』

人は自分の事を聴いてくれないと、相手の言う事も受け入れられない特性を持っているため、基本的な信頼関係と親密度構築するために必要。会話中に頷きや相づちを入れたり、オウム返しを入れる。

  1. コアスキル『質問すること』

「はい」「いいえ」で答えが完了しない質問の仕方をして会話を広げたり、焦点を未来に向けた否定語句の含まない質問でやる気や行動を引き出す。

  1. コアスキル『伝える』

しっかり聴き、自分のために質問してくれた相手にはあなたの言う事ならば受け入れようという気持ちになるもので、「私の意見ですが、聴いてもらえますか?」と相手に許可を求める枕詞を使う。 (感想)この勉強会に参加して講師の方がすごく分かりやすく楽しく教えて下さいました。大草さんと患者さんの役を交代しながら体験したのですが、どういう気持ちになるのかを身を以て体験する事が出来ました。患者さんからすると指導する立場であっても知らない人からこうしなさいと言われるのは嫌でしょうし、自分がその立場であった時いい気持ちにはなりませんでした。日常生活においても同じ事だと思います。身なり、言い方、態度一つでも悪いと信頼関係は気づけないし不愉快にさせるだけなので、人としても基本的な事を学ばせてもらったと思います。上のコアスキルを身につけ、患者さんを知り、その人にあったやり方を一緒に見つけていけたらいいなと思います。

厨房  大草正美

(感想)この勉強会に参加して講師の方がすごく分かりやすく楽しく教えて下さいました。中川さんと患者さんの役を交代しながら体験したのですが、栄養指導していく上で、どのように患者さんに接していけばいいのかを身を以て体験する事が出来ました。また、信頼関係を築く上で、安心感を持ってもらえるように声の調子、大きさ、テンポ、ムードなどにも気をつけていかなければいけないと感じました。一度患者さんと壁を作ってしまうと信頼関係を再構築するのは難しいと思うので、日頃から私的な感情で左右されることなく穏やかに患者さんに接していかなければいけないと思いました。

院内勉強会、8月分

平成23年8月16日院内にて開催されました。始めに中外製薬の佐賀営業所、本山秀之課長からミルセラの安全使用について講演がありました。次に院長が尿失禁と頻尿について講義しました。頻尿と多尿の違い、尿比重のこと、腹圧性尿失禁、急迫性尿失禁、混合型尿失禁、反射性尿失禁、溢流性尿失禁、真性尿失禁、機能性尿失禁、夜尿について説明しました。

有床診療所連絡協議会総会

平成23年8月6日埼玉県大宮市にて開催され副院長が出席しました。以下に報告が有ります。

講演「将来に向けての有床診療所の役割」 日本医師会 会長 原中勝征

Ⅰ.国民皆保険を堅持するための雇用環境の是正

・2004年製造業への労働者派遣が解禁された。2010年は従業員の3人に1人が非正規労働者である。社会保険未加入者の増大が懸念される。・低給与所得者の増加とともに未婚率が増えている。完全失業率は高いまま推移し、外来通院日数は減少傾向のままである。

Ⅱ.超高齢社会を見据えた社会保障全体の長期ビジョンの提示 ・先進国のなかで日本の出生率は低く、非嫡出子(シングル・マザー)や児童手当が必要 ・2055年に65歳以上人口の割合は41%に対し、就業人口(15~64歳)は51%となる。高齢者1人を若者1.3人で支えることになる。

Ⅲ.医療費の引き上げと患者一部負担の引き下げ―国民の安心を約束する医療保険制度- ・国の社会保障関係費は、2010年は27.3兆円(29.5%)から2011年予算は28.7兆円(31.1%)となった。そのうち医療分は、2010年は8.0兆円(8.7%)から2011年予算は8.3兆円(9.1%)となった。・医療費の国庫負担は25年間で5.5%引き下げられた。・対GPP総医療費は、OECD加盟国平均8.9%で、日本は8.1%であり、加盟34カ国21位である。地域医療崩壊を食い止め、医療を再生させるためにも、医療費を上げるべきである。  ・日本の患者一部負担は、先進諸国に比べて高くなっている。  ・組合健保、協会けんぽ、共済組合等の脱退者で、国保料が高いので無保険になっている失業者が少なくない。(推定 110万人)  ・国保では2010年に5世帯に1世帯(20.6%)が保険料を滞納している。そのうち、国民健康保険証を持たない世帯が7.6%に上がっている。・市町村国保間の1人あたりの保険料格差は、最大4.8倍にも達している。  ・日本医師会の基本理念は①すべての国民が、同じ医療を受けられる制度、②すべのの国民が、支払能力に応じて公平な負担をする制度、③将来にわたって持続可能性のある制度である。   今後、制度としてひとつに統合する(一本化)、財政調整により財源面で一体運用を図ること(一元化)

Ⅳ.医療費抑制政策の解消へ 

・直接的には診療報酬の引き下げや構造改革、さかのぼれば医療費亡国論によって医療費が抑制され、地域医療の崩壊を深刻化させた。  ・人口増減・高齢化により医療費は伸びる。国に医療費増加の必要性を主張する。  ・1985年、医療法が改正され、地域医療計画の下で病床規制が始まった。2009年の病床数は、約25年前の水準にまで減少している。  ・身近で入院できる病床を削り、患者を締め出すべきでない。安心して長期入院できるよう療養病床をきちんと整備すべきである。

Ⅴ.将来に向けての有床診療所の役割

  ・身近な診療所から病院への紹介、病院での急性期医療、回復期医療、慢性期医療、退院後の診療所への通院、在宅医療・・・連携のためには医療費全体の底上げが必要である。  ・有床診療所減少の大きな原因は看護職員の雇用問題、人件費問題である。  ・有床診療所の病床が果たしている機能   (1)病院からの早期退院患者の在宅・介護施設への受け渡しとしての機能(2)専門医療を担って病院の役割を補完する機能(3)緊急時に対応する機能

(4)在宅医療の拠点としての機能(5)終末期医療を担う機能*ひとつの施設が複数の機能を有することが多い。*かかりつけ医が患者の生活背景等まで把握できている。*内科の半数以上は在宅療養支援診療所となっている。  ・有床診療所の病床は、それぞれの地域で必要とされる在宅、急性期、慢性期、終末期、あるいは介護サービスに対応できる身近な社会資源である。地域には有床診療所が対応できる幅広い患者層が存在している。継承や新規開業する医師が増える魅力ある施設となることが必要である。

シンポジウムⅠ「在宅医療の支援 基調講演「在宅医療における有床診療所も役割」   日本医師会常任理事 三上裕司

1.高齢者医療・介護を取り巻く環境

   ・超高齢化を迎え、75歳以の外来・入院患者、要介護者、認知症、独居、老老世帯の増加が予想される。都市部の高齢化も問題であり、介護ケア付き高齢者住宅が必要となる。終末期をどこで迎えるか。

2.地域包括ケアシステム

   ・人口1万人程度(小中学校区レベル)で自助と互助を目指す。介護・医療・予防・住まい・生活支援を行う。千葉県柏市でモデル事業が開始されている。

3.有床診療所のはたす機能

  ・病院からの退院患者の在宅・介護施設への繋ぎの機能、緊急時に対応する医療機能、在宅拠点としての機能など重要な位置づけにある。

シンポジウム

1.岐阜県包括的地域ネットワーク(はやぶさネット)

  有床診療所を中心に、病院、介護・福祉施設等の間に構築したネットワークを構築在宅医療支援には多職種によるチーム編成が必要である。有床診療所の今後の課題として「在宅療養児(者)への支援」を考えたい。

2.救急や看取り、また病院を痰院し家庭に戻るまでの回復期の患者の一時的な受け入れなど、有床施設の利用価値は高い。より一層地域との連携を図り、在宅支援の医療の部門を担うことが重要である。

シンポジウムⅡ「有床診療所経営の現状」      基調講演「前回診療報酬改定の影響と今後の方向性」日本医師会総合政策研究機構主席研究員 江口成美

 1.社会保障審議会・医療部会を初め、以前に比べて有床診療所に関する議論のばが増えつつある。病院とも無床診療所とも異なる有床診療所が、明確に位置付けられることが望まれる。

2.頑張っている施設が報われる仕組みを作る。例えば、夜間休日の緊急入院への支援、在宅医療の後方病床への支援、緩和ケアや看取りの評価、リハビリ機能の支援である。一人医師で全てを行う体制から複数の有床診や多職種でのネットワークや連携体制を構築する支援など、地域の医療介護の供給体制に合わせて、対応していくことが必要である。

シンポジウム

1.有床診療所の入院部門は赤字である。有床診療所の今後の大きな役割に「終末期と看取り」がある。

2.有床診療所は入院収入の低さと人件費が経営を圧迫している。介護施設より低い入院基本料のアップが必要である。

 3.ナースは大学や無床診療所に流れている。有床診療所のナースのモチベーションを上げる必要がある。

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泌尿器科いまりクリニック腎友会総会

平成23年7月31日伊万里市、市民センターにて開催されました。

九州中国前立腺癌ワークショップ

平成23年7月30日福岡市アクロスにて開催され副院長が出席しました。

佐賀県透析懇話会

平成23年7月21日佐賀市アバンセにて開催され副院長と透析室の職員が出席しました。

院内勉強会、7月分

平成23年7月19日院内にて開催されました。今回は始めに院内の全部署で火災時の避難訓練を行いました。次に株式会社ツムラの佐賀営業所から三坂栄課長が漢方薬の使い方について、講演しました。

佐賀大学公開抄読会

平成23年7月12日佐賀大学泌尿器科にて開催され副院長が出席しました。福岡の九州医療センター泌尿器科、井口厚司部長による特別講演:前立腺癌の地域連携、がありました。

前立腺癌市民公開講座

平成23年7月2日唐津市文化体育館にて開催され副院長が演者として出席しました。

佐賀県有床診療所連絡協議会総会

平成23年7月1日佐賀市ホテルニューオータ二にて開催され院長が出席しました。先日理事会で検討されたことを承認するための総会でした。

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